カテゴリー別アーカイブ: ニュース

地域で日本語教育

国際化とともに国際結婚は増加の一途ですが、困るのは言葉。中でも、人口が密度がまばらで、日本語学校に通えない地方は深刻です。そこで、こんな取り組みが始まりました。以下、読売新聞より引用。

1月27日午前、秋田県藤里町の三世代交流館。月2回の日本語の出張講義で訪れた北川裕子さん(60)が、韓国と中国から国際結婚でやってきた女性2人に、はきはきとした話し方で日本語を教える。北川さんは、同町に隣接する能代市を拠点に、同市内や近隣で日本語学習教室を開催する「のしろ日本語学習会」の代表だ。
(中略)
『秋田県の外国人登録者数は、中国人、韓国人、フィリピン人を中心に4405人(2008年末)で、全国で4番目に少ない外国人散在地域。一方、日本人の配偶者を持つ外国人が約1割。約20年前から農村地域での「外国人花嫁」が増えた地域でもある

現在、「のしろ日本語学習会」の生徒は66名でボランティア教師は20名。高校生から80歳代まで多様な年齢の人が含まれていているそうです。同時に、盆踊りや花見ろいった地域住民を交えた交流行事もあるそうです。
少子高齢化の進展とともに、今後は、新しい労働の担い手としても外国人が増えていくでしょう。そうなれば、外国人がスムーズに地域にとけこめ、同時に日本人がスムーズに受け入れる仕組みづくりは、大都市、過疎地を問わず必要になっていきます。そうした意味でも、同学習会の取り組みは大注目ですね。
[読売新聞]教育ルネサンス日本語を学ぶ(6)高校生も80歳代も先生
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100311-OYT8T00200.htm


文京区長、育児休暇を取得

弊社・カデナクリエイトは東京・文京区にあるのですが、その文京区の成沢広修(ひろのぶ)区長が育児休暇を取るそうです。以下、NIKKEI NETより。

東京都文京区の成沢広修区長(44)が第1子の誕生を受け、4月3~15日の約2週間、育児休暇を取ることが11日、分かった。すでに区議会や区職員に報告した。自ら率先して休むことで、区職員の積極的な育休取得につなげる考え。
 文京区によると、自治体の首長が育児休暇を取得するのは全国初とみられる。
 区によると、成沢区長は2月5日に第1子の長男が誕生。3月5日、区議会と区職員に「育児のために休む」と報告したという。期間中に予定されている区民との協議会などには出席する方針。

補足すると、文京区ではこれまでに育休を取得した男性職員がいなかったため、区長自らが育児休暇を取得したという背景があるようです。男性の育児参加を身を持って実践する成沢区長の行動、文京区で働く者として応援します。


運動が効かない!? 座り仕事の恐怖。

デスクワークが中心の仕事をしていると気になるのが「運動不足」。そんな状況を改善しようとジムに通ったり、ウォーキングをしたりしている方は多いのでは? ところが「運動を頻繁に行っているかどうかに関係なく、長時間座り続ける生活では結局体には良くない」というショッキングなニュースが発表されました。以下、ライフハッカー[日本版]より。

いくらカラダを動かしていても、長時間座りっぱなしの生活だと結局は暖簾に腕押し、糠に釘。良くないそうです。進化生物学者のOLIVIA JUDSON氏曰く「Your chair is your enemy」。イスは我々の敵、だそうで…米紙ニューヨークタイムズに以下のように寄稿されています

毎朝ランニングをしようと、ジムへ定期的に通おうと大した問題ではありません。車や会社の椅子,自宅のソファに至るまで一日の大半が座っている状態ならば、様々なリスクと隣り合わせと言っても過言ではないでしょう。各種の癌、肥満、糖尿病、心臓疾患などを患ったり、早死にする危険性が高いのです。つまり、活発に運動を行っているかどうかに関係なく長時間の座位姿勢は好ましくないということです。
定期的に運動を行う健康的な人々でも1日当たりの座位時間が長ければ、座っている時間が短い人よりもウエストサイズが大きかったり、血圧や血糖の値が悪かったりします。毎日テレビの前に3時間以上座っている人たちは、運動するしないに関わらず、肥満傾向は同様です。座位姿勢を長時間継続することにより、例えたくさんジョギングしているとしても、その利点が相殺されているように思われます

