詰め込み型の勉強だけじゃなく、大きな発想力や強い好奇心、または未来に繋がる創造力を育んで欲しい……。
多様な子供たちの興味を刺激するユニークなイベント「ワークショップ・コレクション」が、2月27日と28日の二日間、慶応義塾大学日吉キャンパスにて開催されます。
同イベントは独自性のある最先端の子供向けワークショップ・プログラムの全国普及と発展を目的にし“子供ためのワークショップ博覧会”。企画・運営するのは特定非営利活動法人CANVAS、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、そして安心ネットづくり促進協議会で、2004年からスタートし、すでに今回で第6回を数えます。
今回もたくさんの企業やNGO、研究期間などが一同に介してワークショップ企画を展開、その数は80にも上ります。内容も「パソコンでアニメーションをつくろう」「エアーギター講習会」「夢のケータイをつくろう!」などと実に多彩。そして何より楽しそうです。
コレは子供をダシにして参加。滞りがちな仕事の発想やビジネスアイデアのヒントを得ちゃいましょう。くわしくは下記サイトにて。
ワークショップコレクション
http://www.wsc.or.jp/
月別アーカイブ: 2010年2月
ソニーの研究者が展覧会を開催!
ノーベル賞を受賞したときくらいしか、一般の人々の注目を浴びることのない企業の研究者。「密かに世界を変えるような研究に打ち込んでいるのに…」「えらくおもしろい技術を開発中なのに…」とジレンマを抱えている方も多いはずです。そんな中、実にユニークかつポップなプレゼンテーションが開催中。以下、シブヤ経済新聞より。
参加するのは、学術博士のAlexis Andreさん、芸術工学博士の藤木淳さん、情報理工博士の大和田茂さん。もともと学会を通じて「意気投合した」という3人が、作品展示を通じて各研究テーマを紹介する。
展示会初挑戦となるAndreさんは、フランス出身で2002年に来日し、昨年秋より同研究所に勤務する。学生時代からメディアアートに興味を持っていたというAndreさんは今回、音を「虫」の映像に変換して可視化する装置「Sound Bugs」を開
発。動き回る虫の映像を「ちぎったり」「混ぜたり」することで音を作り出すことも可能だという。「自分の手で『音』に触れる楽しさを知ってもらえれば」。
藤木さんは「『物理法則からの解放』のきっかけとなる表現」を研究する日本学術振興会特別研究員。モニターに映し出された3次元コースに従うように実際のロボットが現実の台上を動き回る作品「2D.3D」は、「現実世界よりも仮想世界が優先された世界の構築」を目指して制作した。
2005年から同研究所に務める大和田さんは、もともと論文執筆が中心の「研究畑」出身。就職後に「ちょっと笑える装置」の開発を目指すようになったといい、今回は「トイレ」をモチーフに、扉を隔てた人同士がノックやタッチパネルを使ってコミュニケーションを展開する作品「Communication Toilet」を出品する。「トイレでは、待っている人も中にいる人も
多少焦っているもの。だから逆にこの状況をほほ笑みに変えることができるのでは」(大和田さん)と開発した。
そもそもソニーコンピュータサイエンス研究所は「研究とは本来個人が自発的に行うもの。研究所はそれをサポートする存在」というコンセプトに基づき、研究者個人の名義でソフトウェアや研究成果を発表してきました。ユニークな研究はユニークな環境&社風から生まれているといえそうです。その一端を味わえるチャンス。明日から3日間開催です。
[シブヤ経済新聞]ソニーコンピュータサイエンス研究所の「三人の研究者」展-渋谷・ルデコで
http://www.shibukei.com/headline/6714/
仏でオーダーメード「誘拐」
究極のスリルを味わいたい。そんな人のために、フランスのある会社が「誘拐」サービスを始めたそうです。以下ロイターより。
さらわれて縛られたり猿ぐつわをかませられた上で4時間監禁、という「基本パッケージ」が900ユーロ(約11万円)。このほか、追加料金で脱走やヘリコプターによる追跡などを加えることも可能。
1月中旬のサービス開始以来、1日に2件の注文が入ることもあり、客の多くはバンジージャンプやスカイダイビングでは物足りなくなった大手企業の幹部らという。
大手企業の幹部になるような人は、リスキーな場に自分の身を置くのが好きなのでしょうか。それぐらいでないと、務まらない仕事なのかもしれません。
