連日の猛暑で、スーツ着用のサラリーマンには辛い日々が続いています。
そんなサラリーマンを気遣ってのことかはわかりませんが、「サンコーレアモノショップ」さんでは数年前から「USBネクタイクーラー」というネクタイと小型扇風機が一緒になったなんとも涼しげなアイテムが発売されています。
この「USBネクタイクーラー」、最初はシリコン製で完全にネタ的なアイテムだったのですが、いつのまにか進化を遂げていました。「USBネクタイクーラー3」は見た目はエンジ色の普通のネクタイながら、結び目の部分を引き下ろすとファンが現れて送風してくれるのだとか。
どれほど涼しくなれるかは定かではありませんが、かなり笑いはとれそうです。ただし、あくまでUSB駆動なのでいかに電源を確保するかが問題です。
写真等、詳細は以下のサイトをご覧ください。
[RBB TODAY]サラリーマン、夏の必須アイテム?! USB給電で首元を冷やす「USBネクタイクーラー3」
http://www.rbbtoday.com/article/2010/08/09/69751.html
月別アーカイブ: 2010年8月
「クイズに全問正解したら、1年間休んでいいよ」
日本一休みが長い会社として知られる未来工業が、さらに驚きの試みを発表! その内容は、「クイズに全問正解したら、1年間休んでいい」。以下、読売新聞記事より。
同社は、ほぼ5年ごとに会社負担で社員を海外旅行に招待している。今回はエジプト旅行(4泊6日)を来年2月に企画し、クフ王のピラミッドを2時間程度借りる。
クイズは全50問、古代エジプト文字を解読し、その現場を写真に撮るなど、同社の実行委員6人がアイデアを出し合って作る。問題は11月に事前に公開する。
満点なら180日間の特別休暇が支給され、通常の休暇など185日間と合わせ、実質1年間の休暇が取得できる。
エジプトへの社員旅行だけでも嬉しいのに、1年間休めるチャンスまで! ただ、本当に1年休みをもらえたら、かえって仕事が恋しくなりそう、と思うのは、僕が仕事人間だから? 「もし1年休みを取れたら、取るか?」。そう考えてみると、自分の仕事への愛着度が測れるかもしれません。
[読売新聞]夢のよう…エジプト旅行に休暇1年「未来工業」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100805-OYT1T00461.htm
鉄道模型じゃなく、鉄道模型の「楽しさ」を売りたい。(後編)
玉虫色に輝くこの地で働くあの人は、
なぜココを選び、どんな思いでシゴトしているのだろうか。
(新品・中古Nゲージショップ 株式会社ポポンデッタ代表取締役社長)
秋葉原が「聖地」な理由。
2000年前後までは、東京の名だたる繁華街でも「Nゲージを扱う店」なんて、一店あればいいほうだった。だからこそ渋谷にできた専門店『ポポンデッタ』は、すぐに多くのマニアを集める店となった。それほど「Nゲージが買える場所」は貴重だったともいえる。
ところが、そんな中で異彩を放つ街があった。
「秋葉原です。以前から4、5軒ほどでNゲージを扱う店があって、ほとんど唯一の集積地でしたからね」
電子工作の部品を扱う店や模型店などが多く、そもそも趣味人が多く集まるこの街に「鉄道模型」を愛する人が集まりやすいのは当然だろう。そのうえ、ここには「聖地」もあった。
万世橋駅――。今の御茶ノ水駅と神田駅の間、まさに万世橋の辺りに1912年に開業した、東京を代表する線路・中央線の終着駅があったからだ。
その後、万世橋駅は交通博物館になり(現在は大宮に移転)、さらに全国から鉄道マニアが集うように。鉄道関連のお宝展示に触れた後、秋葉原の街で鉄道模型を買う。そんな導線が自ずと定番化していた。
「だからこそ夢見ていたワンストップショップは、秋葉原に創りたかった。鉄道模型だけじゃなく、この街は趣味人にとって目指すべき場所だと思うから」
目指すべき場所への出店は、思いのほか早く実現した。渋谷に店をだした翌年の2004年。出物物件と出会ったからだ。2階建てのビルまるまる一棟が家賃33万円。税理士でなくても飛びつく好条件だった。渋谷店を締め、ここに得意のレンタル・レイアウトを置き、1階は商品と鉄道関連の古本で埋め尽くした。スタッフには女性を多く配した。「マニア以外入りづらい」。そんな鉄道模型の既存のイメージを、店作りでも覆したかったからだ。
