そろそろスマホおばさん?(2)

いつのまにやらアラフィフ世代!! いまや、びっくりするほど新しいことが分からなくなってきました。このままでは、日常業務にも差し支えそうです。というか、すでに差し支えています。新しいことに強い「アラサー世代」に習えば全て解決なのは分かっていますが、年寄り扱いされるのはちょっとシャクにさわります。聞くべきか、聞かざるべきか……。今日もそれが問題です。

昨年10月、11月のことです。

スマホなんていらいない!個人的にはシルバーホンでも十分!
と思ったのですが、仕事に影響が出てくると話は別です。

影響その1
それは新規の広告関係の仕事でした。
クライアント、デザイナー、編集者などがメーリングリストとグーグルドキュメントを中心に情報を共有。中には知らない人もいます。私にとっては初めてのやり方でした。

具体的には、日々のやりとりはCCでメーリングリストに落とします。グーグルドキュメントは仕事の工程管理表として使われていました。誰かが次にやるべき仕事を指示してくれるのではなく、基本的には各自がグーグルドキュメントをチェックして判断するといったやり方でした。メールの数は多い日は100件以上。工程管理表は日に何度も変わります。連絡事項や仕事のタイミングを見逃さないように神経質なほどドキュメントとメールをチェックしてました。

困ったのは外出時です。私のガラケーではドキュメントが見えないからです。メールに関してはgメールで読めるように設定しましたが、ケータイでは字が小さくて読みづらい。その上、数日たつと勝手にログアウト。再び、ログインするのは、結構面倒。イライラが募って肌に悪そうです。

影響その2
それは、某雑誌の取材でした。
その日は拝島駅で編集者と待ち合わせをしていました。

約束より20分前に到着する青梅線乗り入れの中央線に乗ったつもりでしたが、立川駅直前で間違って高尾行きに乗ったことに気づきました。立川駅で降りれば青梅線に乗り換えられるのでしょうか? それとも乗り換え駅は八王子駅でしょうか?

こんな時に限って路線図から遠い場所に座っていました。しかも車内は込んでいて簡単には動けません。
それならケータイで検索です!

打ちにくい!
打ち間違えた!
なかなか表示されない!

「立川駅で乗り換えだ!」

やっと分かった時には、もう立川駅を通過してました。大幅な遅刻をして立場を失いました。

スマホさえあれば…。
検索は間に合ったはずです。
スマホさえあれば…。
立場を失わずにすんだはずです。

なるほど。
ビジネスパースンにはスマホは欠かせなことがよく分かりました。

12月までには必ずスマホ買います! 
決心が揺るがないように、社内で宣言しました。


そろそろスマホおばさん?(1) 

いつのまにやらアラフィフ世代!! いまや、びっくりするほど新しいことが分からなくなってきました。このままでは、日常業務にも差し支えそうです。というか、すでに差し支えています。新しいことに強い「アラサー世代」に習えば全て解決なのは分かっていますが、年寄り扱いされるのはちょっとシャクにさわります。聞くべきか、聞かざるべきか……。今日もそれが問題です。

昨年9月のことです

気がつけば、オフィス内は、私以外は全員スマホ…。

「グーグルカレンダーがどこでもみられて便利だよね」
「スマホにしたらFBのチェックばかりするようになってカミさんとケンカだよ(笑)」
「このアプリってさぁ…」

こんな会話が交わされていますが、何のことやら、さっぱり分かりません。
このままでは浦島太郎→仲間はずれ→年寄り八分です。

やばいなぁ…。
でも、困ったことにスマホはぜんぜん欲しくありません。
同時に、これが頑固化現象かもしれないという不安も過ぎります。
持つべきか、持たざるべきか…。

そんな時です。

「老眼年齢こそスマホ! 画面が大きいだけではなく、文字も地図も、さらに、こ~んなに拡大できるんですよ!」
スタッフAがうれしくない勧め方をしてくれました。

画面をのぞき込めば…。
確かにでかい! 確かにみやすい!

