突然ですが、思い出の駄菓子といえば何ですか?
水飴、ソースせんべい、串イカ、粉末ジュースなど、いろいろありますが、
団塊ジュニア以下の世代の人は、「うまい棒」を挙げる人が多いんじゃないでしょうか?
めんたいやサラミなどの斬新な風味と種類の多さ、10円とは思えない食べごたえ。
遠足には外せない一品でしたね。
ちなみに僕(杉山)は、濃厚なたこ焼味と、レモンの隠し味がきいた牛タン塩味が好きですね~。
そんな「うまい棒」が、なぜここまでの“国民的ロングセラー”に成長できたのか?
その秘密を解き明かした『うまい棒は、なぜうまいのか? 国民的ロングセラーの秘密』が9月30日に発売開始されました!
僕は構成を担当しました。
パッケージにも登場するおなじみのキャラクター「うまえもん(仮)」と、
「めんたい味」のパッケージに登場する「博士」の会話形式で、その秘密を解き明かしていきます。
さらに、「うまい棒」から一歩進んで、駄菓子にかかわるさまざまな方に取材し、「駄菓子はなぜうまいのか?」にも迫りました。
今回、さまざまな関係者に取材して、強く印象に残ったのは、駄菓子と子どもたちに対する「思い」でした。
うまい棒の発売元・やおきんのスタッフジャンパーに書かれた「バイキングスピリット」。
ミルクせんべいの「花丸本舗」の社長が毎日1枚目を焼いた時に思うこと。娘さんが両親の反対を押し切って入社したワケ。
下町の駄菓子屋「ミミ」のおばちゃんが、駄菓子屋を続ける理由--。
うまい棒や駄菓子の人気の秘密は、ビジネス的なテクニックだけでなく、「思い」にあることを改めて実感しました。
本書では、技と心、その両面から、うまい棒や駄菓子をひもといています。
全国の書店で発売されますので、ご興味あれば、ぜひご覧ください。