『日本の長男 磯野カツオ35歳の憂鬱』発刊!

こんにちは。
弊社で編集制作を手伝った『日本の長男磯野カツオ35歳の憂鬱』が発売されました!
長男のための「相続」「介護」「冠婚葬祭」マニュアル日本の長男磯野カツオ35歳の憂鬱
副題は<長男のための「相続」「介護」「冠婚葬祭」マニュアル>。

長男ならばおさえておきたいルール&マナーを、日本の長男といっても過言ではない「磯野カツオ」くんを例に紹介。しかも「カツオが35歳になったなら…」という設定で(ちなみにそうなると波平は78歳、サザエは48歳)シミュレーションしながら、結婚から相続、介護問題、墓、事業承継など、あらゆるシーンでの「長男のとるべき立ち居振る舞い」を、分かりやすく紐解いています。

たとえば……。
「中島には? 上司には? いつ結婚を報告する?」
「イクラに渡すお年玉はいくら?」
「波平にベストなケアプランをつくるには?」
「波平、危篤! 誰に知らせる。どこまで伝える?」
「カツオ、檀家になる」
「カツオ、タラオ、マスオ。波平の遺産を継げる人は?」
「花沢さんのお父さん、急逝! どうする花沢不動産」

長男の方はぜひ一冊。
次男の方はぜひ二冊(そして一冊はご自身の長男へご贈答を)!

いずれにしても、よろしくお願い申し上げます。


スマホ? スマフォ?

いつのまにやらアラフィフ世代!! いまや、びっくりするほど新しいことが分からなくなってきました。このままでは、日常業務にも差し支えそうです。というか、すでに差し支えています。新しいことに強い「アラサー世代」に習えば全て解決なのは分かっていますが、年寄り扱いされるのはちょっとシャクにさわります。聞くべきか、聞かざるべきか……。今日もそれが問題です。

取引先から来たメール。
最後に「P.S.いよいよスマートフォンに代えました!」と書いてあります。
こういう時には、気の利いた感想を返信したいものですが……。

はてさて、ガラケーもまともに使い込なせない自分には、
関心を持つべきポイントが分かりません。

かといってトンチンカンなほめ方をすれば、
会社の沽券にかかわります。

幸い、周辺には、iPhone愛用の若人がいます。
彼らに聞けばすぐにいい案を出してくれるでしょうけど…。

「そんなことも思いつかないんですか?」と哀れんだ顔されたらやだなぁ。
「人に聞く前に、ググって下さい!」と注意されたら、もっとやだなぁ。
やだなぁ、やだなぁ……。

とりあえずは、自分で考えることにしました。
大きく深呼吸。心を落ち着け、冷静に対峙すれば、案外、道筋が見えてくるものです。
え~ッと、まず「スマートフォンとは何か」を考えてみましょう。

たしか、iPhoneとアンドロイドがあったような気がします。
ということは、まずは「どっちのスマートフォンを買ったのか」を聞くのが
順序というものでしょう。

いかにもスマートフォンに関心をもっていそうな、
良い質問に思えてきました。
やればできる!

ところが……。

メールを書こうとしたら、いきなりつまりました。
iPhoneの表記は「iPhone」? 「iフォン」? 「アイフォーン」?
アンドロイドもカタカナと英語とどちらが○?
スマートフォンは「スマホ」と略した方が今風? あっ! ひょっとしたら「スマフォ」?

ネットで検索しても、いろいろな表記が入り乱れていて、
なかなか良い回答が見つかりません。
30分も検索してたら、さすがにバカバカしくなってきました。

周辺に聞く方が、おそらく賢明でしょう。

そこで…。

仕事に飽きたフリしてのびをしながら、
さりげなくアラサーの席方面に向かって、
音量大きめにつぶやいてみました。

私:「スマホとスマフォって、どっちが今風なのかなぁ?」
A:「さあ。どっちだっていいんじゃないっスか? 略さない人も多いですよ」
私:「そ、そうなんだ!」(そういえば、相手のメールは略してなかった…)
「じゃあ、iPhoneは、どう書けばいい?」(一つ聞けば、不思議といくつでも聞けます。人間の見栄とは、そんな程度なのでしょう)。
「スマートフォンは、アイフォンとアンドロイドだよね?」
B:「ブラックベリーもありますよ」(←てっきりアンドロイドの仲間だと思ってた!)
A:「原稿ですか?」
私:「ま~ねッ! アハハ…(汗)」

う~ん。あっという間に疑問がとけました。さっさと聞けばよかった。

というわけで、自信たっぷりにメールに返信できました。

>いよいよスマートフォンに代えました!
いよいよですか? ちょっと、うらやましいです。
ちなみに、どの機種にしましたか?

考えてみたら、無理して知ったかぶった「単語」を並べるよりも、
使わずにすむなら、普通の言葉で書く方がスマート。
などと余裕でのたまえるのは、
「単語」の意味や使い方をきちんと理解できたからですな。

本日のロス→悩んで悩んで30分


『週刊東洋経済』2011年6月25日号で一部執筆

週刊 東洋経済 2011年 6/25号 [雑誌]

本日6/20発売の『週刊東洋経済』2011年6月25日号で、
弊社の竹内と杉山が特集記事の一部を執筆しました。

テーマは『ストレス全対策』。
仕事のストレスから震災ストレス、ボランティアストレスまで、
さまざまなタイプのストレスへの対処法を取り上げています。

私たちは、「運動とメンタルヘルスの関係」や、「スポーツの一流選手が実践するストレス克服法」などの記事に絡んでいます。

場合によっては、運動することがストレスになる?
実は文句ばっかり言っている選手ほど成長する!?