「そ、そろそろスマホかな?」

ぐらりと心は動きましたが、いくつか問題がありました。
というか、やっぱり新しいことは面倒なので、買わない理由を並べているだけなのかもしれません。

まず機種です。分からないことはすぐ聞けるように、できれば誰かと同じ機種にしたいのですが、困ったことに他の人が使っているのはiPhoneとブラックベリー。

私のキャリアはdocomoなので、iPhoneを使うためにはソフトバンクかauに変えなければなりません。そうすればdocomo歴10数年の割引の権利が消えてしまいます。一方、ブラックベリーはdocomoですが、画面が小さく老眼の身で使うのは無理です。

そして目につく数々の噂。「年寄りにスマホを販売すれば、説明に手間がかかる上に、後日、何度も問い合わせがきて仕事にならないから、さりげなくガラケーをすすめる」「年寄りは、指先が乾燥してるから画面を触っても反応しない」……。
年寄りは持つなということですか?

よく考えてみれば、動画見るわけでも、ゲームやるわけでも、写真とるわけでもないし…。
スマホなんて、やっぱりいらない!
ガラケーで十分!

そう思ったのですが…。              
                                            (つづく)


『もうダメだと思ったときから始まる「就活」大逆転術』発売中です。


こんにちは。

就活と聞いて思い出す映画といえば、『就職戦線異状なし』ですが、槇原敬之さんのすばらしい主題歌以上に印象に残っているシーンって、無いものですね。

もっとも、映画の舞台はバブルの頃で、圧倒的な売り手市場。
今と全く事情が違う、異常事態だったことだけは鮮明に覚えています。

というわけで、編集協力をさせていただいた書籍『もうダメだと思ったときから始まる「就活」大逆転術』((青春新書プレイブックス) が発売されました。

著者は、元アンダーセンコンサンルティング(今アクセンチュア)に務め、現在は数多の大学でキャリアコンサルタントとして活躍する戸山孝さん。
ならではの軽妙かつ実直な筆致で、就活に対する意識改革法や、大人目線の会社の選び方、さらには“お祈りメール”が続いてもヘコまないメンタル術や面接でのアガり症を克服する方法など、今すぐできる「ダメな就活手法のカイゼン策」をズバズバズバっとわかりやすく伝えてくれます。

今まさにESや面接が通らず、折れかけた心を背負っている就活生の方々もいると思います。
そんな方はぜひ本書を手にとって、「どんなときも」あきらめずに就職活動をつらぬいていただきたいものです。


第13回 NHK“以外の”英語テレビ番組で、英語の勉強をシステム化

先日、腕試しに、TOEICを受けてみました。
ちなみに、かれこれ1年半ほど、会社で出張英会話レッスンを受けています。結果はこちら。

よ、よんひゃくよんじゅってん……。言い訳のしようがございません。

振り返れば、英語をナメすぎていた気がします。現状、週1・90分のレッスンの他は、ほとんど英語に触れてません。こんな砂漠に水撒き状態では上達するはずがありませんよね。心を入れ替えて、英語に触れる機会をもっと増やすぞ!

その改善策の一つとして、出勤前と帰宅後、惰性でTVをつけていた時間に、英語が学べる番組を観ることにしました。以前、NHKの語学番組に関する紹介記事を書いたことがあり、ちょっとは見ていたのですが、もっと徹底的に観よう、というわけです。毎日の習慣にすれば、少しは効果があがるのでは? テレビ英語学習システムを確立するぞ!

で、あれこれ検索して気づいたのですが、じつは、民放テレビ局でも英語学習番組を放映しているんですね。僕が見つけたのは、以下。参考までにご紹介しましょう。英語量とは英語音声の多さを表します。

Hello! 毎日かあさん
テレビ東京、月~金・6:40~6:45
難易度:★★ 英語量:★★★ 会話のリアル度:★★★★

西原理恵子さんの実生活が元になったアニメ「毎日かあさん」。その一部を2~3分程度切り取り、英語セリフ&ナレーションに吹き替え直したのが、この番組。「You’re kidding.」や「It’s your turn.」といった日常表現(チャンクというらしいです)を、毎日ひとつずつ取り上げます。
基本は子供向けであり、取り上げるチャンクは超初歩ですが、会話は本格的。「日本語への翻訳なしに、本物の英語を味わってほしい」ということで、字幕も英語のみ。ストーリー展開で「多分こういう意味だろうな」となんとなくわかるものの、ついていくのが大変です。だからこそ、いい。5分程度の番組ですが、見ごたえがあります。内容が教科書的でないところも、実践的でいいかもしれません。

