そろそろスマホおばさん?(1) 

いつのまにやらアラフィフ世代!! いまや、びっくりするほど新しいことが分からなくなってきました。このままでは、日常業務にも差し支えそうです。というか、すでに差し支えています。新しいことに強い「アラサー世代」に習えば全て解決なのは分かっていますが、年寄り扱いされるのはちょっとシャクにさわります。聞くべきか、聞かざるべきか……。今日もそれが問題です。

昨年9月のことです

気がつけば、オフィス内は、私以外は全員スマホ…。

「グーグルカレンダーがどこでもみられて便利だよね」
「スマホにしたらFBのチェックばかりするようになってカミさんとケンカだよ(笑)」
「このアプリってさぁ…」

こんな会話が交わされていますが、何のことやら、さっぱり分かりません。
このままでは浦島太郎→仲間はずれ→年寄り八分です。

やばいなぁ…。
でも、困ったことにスマホはぜんぜん欲しくありません。
同時に、これが頑固化現象かもしれないという不安も過ぎります。
持つべきか、持たざるべきか…。

そんな時です。

「老眼年齢こそスマホ! 画面が大きいだけではなく、文字も地図も、さらに、こ~んなに拡大できるんですよ!」
スタッフAがうれしくない勧め方をしてくれました。

画面をのぞき込めば…。
確かにでかい! 確かにみやすい!

「そ、そろそろスマホかな?」

ぐらりと心は動きましたが、いくつか問題がありました。
というか、やっぱり新しいことは面倒なので、買わない理由を並べているだけなのかもしれません。

まず機種です。分からないことはすぐ聞けるように、できれば誰かと同じ機種にしたいのですが、困ったことに他の人が使っているのはiPhoneとブラックベリー。

私のキャリアはdocomoなので、iPhoneを使うためにはソフトバンクかauに変えなければなりません。そうすればdocomo歴10数年の割引の権利が消えてしまいます。一方、ブラックベリーはdocomoですが、画面が小さく老眼の身で使うのは無理です。

そして目につく数々の噂。「年寄りにスマホを販売すれば、説明に手間がかかる上に、後日、何度も問い合わせがきて仕事にならないから、さりげなくガラケーをすすめる」「年寄りは、指先が乾燥してるから画面を触っても反応しない」……。
年寄りは持つなということですか?

よく考えてみれば、動画見るわけでも、ゲームやるわけでも、写真とるわけでもないし…。
スマホなんて、やっぱりいらない!
ガラケーで十分!

そう思ったのですが…。              
                                            (つづく)