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就職も塾頼み?

就職戦線の厳しさはあいかわらずです。こうした時勢を反映して、最近、就職支援会社を利用する学生が増えているそうです。以下毎日JPより引用。

採用コンサルタント会社レジェンダ・コーポレーション(新宿区)の昨年11月のインターネット調査(回答1万6419人)で、11年春入社の就職活動について、78・4%(前年は66・9%)の学生が「苦戦しそう」と回答。「利用したいもの」として、56・1%が就職活動支援会社を挙げた

就職支援会社では、エントリーシートの書き方から面接の受け方まで細かく指導。費用は10万円以上するケースも珍しくないそうです。
また、志望業界に関連する専門学校に通う人も増えています。それにともなって、「ダブル・スクールコース」を設けた学校もあるそうです。こちらについては、年間100万円もかかるところも。
現在の大学生は、小中学生の時から塾に行くのがあたりまえの世代。就職でも、競争が激しければ、一種の塾に行くのは仕方がないと考えているのかもしれませんね。 
[毎日.jp]就職難:支援会社頼み 面接の受け方教わる 費用10万円、学生「金惜しめぬ」
http://mainichi.jp/life/job/news/20100306dde041100007000c.html


障害を生かしユニバーサルベンチャー

「体にハンデを抱えているからこそ創り出せるものがある」。そんなコンセプトを掲げた、障害者を対象とした起業コンテストが始まりました。「ユニバーサルベンチャー・ビジネスプランコンテスト」です。以下、読売新聞より。

 開催を呼びかけたのは、障がい者の就職・転職サービスを行う「ワンセルフ」(本社・東京新宿)の祖上仁社長。「視力を失っても、鋭くなった触覚を生かして、肌触りの良いタオル作りのアドバイザーをしている人がいる。ハンデに関係なく、個性を発揮できる社会を作る運動をしていきたい」と狙いを語る。
 (中略)インターネットで事業プランを募集し、全国から20組の応募があった。1月17日に東京都内で最終選考会が行われ、大分県のNPO法人「自立支援センターおおいた」がグランプリを獲得した。車いす宣伝隊を結成し、ノボリなどを掲げながら、まちおこしイベントなどをPRする事業を始めた。「携帯電話と連携すれば、さらに面白い展開ができる」と、将来性も評価された。
 選考会後の交流会では、ハンデを抱えた人たちから「起業という選択肢もあることに驚いた」という声が上がった。

すでに第2回開催も決定。ハンデを抱える人たちが、生き方・働き方の選択肢を広げる一つのヒントになりそうです。
[読売新聞]体不自由でも起業に挑戦
http://job.yomiuri.co.jp/news/special/sp_10030401.htm
ユニバーサルベンチャー・ビジネスプランコンテスト
http://universal-venture.jp/


タッチパネルを超える入力方法!?

アップルのiPhoneにグーグルのAndroidといったハイテクデバイスのおかげで日常的な入力方法になったタッチスクリーン。これ以上優れた入力方法なんてないんじゃないかと思っていたら、それを上回るかもしれない技術がすでに開発されているようです。以下、TechDoll.jpより。

カーネギーメロン大学とマイクロソフトが人の肌をタッチスクリーンにし、指で操作できるデバイス”Skinput (Skin Input)”を共同開発した。腕や手がタップされるといの異なる音の波長を探知し、メールを送ったり電話をするといった機能を可能にしている。
Skinputを利用するには、二の腕にアームバンドの着用が必要。腕を流れる音の波長を拾う。さらに肩につけるプロジェクター(pico projector)で腕を身体ディスプレイに変える。Skinputがタップなどの操作を探知する正確性は95%。

Skinput: Appropriating the Body as an Input Surface (CHI 2010)
二の腕にアームバンドをしたビジネスマンが働く姿……を想像するのはまだ少し早いかもしれません。が、一度試してみたいものではあります。
[TechDoll.jp]タッチスクリーンは古い。未来は”Skinput”だ
http://www.techdoll.jp/2010/03/03/skinput/


もっと広がってほしい『花粉症通院休暇』制度

いよいよ花粉症の時期到来です。花粉症の人にとっては、症状がつらいだけではなく、仕事の効率が低下することも大きな悩みです。車を運転する人にとっては事故にもつながりかねません。ということで、次のような取り組みをするタクシー・ハイヤー会社も現れました。以下JCASTニュースより引用。

東京都内を中心にタクシー・ハイヤー事業を展開するハロー・トーキョーは、自社ドライバーを対象とした「花粉症通院休暇」を導入している。
(中略)
そこで同社では、花粉症治療で通院するドライバーに対し、初回通院分の5時間を「花粉症通院休暇」として有給休暇を認めることとした。ハロー・トーキョーのドライバーには、月11回、1回あたり20時間の乗務が定められているので、今回の有給休暇は0.25回分の乗務に当たる

一方、花粉症対策で使われるクスリの多くは、集中力や判断力、作業能率が低下するといった副作用があります。そうした影響への理解を広めていき、また影響を最低限にとどめる運動、『インペアード・パフォーマンス ゼロプロジェ
クト』にも同社は加入しています。車内には、ウィルスをカットできるレベルの強力な空気清浄機を備えているそうです。
企業の経常利益は2年半ぶりに増加に転じました。もし、花粉症対策がもっと広がれば、生産効率がアップして、日本経済の回復も加速度がつくかもしれませんね。
[J-castニュース]花粉症のタクシードライバーに「通院有給休暇」
http://www.j-cast.com/kaisha/2010/03/03061513.html
インペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクト
http://www.allergy-i.jp/ipzero/index.html


お客がバイヤーになれるネットショップ

「お客がバイヤーになれる」というなんとも楽しそうなネットショップが「JBpress」で紹介されていました。「ModCloth(モッドクロス)」は若い女性向けの衣服や靴、アクセサリーなどを販売するオンラインショップ。
もともとはオーナーのスーザンさんの古着コレクションを販売するためのウェブサイト。ですが、その後本格的なビジネスを展開するオンラインショップになります。その後、SNSを活用したマーケティング活動でユーザーも順調に増加。そして、モッドクロスをさらに有名にしたのが、顧客を巻き込んだマーケティング活動「Be the Buyer(バイヤーになろう)」です。
同サイトで発売前の商品サンプルの写真を掲載。サイトに訪れた人にモッドクロスがその商品を買うべきかどうかを投票してもらいます。買うべきか買わないべきかの投票だけでなく、自分の意見をコメントできるのもユニーク。
利用者のダイレクトな意見を反映出来るので、モッドクロス側は売れる堅実な商品を買い付けられる一方、顧客はシーズン前の商品に触れバイヤー気分を味わえるというお互いにメリットのあるシステムなのです。アパレルに限らず、他分野の小売でも参考できそうなビジネスモデルと言えそうです。詳細は以下の記事よりどうぞ。
[JBpress]お客さまがバイヤーです!?顧客投票で仕入れ、急成長のオンラインブティック
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2885