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災い転じて福となる? 伝統技能の復活

2年前に韓国の南大門が放火された時には、多くの人がショックを受けたのではないでしょうか。韓国は、その歴史的な遺産の復旧に伝統的な手法を採用することになりました。
復元工事には、重要無形文化財の大工や石工ををはじめ、韓国選りすぐりの匠達が携わり、現場の作業者は韓服を着て工事にあたるそうです。
南大門の一部は、大日本帝国時代に毀損されたそうですが、今回の工事で、その部分の復元にも取り組みます。
今回の取り組みによって、伝統技能や伝統的な働き方の記録を残せることが期待できます。
復旧現場は、一般にも公開されるので、改めてものづくりについて考える良い機会になるかもしれませんね。
[Yahooニュース]崇礼門火災から2年、復元工事に本格着手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100210-00000011-yonh-kr
[韓国新聞]「崇礼門」復旧現場、15日から毎週土日に一般公開
http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2009/0810/10060765.html


大阪万博を模型で再現(しかも趣味)

『月の石』『マンモスの頭』『太陽の塔』……。1970年、多くの日本人の心を躍らせた大阪で開催された万国博覧会。開催40周年を迎えた今年はさりげなくいくつかイベントが開催される模様です。中でも注目はコレではないでしょうか? 以下、京都新聞より。

日本万国博覧会(大阪万博)40周年を記念して大阪府吹田市に3月にオープンする「EXPO’70パビリオン」に、京都府の会社員の男性(46)が趣味で作った当時の人気パビリオンのミニチュア模型が常設展示される。男性は名前を明かさず、「幼いころ大阪万博でもらった夢を少しでも伝えられれば」と制作に励んでいる。
 模型は、各国や企業のパビリオンを300分の1に縮尺した約30センチ四方のペーパークラフト。一昨年に開かれた万博関連の催しに同様の模型を出展したところ、精密さが日本万国博覧会記念機構の職員の目にとまり、展示品作りを依頼された。
 大阪万博のパビリオン全116館のうち、「アメリカ館」や「ソ連館」など人気の高かった20館を再現する予定。昨夏から制作に入り、恐竜が円盤をつり上げたような形の「オーストラリア館」、笑顔をイメージした卵形の「ガス・パビリオン」など、既に十数点を仕上げた。外壁に1500枚の鋼材を使った「虹の塔」は、ほぼ同数の紙片を鋼材に見立てて使い組み立てるなど、当時の図面を基に華やかなデザインを精巧に再現している。

リンク先の映像をみると分かるのですが、これがやたらと精巧。この緻密な模型づくりを、京都府内の電子部品メーカーに勤める制作者の方は、休日や深夜に行っているのだとか。実に楽しそう。懐かしむのみならず、趣味の時間やプライベートを充実させたいと思っている人にも、モチベーションをくれる場になりそうです。
[京都新聞]大阪万博の人気パビリオン、模型で再現吹田の記念館で常設展示へ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100207000048&genre=I1&area=C10


転職代理人で活躍しそうな有名人

日本初の有料会員制求人サイト『ビズリーチ』が「転職代理人として活躍しそうな有名人」のランキングを発表しました。男性有名人の1位は前楽天イーグルス監督の野村克也さん。女性有名人の1位には経済評論家として活躍する勝間和代さんが選ばれました。どちらも、「人の能力や強みを見ぬくのがうまそう」という点が選んだ理由として共通しているようです。

順位 男性 女性
野村克也 勝間和代
島田紳助 蓮舫
橋下徹 和田アキ子
中田英寿 天海祐希
イチロー 小谷真生子
ビートたけし 伊達公子
星野仙一 長谷川京子
原辰徳 杉山愛
古田敦也 安藤裕子
10 村上龍 香山リカ

[Jcastニュース]勝間和代さんと野村克也さんがトップに 「活躍しそうな転職代理人」ランキング
http://www.j-cast.com/mono/2010/02/04059514.html
[ビズリーチ]平均年収1,228万円のビジネスマンが選んだ
「転職代理人として活躍しそうな有名人」 を発表

http://www.bizreach.jp/biz/download/HeadhunterRanking_20100203.pdf


飛行船で「スロー出張」が流行るかも?

TV会議やネットの普及、それらの根底にあるコスト削減で、かつてより確実に機会が減っているのが「出張」。とくに海外出張は相当にレアケースになりつつあるようです。だからこそ、こんな豪華出張ができたなら……と、たまには夢想をしてみました。
以下、CNNサイトより。

 空に浮かぶホテル感覚の乗り物で、世界各地を自由自在にクルージング――。製品設計、開発コンサルティング企業のセイモアパウエル(本社・ロンドン)がこのほど、未来型の飛行船「エアクルーズ」の設計プランを発表した。
発表されたプランによれば、エアクルーズは高さ約265メートルの縦型飛行船。搭乗できるのは乗員20人、乗客100人までとし、広々とした空間にレストランやバー、ラウンジなどのスペースを設けている。(中略)
エアクルーズの時速は100―150キロ。ロンドン・ニューヨーク間は37時間の旅となる。乗客はその間、都会の摩天楼や緑深い国立公園を眼下に眺めながら、優雅なホテルライフを楽しむことができる。
「豪華船でのクルージングを、空中に浮かべたようなもの。これからの時代は、そんな旅を味わう時間の余裕こそが一番のぜいたくになる」。

まあ、富裕層向け旅行の市場を狙っているのでしょうが、それだけ豪華な飛行船となれば「仕事場」としても使い勝手がいいはず。プレゼン資料を豪華飛行船の中で作りながら、夕方にプレゼン会場のNYに降り立つ……なんてことしたら、それはもうクライアントに嫌われそうです。どちらにしても、せかせかバタバタしたご時世。オンでもオフでも「時間の余裕」は確かに、最高の贅沢かもしれませんね。
[CNN]http://www.cnn.co.jp/business/CNN201002060001.html


お母さんのインターンシップ?

社会を知るためのインターンシップ。学生の間ではすっかりポピュラーになりましたが、今後は、お母さん達の間にも広がっていくかもしれません。そんな可能性を感じさせるのが、品川区の取り組みです。以下読売新聞より引用。

東京都品川区は4月から、区立保育園に子供を預ける全保護者を対象に、実際に保育士を体験してもらう試みを始める。
「若い親に保育園の実情を知ってもらうのが狙い。区によると、こうした取り組みを自治体をあげて行うのは全国初という。
区などによると自分の子供の保育について様々な注文をつける親が増え、保育士の負担が大きくなっているという。そこで区が昨年、園児の保護者114人に試験的に保育士体験を実施したところ、「保育士の苦労がわかった」などの声が寄せられた。保育士からも「保護者との距離が縮まった」との意見が相次いだ

モンスターペアレンツが増加しているのは、保育園や学校と両親、他の両親とのつきあいなどが薄まり、客観的な視点が欠けてしまったためかもしれません。同区のような取り組みが、様々な地域、また、様々な職種に広がっていけば、無理難題を言う人は少なくなるかもしれませんね。もちろん、子どもに対しても、自分のエゴを押しつけなくなることも期待できそうです。
[読売新聞]園児の保護者全員に保育体験、品川区が試み
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100204-OYT1T00073.htm