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sugiyama について

1975年東京都生まれ。専修大学法学部卒業後入社。現在「月刊BIGtomorrow」「THE21」「週刊東洋経済」に寄稿中。共著に「イノベーションの教科書」「ビジネスモデルの教科書」「クイズ商売脳の鍛え方」、構成に「うまい棒は、なぜうまいのか」等。週末は野球&空手をするが、ビール&肉類大量摂取でプラマイゼロ

日本企業を牽引する「なでしこ」幹部たち。SMBCマネジメント+(プラス)」2014年9月号で執筆

こんにちは、杉山です。

SMBCコンサルティング発行の情報誌
「SMBCマネジメント+(プラス)」2014年9月号で、
以下のテーマの特集記事を執筆しました。
OVERVIEWとCASE2を箱田、CASE1を杉山が担当しました。

■特集「日本企業を牽引する『なでしこ』幹部たち」
◎OVERVIEW
女性幹部の積極登用は、組織改善に「利用」できる
大沢 真知子
日本女子大学人間社会学部現代社会学科 教授

◎CASE 1
余計な気を遣わずに負荷をかけることが必要
水本 伸子
株式会社IHI 執行役員 グループ業務統括室長

◎CASE 2
育児のための時短勤務が、エンパワーメントのきっかけになった
福山 知子
カルビー株式会社 執行役員 中日本事業本部 本部長

記事は、以下のリンク先で、9月上旬までご覧になれます!
http://www.smbc-consulting.co.jp/company/mcs/businesswatch/managementplus/


本を読まずに行く読書会。『The21』8月号で執筆

THE 21 (ザ ニジュウイチ) 2014年 08月号 [雑誌]

こんにちは、杉山です。

PHP研究所のビジネス誌『The21』8月号で、
神田昌典さんの連載『ビジネス賢者の読書論』最終回と、
茂木誠さんの特集記事「政治・経済ニュースを読むための世界史」の取材・構成を担当しました。

神田さんの連載は第4回の短期連載でしたが、毎回濃い内容で、1年ぐらい連載を続けたような感覚があります。

印象的なことはたくさんあるのですが、とくに印象深かったのは、「READ FOR ACTION」という読書会。
読書会というと、本を読んでいってああでもないこうでもないと語り合うイメージですが、
「READ~」は、事前に本を読まなくてOK。
当日、その場で少しずつ読みながら、他の参加者と話して、「こんなことが書かれていた」などと内容を共有し合い、理解を深めていきます。
皆で協力しながら本を読むというイメージでしょうか。
ただ読んだだけで終わりにならないよう、本から学んだことを踏まえ、必ず行動目標に落としこむことも、大きなポイントです。

1回参加させてもらったのですが、これなら、一人では読みこなせないような難しい本でも読めるな、と実感。
また、本を一緒に攻略した「同志」という感覚が芽生えるのか、終了後、初対面の参加者同士で話しこむ姿があちこちで見られました。
福島では、この読書会での出会いをきっかけに、地元復興のプロジェクトが立ち上がったそうです。

本誌記事中では、この「READ FOR ACTION」のもう一つの効能について、書いています。よろしければご覧ください。


寝る前に何をしていますか? PHP『THE21』2014年7月号で一部執筆

THE 21 (ザ ニジュウイチ) 2014年 06月号 [雑誌]
こんにちは。杉山です。

唐突ですが、皆さん、寝る前になにをしてますか?
僕はネット(プロ野球の結果など)を見ながら晩酌してました。
過去形にしたのは、日本GEの安渕社長の取材で、改心したから。