[ロイター]究極のスリル好き向け、仏でオーダーメード「誘拐」サービス
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-14017820100223
第3回 忘れ物、しちゃいました。
ライター三種の神器といえば、「メモ帳」、「ペン」と「ICレコーダー」の3つ。「ICレコーダーがあればメモはいらないのでは?」なんて意見もあるかもしれません。ですがレコーダーがあっても、取材中のメモはかなり重要です。まず、話を聞きながらメモを取っておかないと、取材中に「この話は聞いた」とか「ここの情報が足りない」という情報の整理ができなくなります。加えて、万が一ICレコーダーで録音できていなかった場合、手書きのメモだけが取材の命綱になります。
それと、メモには記録以外の重要な役割があります。メモをきちんと取ることが、取材相手に「私はあなたの話をちゃんと聞いていますよ」というアピールになるわけです。これがまったくバカにできなくて、相手に「この人、ちゃんと話を聞いているんだろうか?」と疑われてしまっては、聞ける話も聞けなくなります。つまり、インタビュー時のメモは取材相手に対する礼儀でもあるのです。
……と、こんな偉そうなことを書いておいてなんですが、私はメモに欠かせないペンとノートを持ち忘れる悪いクセがあります。取材直前にコンビニでノートを買ったことは2度や3度ではありません。つい先日も取材に愛用のボールペンを持ち忘れてしまい、大変な目にあいました。
それは某月刊誌の仕事で、ファイナンシャルプランナーの先生にデフレ問題について伺う、やや堅めの取材でした。応接室に入り、カバンから使い慣れたICレコーダーを机に出し、ノートを出し、愛用のペンを……ない! いつもはカバン内のペン入れスペースに収まっている黒のボールペンがどこを探してもないのです。いや待て、何かほかに書くものが入っていたはずだ、とガサゴソとカバンの中を探すと、あ、あったぞ! 「オレンジ色の蛍光マーカー」が! ……け、蛍光マーカー!?
それでも何もないよりはマシかと気を取り直し、取材に臨みました。もちろん、私が蛍光ペンでメモを取っていることがバレないよう、ノートを立てて手元を隠して。ところが、ノートを立てすぎたのがよくなかったのか、マーカーが水平になってインクが非常に出づらい。ただでさえ蛍光で色が薄いのにもっと字の色が薄くなってしまって、自分でも何を書いているのかさっぱりわからなくなってしまう始末。
とはいえ、相手に話を聞いていることをアピールするために、手を休めることもできない。いつの間にかノートは薄オレンジ色の読めない文字でいっぱいに。心なしかカメラマンも後ろから私の手元をチラチラ見ているような気がして非常に恥ずかしかったのを覚えています。当然と言うべきか、気が散ってあまり良い取材ができませんでした。まさに「インタビュアー失格」。今思い出しても非常に苦い経験で、蛍光マーカーを見る度にチクチクと心が痛みます。
というわけで、今回の「失格言」はこちら。
筆記具は常に多めに持ち歩け!(蛍光マーカー以外)
品川区が中小企業の育児支援
経営資源の大きい大企業と比較すると、中小企業の育児支援は制度や設備で及ばない部分が多いのが現状です。そんな状況を改善しようと、品川区で新たな試みが始まるようです。以下、東京新聞より。
中小企業は、仕事と育児の両立を図ろうとしても、事業所内に保育施設を設けたり、フレックスタイムを導入する大企業のような思い切った対策をとるのは難しい。しかし、従業員が数人の小さな職場なら親の目の届くところで子どもを見守りながら仕事をすることも可能だ。
子どもがいても安全なように、会議室や事務室を改修したり、ベビーベッドを置いたりする場合に改修費や購入費を助成する。子どもが病気で保育園に預けられなかった場合の活用も想定する。
保育園へ子どもを入れたくても、保育園の空きが見つからない待機児童対策にもなると期待される。助成方法や条件など細部は中小企業が利用しやすいよう今後詰める。
「従業員が数人の小さな職場なら親の目の届くところで子どもを見守りながら仕事をすることも可能だ」とあるように、この助成制度によって大企業では打ち出せない、中小企業ならではの育児支援制度の発展が期待できそうです。
[東京新聞]中小企業の育児支援 品川区 施設整備に助成
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010022202000219.html