「もっとも、鉄道模型の店が女性アルバイトを集めるのは、なかなか大変。だから鉄道の“て”の字も出さずに『秋葉原にある古書店。スタッフ募集!』と情報誌に広告を出して集めましたから(笑)」
もっとも、そんな苦労は、すぐ後に反転する。
そして、秋葉原を象徴する店に。
豊富かつ確かな品質の商品が揃え、そのうえレイアウトで「遊べる」魅力を持つ同店は、鉄道好きにとってブランドになった。「秋葉原にいくならポポンデッタに寄ろう」。巡礼ルートの目玉になった。事実、売上もネット通販とあわせて、月商1000万円にまで成長。借りていたビルの立つ土地を購入し、5階建ての自社ビルを建てるに至っていた。
「その辺りは税理士らしい計算もあって。購入したほうが得だという計算もあったんです。やはり要所要所で税務のスキルは役立ちますよね」
スキルが逆に役立つこともあった。これまでは税理士の取引先に何か意見をしても「机上の空論だ」「あなたは経営がわかってない」などとどやされることもあったが、いち経営者としての視点を手にしてから、明らかに言葉が変わった。経営者の辛さや悩みが実感できるようになったからだ。
「視野が広がったんでしょう。なんというか線路が増えた、って感じです(笑)」
『ポポンデッタ』のレイアウト、その線路も爆発的に増えていた。2007年のイオンモール川口グリーンシティを皮切りに、大型商業施設のテナントとして店舗数を年々、増やしたからだ。ショッピングセンターの主要客はファミリー層。中でも主役は主婦を中心とした女性客だ。彼女たちがショッピングしている間、男性客と子供客は、ショッピング中に時間を持て余すことが多々あったわけだ。
「そこをついた。『うちが出店すれば大きなリアルな街のジオラマ線路に、自慢の鉄道模型を持ち込んで、運転できる。男性とお子さんが楽しめる。結果、滞留時間も長くなるはずです!』と最初はそんな風に売り込んでいったんです。前は女性客がこないことに頭を悩ましていたけど、考えてみたら、それが強みにもなると気づいたんです。そもそも僕が彼女とショッピングセンターにいくと時間をつぶすのが大変だったから(笑)」
着想はあたった。むしろ父親や子供たちが『ポポンデッタ』を目指してショッピングセンターに訪れるように。さらに、今は女性客もどんどん増えている。鉄子と呼ばれる女性の鉄道ファンも増えたし、子供と一緒に鉄道にハマるお母さんも増えたからだ。
「前みたいに、『古本屋です』と誇張せずとも、女性のアルバイトスタッフも応募してきてくれるるようにもなりましたね(笑)」
今では実績を買われ、テナント誘致に四苦八苦するショッピングセンター側から好条件でのオファーが相次ぐほどになった。レイアウトの魅力のみならず、「秋葉原的なもの」を求めて、誘致したがるデベロッパーも少なくないという。
「うれしいですよね。アニメイトさんやまんだらけさんなんかと並んで、たまに秋葉原的と認めてもらえている。それは感慨深いです」
初めて秋葉原に来てからすでに8年。今や『ポポンデッタ』の人気にあやかり、周囲にはさらに鉄道模型を扱う店が集まり、当時は十数件にまで膨れ上がっている。いつの間にか、聖地を牽引する役割を担うほどになっているわけだ。
まだまだ店舗数は国内に50店は増やしたいという。ただ、最終的な夢はドイツにあるような鉄道模型の博物館をつくることだという。
「レイアウトの楽しさをただただ味わうために人が集う。それって素敵なことじゃないですか? 鉄道模型の楽しい文化をとにかくたくさんの人に伝えたい。子供たち、若い世代に、この楽しさを、文化を伝えていきたい、っていう思いが、結局は僕をつきうごかしているんでしょうね……。って、これも税理士的にはどうなんだって発言だな(笑)」
三つめの顔。そういえば秋葉原は、税理士の顔も、ショップオーナーの顔もアリだけど、そんな“子供みたいな笑顔”こそが、よく似合う街だった。
太田和真(新品・中古Nゲージショップ 株式会社ポポンデッタ 代表取締役社長)
■あなたにとって「秋葉原」とは?
原点であり、永住の地ですね。
■秋葉原でよく使うランチの店は?
『繁栄堂』
裏通りにある渋いお店でお弁当を。僕はハンバーグ弁当ばかりです。
■今の仕事をしていて良かったなと思う瞬間は?