◎GO! Go! eigo
BSフジ、月~金・7:00~7:15、土・7:30~8:00、日・11:00~11:30
難易度:★ 英語量:★★ MOJAって何だ?度:★★★★

幼稚園生~小学生あたりの子供が英語に親しめるようにつくられた英語バラエティ番組。
三船美佳さん扮するMOJA RAINBOWが簡単な会話文をレクチャーしたり、「How do you say ○○ in english?」といった質問に子供たちが答えたり、ECCジュニアで学ぶ子供が自分の街を英語で紹介したり、とさまざまな企画が見られます。土日は、月~金の放送のおさらいのようです。ネイティブではなく、日本人が話す場面が多めの印象です。毎日かあさんと比べると、よくも悪くも優等生的かも。

◎Cat chat えいご KIDS!
BSTBS、日・11:30~12:00
難易度:★ 英語量:★★ 「タンゴでビンゴ」をつい口ずさむ度:★★★★★

上の「GOGOeigo」と同じような番組。2~5分程度のコンテンツが、いくつか見られるという感じです。GOGOと比べると、ネイティブ率がやや高いです。なかでもハマるのは、放送のトリをしめる歌「タンゴでビンゴ」。「Bはびゅんびゅんbicycle」「Jは上手にjump rope」などと、頭文字がAからZまでの単語を踊りながら歌い上げるのですが、なんだか中毒性があります。デイジーこと出水麻衣アナと子どもたちのダンスに、どことなくハラハラ感があるのも、その一因?

以上です。本当はTOKYOMXとBS11の「Culture Japan」も加えたかったのですが、残念なことに、昨年12月に放映が終わってしまいました。
一応説明しますと、日本のオタクカルチャーに憧れてイギリスから来日し、今や業界のキーマンとなったカリスマオタク、ダニー・チューさんがMCを務める番組。英語ナレーション・日本語字幕か、日本語ナレーション・英語字幕で展開するのですが、もう全編にわたってオタク度全開。
たとえば、ダニーさんが生んだセクシー美少女キャラクター「末永みらい」ちゃんのフィギュアや抱きまくらだらけの部屋で、ゲストトーク。
「健康グッズをつくったんだ! これだ!」と出てきたのが、みらいちゃんマウスパッド。


「マウスの使い過ぎで手首の骨を折らないように、やわらかく挟めるものをつくりました!」「類似品よりも、やわらかさを追求しました!」とのこと。く、くだらね~。
ご興味のある方は、再放送狙いで、ご家庭のHDDレコーダーなどにキーワード登録をしておくと良いでしょう。

今、放映している番組で、僕が一番良いと思ったのは、「Hello! 毎日かあさん」です。英語の量や質うんぬんというより、内容が面白いので、続きそうな気がします。実際、現時点で1カ月続いています。

ただ、日本語訳がないのが辛いなとは思っていたのですが、他にもそういう声があったのか、1月に、日本語の訳文がついたDVD付きの学習本が発売になりました。

さっそく買って試してみたのですが、これは良いですね。同じストーリーを、テキストと照らしあわせながら見たり、テキスト無しで見たりしていこうと思っています。
というわけで、こんな感じで活用しています。

皆さんにもおすすめします。手首を折る心配はまずなくなるでしょう。


『月刊BIG tomorrow』2012年3月号で一部執筆しました。


こんにちは。
雪降る寒い日に観たくなる映画といえば、真っ白な雪と凍った湖のシーンが印象的な『エターナル・サンシャイン』ですが、「サンシャイン」と聞くと、真っ先に「60」を思い浮かべるか、「ローラー」を思い浮かべるかで、世代って分かりますよね。

ちなみに弊社で「BIG」といえば、totoでも、トム・ハンクスの映画でもなく、「BIG tomorrow」でございます。

今月もいくつかの記事を手伝わせて頂きました。

まず弊社・杉山が「上から目線で人生、損する人、下から目線で得する人」という特集記事と、城繁幸さんの「あなたが知らない人事の裏側」、八代英輝さんの「困ったときの法律頼み」などを担当。

また箱田が「出世が早い人は小遣いの使い方がうまい!」という特集記事と、連載「日本のキーマン」にてイモを使って日本のエネルギー問題を解決しようとしている、近畿大学の鈴木高広教授のインタビューを担当させていただきました。

コンビニ・書店で是非!