安渕社長は寝る前の日課として、本を読むそうです。
それも自然科学のような、仕事と直結しない本。
こうして本を読むことで、リラックスでき、よく眠れるそうです。

そういえば、ローランド・ベルガー日本法人会長の遠藤功さんも同じような習慣を持っていました(遠藤さんの場合は、旅行本だそうです)。

というわけで、ネットはやめて、本を読むことに。
旅行ガイド本を読みながら、どこに行きたいか、空想していると、確かにリラックスできます。これはいい。

ただ、楽しさのあまり、晩酌の酒量が増えてしまい、翌日、家飲みなのに二日酔いの時が…。
なかなか、うまくいかないものですねえ。

この記事が掲載されているのは、PHP研究所のビジネス誌『THE21』2014年7月号。
特集「仕事ができる人のメンタル強化術」で、安渕社長のインタビュー記事を執筆しました。
その他、神田昌典さんの連載「ビジネス賢者の『読書論』」を担当しました。
ご興味あれば、ご覧ください。


100年以上生き残り続ける企業の秘密とは? 「SMBCマネジメント+(プラス)」2014年6月号で執筆

こんにちは、杉山です。

企業間の競争が激しくなり、会社の寿命が短くなった、なんてことが言われる一方で、
100年以上も生き残り続けている企業があります。
そうした企業の長寿の秘訣とは?

SMBCコンサルティング発行の情報誌
「SMBCマネジメント+(プラス)」2014年6月号で、
そんなテーマの特集記事を執筆しました。

記事は二つ。
長寿企業を長年研究している、出版文化社・浅田厚志社長に伺った
「300社余りの長寿企業に見る『企業を存続させる条件』」と、
園芸用鋏のトップメーカー、大阪・堺のアルスコーポレーション株式会社さんの事例記事です。

大阪・堺といえば、戦国時代からの刃物製造のメッカとして知られる町。
アルスさんは明治9年創業、と当時は後発の部類でしたが、
他社が廃業に追い込まれる中、ここまで生き残ってきたそうです。
その理由を社長インタビューから掘り起こしています。

記事は、以下のリンク先で、6月上旬までご覧になれます!
http://www.smbc-consulting.co.jp/company/mcs/businesswatch/managementplus/


『図解&事例で学ぶ ビジネスモデルの教科書』未掲載原稿を公開

図解&事例で学ぶ ビジネスモデルの教科書

本を作るとき、ページの都合上、原稿を削ぎ落とすことがあります。
『図解&事例で学ぶ ビジネスモデルの教科書』でも、そんなことがあり、
以下の「BOPビジネス」の原稿を最終的に削りました。
ビジネスモデルを考える上でヒントになる視点だとは思うので、よろしければご参考ください。

(以下です)
 「BOP」という言葉をご存知でしょうか。ベース・オブ・ザ・ピラミッドの略で、途上国に暮らす低所得者層の人々をあらわしています。
 企業の社会貢献が求められるなか、このBOP層の自立や生活向上を支援する「BOPビジネス」が、脚光を浴びています。
 バングラディッシュのグラミン銀行はその代表格です。大学教授だったムハメド・ユヌスが、銀行でお金を借りられないBOP層を対象とした少額融資のシステム(マイクロクレジット)を考案。借り主を含めた5人の互助グループをつくれば、無担保でお金を借りられるようにしました。これがBOP層の人に支持され、8000万人以上(うち97%が女性)が、生活の立て直しに利用。ユヌスはこの功績がたたえられ、ノーベル平和賞を受賞しました。
 一方、イギリスのユニリーバは、途上国のBOP層の人が買えるように、石鹸や洗剤、シャンプーなどを小分けにして販売しました。こうして清潔な環境づくりを後押しするだけでなく、商品を戸別販売するスタッフにBOP層の人を雇うことで、雇用も生み出しました。
 住友化学が始めたのはBOP向けの蚊帳ビジネスです。マラリアを媒介する蚊を寄せ付けない防虫剤を含んだ繊維の蚊帳を開発。製造ノウハウをアフリカ企業に無償供与し、現地生産できるようにしたのです。現在は世界50カ国にこの蚊帳が普及。アフリカで約8000人の雇用を生み出しています。
 自社のノウハウを用いて、BOP層の自立や生活向上を支援する。このような視点から、ビジネスモデルを考えてみるのも良いかもしれません。