ライターや編集者は座って作業をする時間が非常に長い仕事の代表格。この悪状況を少しでも改善するために、とりあえずこの記事を立ったまま書いてみました。効果はきっとある……はず。
[ライフハッカー[日本版]]運動してても、長時間座りっぱなしだとプラマイゼロ
http://oneclip.jp/qVwqxn/http://www.lifehacker.jp/2010/03/post_1419.html/


海産物中継で町うるおう

隠岐諸島の中ノ島にある海士町の町おこしが、注目を集めています。総務省の受託事業で、都内の飲食店など8カ所に、離島の模様を中継・映像配信。見事に町の活性化につながったそうです。以下、産経新聞より。

 養殖中の岩ガキや隠岐固有の黒毛和牛・隠岐牛の放牧風景を町の担当者らが撮影、編集して配信。ディスプレーを設置している東京都千代田区の島根郷土料理店「主水(もんど)」では岩ガキの旬ではない時期に、瞬間凍結技術で解凍後も鮮度の保たれる映像を流した結果、通年で岩ガキの注文が入るようになった。ビジネスマンなどが多い同区内のカフェも町のアンテナショップと光回線でつなぎ、海産物の中継を行っている。
 (中略)山内道雄町長(71)は「情報発信によって地場産品を販売する第三セクター『ふるさと海士』は目標より1年前倒しで単年度黒字を達成し、島の産業がうるおい始めた。今後もICTを活用し、首都圏にアピールしたい」などと話した。

町が活性化すれば、働きがいも生まれ、その地域で働く人が増えることも期待できます。他の町でも活用が進みそうです。
[産経新聞]「島がうるおい始めた」 ICT活用、都内飲食店で海産物中継
http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/shimane/100307/smn1003071839000-n1.htm


こちらでは男女ペアが金メダル!

何やかんやで盛り上がったバンクーバー・オリンピックが閉幕しました。中でも注目だったのがやはりフィギュアスケート。金メダルが期待されましたが、男子の高橋大輔選手が銅メダル、女子の浅田真央ちゃんが銀メダルと大健闘しながらも、あと一歩届かず……。
そんな雪辱をはらすかのように「金メダル」を獲得した日本人男女を発見。しかもペアです。以下・時事ドットコムより。

男女ペアによる洋菓子作りの国際コンクール「モンディアル・デ・ザール・シュクレ」第2回大会が6~8日、パリ郊外の見本市会場で行われ、日本が初優勝を飾った。予選を勝ち抜いた11カ国代表が参加。2位はフランス、3位はウクライナだった。
日本ペアは洋菓子店「オクシタニアル」(東京都港区)のパティシエ(菓子職人)、勝間建次さん(32)=滋賀県豊郷町出身=と谷道理絵さん(28)=富山県射水市出身=。あめ細工やチョコレートを使った菓子作りの実技を3日間競い、日本の技術力、芸術性が高く評価された。
勝間さんは「1年間これに懸けてきた。勝ててうれしい」と感無量の様子。谷道さんは「息が合って、とにかく楽しくできた」と話した。

同コンクールは、そもそも世界的にパティスリー業界における女性の活躍に注目して、2008年からスタートした「世界初の男女混合チーム」による国際コンクール。「パテシェール(女性のパティシエ)」に対する評価を高めるという目的もあるようです。すばらしい。
にしても、ならば「女性のみの大会」とか「男女混合の大会」でいいような気もしますが、何で「男女ペア」なんですかね? さすが愛の国です。
[時事ドットコム]日本の男女ペアが初優勝=洋菓子国際コンクール-パリ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010030900067