月別アーカイブ: 2009年11月

第3回 大ざっぱ『A4タテワイド』整理術 後編

杉山です。いやあ、1カ月半ぶりの更新です。
言い訳ですが、単行本の制作などに追われていまして…。

が、そんななか、前回ちょっとご紹介した「“大ざっぱ”A4タテワイド整理術」が役立ちました! 今回は、その方法をお伝えします。

「“大ざっぱ”A4タテワイド整理術」、仕組みは極めて単純です。
A4版の透明クリアホルダーに資料を入れて整理している人は多いと思いますが、僕は、「そのクリアホルダーにパンチ穴を開け、リングファイルで綴じている」のです。

そう、こんな感じ。
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ちなみに、先日まで悪戦苦闘していた単行本のファイルは、こんな感じでした。
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資料がいろいろある上に、実質2週間で1冊書くスケジュールで、半ベソをかいていましたが、資料で混乱することは1回もありませんでした。

なぜ、この方法が良いのか? 
それは、「大ざっぱで、手間が少ない」のに、整理に必要な条件をクリアしているからです。

「“大ざっぱ”A4タテワイド整理術」で用意するツールは、以下3つ。
●「A4タテワイドサイズ」のリングファイル(A4より少し大きめ。例:PLUS「FC-101R」)。
●A4版の透明クリアホルダー(あらかじめ穴を開けておくと良い)
●パンチャー

A4タテワイドを使うのは、A4サイズのファイルで綴じると、クリアホルダーがはみ出るからです。
クリアホルダーは、既にパンチ穴の開いた透明リフィルを併用しても構いません。

面倒なルールもなく、守るべきなのは、
◎資料が発生したら、とりあえずクリアホルダーに突っ込む(資料の名称をホルダーに書いても良いし、書かなくても良い)
◎1つの案件ごとにリングファイルを用意。そこにクリアホルダーを綴じる
◎クリアホルダーが満杯になったら、2~3つのホルダーに仕分けする(気が向いたら)
この3つだけ。

その3つのルールを守れば、前回挙げた6つの条件をクリアできます。

【条件1】資料の出し入れがカンタン
元がクリアホルダーですから、収納時はバサッと突っ込んで、綴じるだけ。
取り出したい時は、ホルダーをファイルから外さなくても資料を引き出せます。

【条件2】書類を探しやすい
書類は必ずどこかのホルダーに入っているので、そこだけ探せばOK。本のように閲覧できるので、楽に探せます。
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【条件3】ある程度の量の書類を保管できる
1ホルダーにA4用紙50枚は収納可能。リングファイルは幅35mmの細めのものでも、10ホルダー以上は保存できます。

【条件4】場所を取らない
僕の机はそれほど広くないですが、写真のように8冊は並べられます(幅35mmのリングファイルの場合)
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【条件5】資料を持ち運びやすい
ファイルごと、また必要なホルダーだけ外して持ち歩くことも可能です。

【条件6】資料がたまりにくい
リングファイルが満杯になった時は、捨てる良い機会に。ホルダーをパラパラめくり、長期保存が必要なものだけ、別の保存用ファイルに綴じ替えています。

「資料整理は、細かく整然としなくてはいけない」
こういう先入観を持っている人は、けっこう多いような気がします。
だから、整理しようと考えた時、整理ルールを細かく決めすぎる。
結果、ルールを守るのがメンドくさくなって放り出してしまう。
こんなパターンが多いのではないでしょうか。

しかし、「“大ざっぱ”A4タテワイド整理術」は、面倒なルールがありません。だから、続くというわけです。

ちなみに、この方法を実践すると、数カ月に1回、資料を捨てることになるので、頻繁に、仕事を振り返ることにもつながります。


第2回 怒らせちゃいました

ある有名ジャーナリストは、「取材は相手を怒らせることから始まる。思わず本音が出るからだ」と話していました。自分の場合は、そんな厳しいジャーナリスト道を目指す力量も勇気もありませんから、もっぱら穏やかな、にこやかな取材です。が、時として、「もっと深く聞きたい」という誘惑にかられることはあります。
そして、一度だけ、やってしまいました。
媒体は、ビジネスマン向けのスクールの会報誌のトップインタビューでした。取材相手は、スクール生の関心が高かった有名なベンチャー起業家。著書には、中学・高校時代にワルだった話と、起業家として成功していくストーリーが面白く書いてありました。ところが、不良学生が起業家になった経緯が全く書かれていませんでした。他のインタビュー記事を調べても、書籍の焼き直しのような内容ばかり。この経緯を聞けば、他誌と大きく差がつくはずです。
あらかじめ提出しておいた質問表に沿って質問を始めました。
私:「そもそも、どうして起業されたのですか?」
社長:「そんなことよりも、事業を拡大したきっかけは…」。
私:「あの…。事業を始める前は、どこかに就職したのでしょうか?」
社長:「うん。とにかく、従業員の教育には、かなり苦労しました…」
何を聞いても、本に書いてある内容と同じことばかり返ってきます。
私:「それでは…。大学生の時には、どんな若者だったのですか?」
社長:「さっきから何だ!? ふ~ん。分かったぞ。オレの過去を聞き出そうとしてるんだな!もう話すことはない!」
なぜか、いきなり部屋を出ていってしまいました。
「仕方ないですね…。ということで、お引き取り下さい」。
秘書の方も、そういうと、社長の後をついて、さっさと部屋から出ていってしまいました。
担当者と私は茫然自失…。
質問表をあらかじめ出しておいたのに…。
と思っても、後の祭。取材は、そのまま没になりました。
後日、この会社はちょっとした不祥事を起こしました。ところがテレビの記者会見で社長は謝罪をするどころか逆に開き直りスキャンダルに発展。担当者から、「誰に対しても、ああいう態度をとる人だったんだね。やっぱり気にすることないよ」と改めて励ましのお電話を頂きました。
そう思って安心したいところですが、冷静に考えれば、担当した記事については、相手を怒せるリスクを冒してまで整合性を合わせる必要性はありませんでした。成功談だけでも十分に読者が学ぶところはありました。また、下調べの段階で、特定の話以外は一切しないことに気づくべきだとも思いました。要するに自分が興味あることを聞こうとしてたわけです。
今回の失格言
目的を、はき違えてはいけません