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sugiyama

sugiyama について

1975年東京都生まれ。専修大学法学部卒業後入社。現在「月刊BIGtomorrow」「THE21」「週刊東洋経済」に寄稿中。共著に「イノベーションの教科書」「ビジネスモデルの教科書」「クイズ商売脳の鍛え方」、構成に「うまい棒は、なぜうまいのか」等。週末は野球&空手をするが、ビール&肉類大量摂取でプラマイゼロ

「やさしい草とり」でワークシェアリング

社会貢献の一つの形といえるのが、浜松の造園会社が今年7月から始めた「やさしい草とりサービス」。以下、浜松経済新聞より。

同事業は、同社専務の舩越貴久さんが発案。事業化にこぎ着けたのは「日本でいちばん大切にしたい会社」という1冊の書籍との出会いだった。昨年11月、同社を訪れた障害者施設の担当者と話をする中で「授産所で働く知的障害者の1カ月の平均賃金がわずか1万2000円ということを知ってがくぜんとした」と舩越さん。「何とか自社でもやれることはないか」と考えた。
同書の中で「ルーチン化」することで、障害者を多数雇用し、かつ業績も向上している会社の事例を元に、自社の業務の中で「ルーチン化」できるものを模索。これまで業務として行っていなかった草取りを切り分けることで、事業化にこぎ着けた。

具体的には、企業や個人宅の草むしりを、連携関係を結んでいる障害者施設に発注。障害者に雇用の場を作り出しているわけです。サービス提供からまだ1カ月ですが、一部上場企業を含む10件の受注を獲得したとか。
これはワークシェアリングそのもの。社会貢献のテーマは、何か外から探さなくても、身近にあるのかもしれません。
[浜松経済新聞]浜松で障害者施設と連携した「草取りサービス」
http://hamamatsu.keizai.biz/headline/200/


「クイズに全問正解したら、1年間休んでいいよ」

日本一休みが長い会社として知られる未来工業が、さらに驚きの試みを発表! その内容は、「クイズに全問正解したら、1年間休んでいい」。以下、読売新聞記事より。

創立45周年を記念して、クイズに全問正解すると実質1年間の休暇が取得できる「めざせ!世界一のQ日」計画を発表した。
 同社は、ほぼ5年ごとに会社負担で社員を海外旅行に招待している。今回はエジプト旅行(4泊6日)を来年2月に企画し、クフ王のピラミッドを2時間程度借りる。
 クイズは全50問、古代エジプト文字を解読し、その現場を写真に撮るなど、同社の実行委員6人がアイデアを出し合って作る。問題は11月に事前に公開する。
 満点なら180日間の特別休暇が支給され、通常の休暇など185日間と合わせ、実質1年間の休暇が取得できる。

エジプトへの社員旅行だけでも嬉しいのに、1年間休めるチャンスまで! ただ、本当に1年休みをもらえたら、かえって仕事が恋しくなりそう、と思うのは、僕が仕事人間だから? 「もし1年休みを取れたら、取るか?」。そう考えてみると、自分の仕事への愛着度が測れるかもしれません。
[読売新聞]夢のよう…エジプト旅行に休暇1年「未来工業」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100805-OYT1T00461.htm


社員満足度No.1に輝いた大阪のIT企業の秘密とは?

リンクアンドモチベーションがおこなっている社員満足度の調査で、2年連続全国No.1になった企業があります。EC studioという大阪のIT企業です。先日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで取り上げられていました。

[ワールドビジネスサテライト・動画]“やる気”を上げる ナンバー1企業
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/post_1312.html

若いうちからやりたい仕事を任せてもらえて、収入も低いわけではない。ならば、休みもなく働いているかというと、年間休日は140日で、10日連続の有給を年4回取得することが可能。夜9時以降の残業もないそうです。
そんな理想的な状況を実現できた秘密はというと、これが驚きの方法ばかり。たとえば、オフィスに電話を置かず、取引先とのやり取りは基本的にメール。これはとてもマネできない…。
というようなことばかりでしたが、一つ参考になりそうな制度がありました。それは、月1回上司と昼食を取ることを義務づけた「ランチトーク制度」。アナログな対話の機会を強制的につくることで、社員が悩みを抱えて悶々とするのを防ぐわけですね。上の動画では、話を聞いてもらいスッキリしていた社員の様子が映されていました。「ランチトーク制度」を自分に義務づけてみたら、ストレスが軽くなり、仕事が今より楽しくなるかもしれませんよ。
EC studio http://www.ecstudio.jp/


仕事の合間にタダで一杯? 「酒匠」の真夏日限定サービス

今日も実に暑かったですね…。
けど、こんな日に冷えた生ビールは格別ですよね。先ほど、16時過ぎに新橋駅前を通りがかったら、お祭りをやっていて、生ビールが売られており…。食い入るように見つめてしまいました。さすがに飲みませんでしたよ。500円だし、そもそも仕事中ですし。
しかし、こんな店の前を通りかかったら、理性を失わない自信がありません。
それが以下の記事。
[亀有経済新聞]亀有の酒販店、真夏日限定でビール1杯サービス-購買・試飲客対象に
http://kameari.keizai.biz/headline/403/

冷え冷えのビールを飲んだら、気分が大きくなり、ワインや日本酒を買ってしまいそうですが。オフィスの近くにあったら、会社に行くのが楽しくなりそうです。


婚活を支援する「お結び課長」募集中

地方自治体が観光課長を全国から公募。なんて話はけっこう増えてきた気がしますが、ちょっと変わった公募を見つけました。その名も「お結び課長」。婚活支援の専門職だそうです。以下、朝日新聞より引用。

佐賀県武雄市が結婚を望む市内の独身男女の婚活支援をする「お結び課長」を、30日まで全国から公募する。課は9月に発足し、年間10組のカップル誕生を目指す。基本給与は月額8万2200円で、結婚が1件成立するごとに3万円が歩合加算されるという。2年間の任期だが、「成績」によっては更新もある。
 50歳時点で、一度も結婚歴のない「生涯未婚率」は同市の場合、男性15%、女性6%と全国平均並み。だが、「地域の暮らしを維持するという意味から行政の立場として座視はできない」と、「専門職」導入に踏み切った。課長以外に1人の専従市職員や仲人経験者らが業務をサポートする。
 資格は男女を問わないが、今年3月末現在で満60歳以上の「温厚篤実」な人としている。身分は地方公務員法に基づく非常勤嘱託員で週3日程度の勤務。志望動機や履歴書審査を経て面接試験を行い、決める。採用予定は9月1日。問い合わせは同市企画課(0954・23・9325)へ。

「お結び課長」ってなんだかかわいい響きです。しかし、結婚を成立させるというのはなかなかハードな仕事ですよ。やはり、しきりにお見合いをすすめる親戚のおばちゃん的な方が良いんでしょうか。どんな方が就任するのかも気になりますが、どんな手をつかって「お結び」するのかがもっと気になります。今後の展開に注目です。
募集要項はこちら。
武雄市:お結び課長を公募します – 市役所からのお知らせ
http://www.city.takeo.lg.jp/info/2010/07/post-425.html

asahi.com(朝日新聞社):婚活支援の専門職「お結び課長」大募集 佐賀・武雄市 http://www.asahi.com/politics/update/0630/SEB201006300054.html