2020年に東京での開催が決まったオリンピック。
金メダルの大量獲得を目指して、国や競技団体が早くも動き出した--。
『週刊東洋経済』2013年12月28日・1月4日合併号の
大特集「2014年大展望 & 2030年未来予測」の記事、
東京五輪「金メダル30個を狙え! 熱帯びる選手強化の現場を追う」の制作協力をしました(竹内、箱田、杉山)。
JOCや文科省、水泳・卓球・フェンシング・陸上・サッカーなどの競技団体を取材し、感じたのは、人材を育成する難しさ。
2008年から、有力な中高生を味の素トレセンに住み込ませて英才教育をする仕組み(JOCエリートアカデミー)がスタートしましたが、
至れり尽くせりの環境で英才教育をしても強くならない、という意見も聞かれました。
また、競技と学業の両立をどう考えるかも重要。
卓球の愛ちゃんこと福原愛選手は、高校に行けない時もしっかり自習していたそうで、勉強の面でも優秀だそうですが、
このようにストイックに学べる選手はごくわずか。
が、学業をおろそかにしていれば、現役引退後に苦しむことになるかもしれません。
そうしたことを考えて、サッカー協会の英才教育機関「JFAアカデミー」では、
住み込みの中高生に英会話やロジカルシンキング、テーブルマナーまで教えこんでいるそうです。
10~20年後、卒業生がどのように成長していくのか、注目したいところです。
ちなみに、卓球の石川佳純選手も取材したのですが、とても感じが良く、一発でファンになってしまいました。
詳しくは、本誌のインタビュー記事で!