詳しくは本誌にてどうぞ。


仕事中のネット時間を確実に減らす、5つのChrome拡張機能。

仕事もせずについつい、ニュースサイトを、Twitterを、Facebookをチェック……。
いいえ、私のことではありません。くれぐれも私のことではないのですが「ネットのおかげで仕事がラクになったけど、逆にネットのせいでムダな時間が増えてしまった」なんて方は多いと思います。というわけで、ネットで時間の無駄遣いをしないための「GoogleChrome用拡張機能(エクステンション)」を、5つピックアップしました。

#この記事は、Googleが無料で提供しているブラウザ『GoogleChrome』を使用していることが大前提です。


1. ChromeNanny

ブラウザの機能を制限するエクステンションでは定番のひとつ。私も去年から使っています。主な機能は、

  • 自分で設定した特定のサイトをブロックする。
  • 自分で設定した特定のサイトを見られる時間を制限する。
  • 自分で設定した特定のサイトでの滞在時間を測ってくれる。

「Nanny」とはベビーシッターのこと。ネットの誘惑から私たちを守ってくれる、ということでしょう。ブロックしたサイトへアクセスしようとすると「Shouldn’t you be working?(仕事中じゃないの?)」と画面に表示されて全く見れなくなります。

ChromeNanny

はい、仕事中です。


ちょっとイラッときますね。でも、効果は抜群。私も一時期FacebookとTwitterを登録して強制的にアクセスできないようにしていましたが、確実にムダな時間が減り、仕事が早くなりました。

ChromeNannyはとても高機能で、細かい設定が可能です。「一日のうち、何時から何時までの間はブロック」なんて指定もできるので、仕事に集中したい時間帯をセットするのも良いと思います。他に「曜日指定」「そのサイトに1時間(~1日まで設定可)のうち何分までアクセスできる」といった設定ができます。さらに一度ルールを設定すると、内容を変更するのに50文字近いランダムな英数字を入力しなければならない、という凝った作りです。いつも誘惑に負けちゃう、という方にはコレがおすすめでしょう。

インストールはこちら。
ChromeNanny


2. StayFocusd

こちらも定番のひとつ。ChromeNanny同様、あまり自制心が強くない方向けです。
これは設定したサイトを完全にブロックするというよりは、1日20分、1日1時間と制限時間を設定して、それ以上は見られないようにするのが特徴です。なので、ブロックしたサイトを見ているときに右上の「StayFocusd」のアイコンをクリックすると、「残り時間」を表示。とても焦ります。

StayFocusd

制限時間のおかげで、ムダが減る。


時間がゼロになると、ここでもまた「Shouldn’t you be working?(仕事中じゃないの?)」というメッセージ。「またか…」と、すこしイラッときます。で、その後はアクセスできなくなるという仕組みです。

こちらも高度な設定が可能です。中には「The Nuclear Option」という過激な機能がありまして、「いまから◯時間、すべてのウェブサイトにアクセスできなくする」なんてことができます。軽い気持ちで試してみたら、本当にどのサイトにもアクセスできなくなって逆に仕事に支障をきたしました。でも上手に使えばかなり強力なツールになりそうです。

インストールはこちら。
StayFocusd


3. RescueTime Chrome Productivity Meter

上2つとは違い、強制的にサイトの閲覧時間を制限するようなことはしません。ではなくて「どのサイトでどれだけの時間を過ごしたか」というデータを自動的に計測。右上のアイコンをクリックして「View Detailed Stats」を押すと、サイトの滞在時間別ランキングや、一日の生産性をグラフにして表示してくれるのです。

RescueTime Chrome Productivity Meter

自分のネット履歴を客観的に眺められる。


「強制はしないけど、コレ見て反省してね」というスタンスですね。自制心に自信のある人、あるいはまっさらな状態で自分の現状を知りたい方におすすめです。

インストールはこちら。
RescueTime Chrome Productivity Meter RescueTime


4. Delayed Gratification

「Delayed Gratification」は非常にシンプルなエクステンションです。これを使って特定のサイトを「Block」すると、ページを読み込むのに30秒かかるようになってしまいます。

Delayed Gratification

30秒はけっこうきつい。


30秒たてば問題なく見れるのですが、30秒待ってる間に「こんなことしてていいのか?」と冷静になり、見るのをやめてしまうことでしょう。シンプルかつ効果的。「めんどくさい設定はしたくないよ」という方向けのエクステンションといえそうです。

インストールはこちら。
Delayed Gratification


5. Goal Reminder

ここまでに紹介したエクステンションの多くは、「自分をコントロールしてくれる」的なノリのものでした。そうではなくて「自分で自分の弱さに打ち勝ってやるぜ!」というポジティブな方にオススメしたいのが、この『Goal Reminder』です。

これを使うといったいどんなことが起きるのか? 一定間隔で設定した自分の目標をピョローンと表示してくれます。「お前はネットばかりしてていいのか? もっと大きな目標があったんじゃないのか? 海賊王になるんじゃなかったのか?」と警告してくれるのです。画面の隅っこで、そっと。

Goal Reminder

直訳すると、「スーパーマンに俺はなる」で「20回腕立て」。


もっと画面上にデカデカと警告を出すこともできたと思うんですが、面と向かってダメ出しされるとなんか反発したくなりますからね。画面隅からさりげなく出てくるほうが「そうだ、オレはこれじゃいけないんだ!」って素直に反省できるはずです、たぶん。かなり計算されています。見落としそうですけど……。

インストールはこちら。
Goal Reminder


いかがでしたでしょうか? どれかひとつでもインストールしておけば、生産性アップにつながるのではないかと思います。ただ、あまりにキツい制限をかけるのも危険です。私の場合、Chromeの制限を厳しくしすぎて不便になり、結局、別のブラウザでネットを見ていた、という本末転倒なことがありました。くれぐれもご注意を。