月別アーカイブ: 2010年4月

国防の第一歩は託児所から?

海上自衛隊としては初めての託児所が、横須賀の海自第2術科学校にオープンしたそうです。以下・共同通信。

自衛隊施設の託児所は、陸上自衛隊三宿駐屯地(東京都世田谷区)、陸自熊本駐屯地(熊本市)に次いで3カ所目。
 開所式には海自横須賀地方総監の松岡貞義海将ら約20人が出席。松岡海将は「結婚や出産を機に退職する女性が多かった。女性自衛官は拡大していくので、託児所ができ喜ばしい」とあいさつ。
 横須賀地方総監部によると、運営は防衛省共済組合が大阪市の民間業者に委託。定員は乳幼児40人、学童20人の60人で、24時間対応する。1日から運営を始め、13人が利用している。月額4万8700~5万7750円。広さ約360平方メートル。
 夫も海自隊員で、長男(1)を同園に預けている横須賀地方総監部の本田史織2等海曹(33)は「急な呼び出しや当直がある勤務に合った託児所ができ、うれしい」と話した。

自衛隊と託児所、最初は奇異な組み合わせと思いましたが、自衛隊は不規則勤務が多いらしく、むしろ託児所がなかったのが不思議なくらいのようです。各地に拡大され、全国の自衛官の悩みを解消できれば良いですね。雇用創出効果も期待できそうです。
[共同通信]海自初の託児所が横須賀に 24時間対応、民間に委託
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040501000295.html


合法?違法?弁護士バーで始まった熱い戦い

探偵バー、坊主バー、盆栽バーをはじめ、その道のプロがバーテンダーとしてカウンターに立ち職業の魅力を伝えるアンテナショップが増えています。ついに、弁護士バーの『リーガルバー六法』が誕生しました。
29歳の外岡弁護士自らバーテンダーを務めますが、バイト代はもらいません。というのも、バーテンダーとして客と気軽に話しながら、弁護士に親しんでもらうことで、弁護士の活用をポピュラーなものにすることを狙っているからです。具体的に相談したいことがある場合は、後日、弁護士事務所で相談(有料)することも可能です。
現在は、就職先が見つからないほどの弁護士過剰時代に突入しています。市場を開拓するために、市民の間に出ていくのは当たり前の行為。価値観の多様化、国際化の進展などで、誰でも紛争は身近になっているので、弁護士が身近になることは客にとってもメリットがあります。ところが、弁護士会の見方は違うようです。
以下読売新聞より引用。

一方、所属する第二東京弁護士会では、昨年12月に外岡弁護士が計画を公表した段階から、「事実上、店による弁護士業務の仲介に該当し、弁護士法に抵触する疑いがある」として撤回を求めており、中條高昭副会長は「実態を調査し、内容によっては弁護士会として懲戒請求することもあり得る」と話している

一方、若手弁護士10人は、弁護士バーについて賛同したそうです。
法律のプロが見ても、このバーが、弁護士法で禁じられている弁護士資格を持たない人による報酬目的の仲介にあたるのか、あたらないのかは意見が分かれる微妙な問題なのでしょう。
ところで、かつて弁護士は法律や自主規制で保護されていました。それが徐々に自由化され、競争原理が働くようになってきました。テレビやインターネットなどの広告が解禁され、弁護士報酬も自由化されました。弁護士の合格者数は増やしたい政府と減らしたい日弁連で対立しています。
もしかすると、今回の紛争は、既得権益を守りたい旧弁護士と自由な競争を繰り広げて市場を成長させたいと考える若手弁護士の戦いなのかもしれませんね。
[読売新聞]ほろ酔いで法律話…「弁護士バー」開店へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100403-OYT1T00882.htm


仕事は前のめりに!? 画期的なオフィスチェアが登場

日々のルーチンなデスクワーク、もっと前向きな姿勢で仕事がしたい! と思っている人がどれほどいるかはわかりませんが、そんな希望をかなえてくれる一風変わったオフィス用チェアが登場しました。まずは以下のサイトをご覧ください。
http://www.behance.net/mirayoktem/frame/400172
見事に前向きな、いや、前のめりなイスです。自分のオフィスで同僚がマジメにこのイスを使っている姿を想像したら妙にツボにハマってしまいました。
この椅子、ノルウェーの工業デザイナー、ミライ・オクテムさんが開発したものだそうです。日本ではまだ発売されていませんが、ちょっと座り心地を試してみたい気もします。
[ロケットニュース24]画期的なオフィス用イスが凄い! 韓国人も大絶賛
http://rocketnews24.com/?p=29027


「エイプリルフール」という名の企業対抗大喜利

「エイプリルフール」の昨日は、様々な企業がネット上でユニークなウソを展開し、ユーザーを楽しませてくれました。
ほとんどの企業が4月1日限定でサイトなどを公開していたため、現在では確認できないものが多いですが、以下のサイトで話題になっていたサイトを知ることができます。
[GIGAZINE]エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2010年版
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100401_matome_april_fool/
[CNET Japan]2010年エイプリルフール、ネットに登場した海外偽ニュース
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20411478,00.htm
なんとなく日本では3Dネタが多かったと思うのは気のせいでしょうか。いかに他社と被らないようなネタを提供するかも、仕掛ける側の腕の見せ所と言えそうです。
個人的にツボだったのは「エイプリルフール・アワード」でも1位に輝いた円谷プロの「円谷ったー(ツブッター)」ですね。話題のtwitterを見事にパロディ化した傑作でした。すでに見れなくなっていますが、現在はtwitterのエラー時画面に似た画像を表示しているという凝りようです。
一方、mixiアプリの『サンシャイン牧場』ではゲーム内で育てていた作物が山火事で燃えるという、ジョークを展開したところ、ユーザーが激怒したのだとか。どこまでが許されるジョークなのか、その見極めはけっこう難しそうです。
それにしてもこういうジョークの裏側では、社内でいったいどんな議論が交わされているのでしょうか? 社員の方自身楽しんでいることは間違いないのですが、非常に気になるところです。


つまみを自作する居酒屋、登場!

4月に入って最初の週末。同僚、取引先と「景気づけに一杯いきますか?」なんて方も多いはずです。
もっとも、ワークスタイルが多様化する今や、飲み屋のスタイルも進化中。どうせなら、こんなところで宴会するのはいかがでしょうか?
いや……コレは進化なのか?
まずは下記サイト「デイリーポータルZ」をご覧ください。
http://portal.nifty.com/2010/03/31/b/
いかがでしょう?
もはや居酒屋というより、バーベキュー広場。
人気の理由は人件費がかからない分、低価格(生ビール199円!)。だからデフレ時代に適してる……ともいえるのでしょうが、モノが溢れる今のご時世、優れた料理、完成品よりも「過程」にこそ価値がある、ともいえそうです。
店名が『清貧』というのも何か象徴的。居酒屋のみならず、同じスタイルで、いろんな業種でも応用できそうです。
[デイリーポータルZ]自分で料理できる居酒屋
http://portal.nifty.com/2010/03/31/b/