お客様がレイアウトで遊びながら無邪気に微笑んでいる。その姿を見るとき。
【働いている場所】
東京都千代田区外神田3-3-3 Rail Way BLD
新品・中古Nゲージショップ『ポポンデッタ』秋葉原店
定休日:毎月第3水曜日
TEL:03-5297-5530
http://www.popondetta.com/akihabara/index.html
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鉄道模型じゃなく、鉄道模型の「楽しさ」を売りたい。(前編)
玉虫色に輝くこの地で働くあの人は、
なぜココを選び、どんな思いでシゴトしているのだろうか。
(新品・中古Nゲージショップ 株式会社ポポンデッタ代表取締役社長)
二つの顔を持つ男。
太田和伸さんには、二つの顔がある。
一つ目の顔は「税理士」。秋葉原、昌平小学校の裏に立つやたらモダンなビルの5階に事務所を構え、実直な人柄そのまま、誠実かつ正確に顧客のキャッシュフローに目を通す。
二つ目の顔は「鉄道模型専門店『ポポンデッタ』のオーナー」。税理士事務所の下全部、1~4階に店を構えて、中古・新品のNゲージを中心にした鉄道模型を販売している。
「『税理士の道楽では?』なんて言われる時もあるんですけど、鉄道模型の販売の方がいってしまえばキャリアは長い。元もと僕の夢は鉄道模型店のオーナーでしたからね」
その夢を太田さんは少しずつふくらませつつ叶えてきた。何せ11年前の創業から順調に店舗数を増やし、今や愛知、京都、茨城など、各地の大型ショッピングセンターに13もの直営店を出店している。
人気のひとつは、すべての店に設置した「レンタル・レイアウト」だ。レイアウトとは精巧なジオラマで飾られた小さな街に走る線路のこと。来店客は持ち込んだ鉄道模型をこの線路で存分に走らせられる、というわけだ。
「税理士としての視点で見ると、アウトなんですけどね。コストがかかりすぎる。線路を引くよりも、売り場を増やしたほうがいい。けれど、鉄道模型好きの僕が『ただ売る場所にしたくない』と言う。ここは鉄道模型じゃなくて、鉄道模型の楽しさを売る場所なんです」
「かつての自分」を相手にした。
鉄道模型の「楽しさ」。自らそれを知ったのは、ずいぶんと小さい頃だ。
1971年生まれの太田さんは小学生くらいまでNゲージにハマっていた。70年代のブルートレインのブームなどもあり、当時の子供には王道だった。しかし中高生になると、自然とその趣味から離れた。いつしか趣味はスキーやその他になった。これまた当時の王道だった。
「女の子に好かれるような趣味じゃない――。色気づいたばかりの頃って、男はそんな価値観で動くものじゃないですか。あの頃って、まだ鉄道模型にはそんなイメージがあった」
復活のきっかけは、大学4年のある日、玩具屋の閉店セールでNゲージの山に出くわしたことだ。バイトで自由に使える収入も増えていた。そろそろ好きなものを「好き」といえる自我も手にしていた。半額以下に下がっていた常磐線や東海道線、かつて欲しかったNゲージ車両をごっそりと買い込んだ。
「友達のコレクションを指をくわえて見ていた過去を思い出したのかも」
このカムバックが起業につながる。気になり出してNゲージの市場まわりを調べると、量販店の隆盛で、街の模型店がどんどん潰れていた。また当時流行っていた個人売買情報誌を眺めると「Nゲージをやめるので、コレクションを売りたい」という人が多いことを知った。ようするに、格安で中古Nゲージの“いいタマ”が大量に市場に出まわる条件が揃っていたわけだ。
「一方で、僕のように『チャンスがあれば、また鉄道模型をはじめる』という潜在的なニーズが高いと感じていた。両者をマッチングしたら、儲かるんじゃないか? そのうえ、効率的に自分もコレクションを増やせるんじゃないかと思ったわけですよ(笑)」
予想は的中。まずは鉄道雑誌に「Nゲージ、買います!」と投書している人向けに中古Nゲージの在庫を記した通販のダイレクトメールを送った。すると一回のDMで十数万円の利益があがった。その後、パソコン好きだった弟の手を借りて、インターネットサイトもスタート。サイト名は『ポポンデッタ』。飼っていた熱帯魚の名を屋号にしたのは、未だひっかかっていた、アレがあったからだ。
「いかにも鉄道模型やNゲージを匂わす名前には、ちょっと抵抗があった。やっぱり彼女や奥さんに胸をはって言えないイメージがまだあって(笑)」
最初の店は渋谷だった。
サイト運営をしながらも、本業の道は税理士だと思っていた。
『ポポンデッタ』を立ち上げた頃は、大学を卒業して税理士の勉強中。その後、合格すると、しばらくは神田にある祖父の税理士事務所に籍を置いていた。
「祖父が税理士だったことがそもそものきっかけ。けどやってみるとおもしろいんですよ。会計や税が分かると、それまで単なる数字だったものが、急にいきいきとみえてくる」
ただ夢はやはり「鉄道模型の実店舗をつくること」だった。Nゲージがあり、レイアウトもあって、鉄道の関する本も置いてあるような『鉄道のワンストップショップ』。そいつを創りたい思いがあった。
実は当時、ネット通販だけで月100万円を売り上げるようになっていた。「鉄道模型を復活したい」。そんなニーズをまず拾えた。加えて、中古の状態をA~Eの格付け評価で記したことで、既存のマニアたちの支持も得た。当時はまだこうした評価をオープンにする中古通販はほとんどなかっため、「信頼できる店」と噂になっていたからだ。
「鉄道模型にはチャンスがある……」。ただモチベーションは、それだけじゃなかった。
「鉄道模型と出会う場、再開する機会が、本当に減っているんじゃないかと思い始めたんです。だから、うちのような店にも多くのアクセス、お客さんが集まるんだと。そう考えると、ただ商売するというより、鉄道模型の文化をもっともっと次の世代に残していかなきゃいけないんじゃないか、なんて使命感めいたものも芽生えた。だから場が欲しかった。気軽に鉄道模型に触れられ、楽しめる場が――」
チャンスは突然やってきた。税理士としての顧問先から、「自分のビルが開いたから、太田くん、事務所を開かないか?」と誘われた。自分を見込まれて格安の家賃を提示された。
「『ぜひ!』と。ただ『実は鉄道模型店がやりたいんですけど…』って(笑)」
こうして2002年、『ポポンデッタ』の実店舗がオープンした。けど、そこは渋谷駅のほど近く。それでも、当時から秋葉原は、いずれ進出したい場所だった。
「だって秋葉原は聖地だから。僕たちみたいな鉄道好きにとっても」
~後編~に続く。
東京都千代田区外神田3-3-3 Rail Way BLD
新品・中古Nゲージショップ『ポポンデッタ』秋葉原店
定休日:毎月第3水曜日
TEL:03-5297-5530
「何かやりたい!」学生たちに人気の社会貢献サイト
夏休みといえば、アルバイトやインターンシップに精を出すのが、学生の定番コース。
ただ海を越えたアメリカとなると、ここに「ボランティア」が加わり、またその割合も多い模様。NPOの活動や地域イベントにボランティアとして参加することで「環境や雇用などの問題解決に協力したい!」という学生が少なくないからです。
もっとも、そんな“強い思い”はあれど「何からやっていいかわからない!」という人は洋の東西を問わず多いもの。
そんな彼らの思いと、社会貢献活動をマッチングする、ユニークな社会貢献型ウェブサイトがアメリカで人気だそうです。
以下、greenz.jpより。
「実際に、社会貢献活動をしたい!」というユーザは、「Act Now!」のページで、自分の興味・関心やスケジュールにあわせて、ボランティア情報を検索することが可能。1年といった長期の活動から1日限り、中には「One minute(1分)」というものまで、コミットできる範囲にあわせて、活動を選べます。
(中略)
また、「Do Something」のもうひとつの特徴が、「CLUBS!」。名のとおり、自分たちの社会貢献活動を「部活」にしてしまおうというもので、仲間を5人集めて、活動のアイデアがまとまったら、「Do Something」に応募して、活動をスタートさせるという仕組みです。「Do Something」に登録されている「各クラブ」の活動状況はウェブページで共有されているほか、毎週活動資金争奪コンテストが開催されるなど、クラブ同士で切磋琢磨し合えるような仕掛けも設けられています。
「活動資金争奪コンテスト」なんて仕組みづくりが、良いじゃないですか。
いずれにしても「楽しみながら、気負わず自然に社会貢献する」そんなムードやシステムが、もっと日本にも普及したら、得体のしれない「閉塞感」とやらも、ちょっとは緩んでくれそうですよね。
[greenz.jp]部活みたいにボランティアで青春!ティーン向け社会貢献サイト「Do Something」
http://greenz.jp/2010/07/30/do_something/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+greenzjp+(greenz.jp)