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hakoda について

1972年新潟県生まれ。『月刊BIG tomorrow』『Discover Japan』『週刊東洋経済』等で、働き方、経営、ライフスタイル等に関する記事を寄稿。著書に『図解&事例で学ぶイノベーションの教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』(共著)、『カジュアル起業』(単著)などがある。好物は柿ピー。『New Work Times』編集長心得。

創刊35周年記念号、おめでとうございます! 『月刊BIG tomorrow』7月号にて一部執筆しました。

BIG tomorrow(ビッグトゥモロー) 2015年 07 月号 [雑誌]
こんにちは。

突然ですが1980年当時、8歳くらいだったわけですが、父親と当時後悔された話題作『地震列島』を鑑賞。
地下鉄内に閉じ込められた妻を助けるために不倫相手の多岐川裕美からもらったライターでガスに火をつけて、うんぬん…するというくだりに大感動。
上映直後から大号泣していたら、前の席に座っていたOL2人組に「クスクス…(ほら、あの子、地震が怖くって、泣いてるんだわ)」と笑われて、「違う! 大人の悲恋と家族愛とがないまぜになった涙しているんだYO!!」
と声にならない叫びを訴えた覚えがある、箱田です。

長くなりましたが、ようするに、そんなロングロングアゴーな頃に創刊された『月刊BIG tomorrow』が今年、35年めを迎えられたそうです。
すごい。

つきましては、今回も弊社杉山と、私、箱田が一部原稿を書かせて頂いております。

まず杉山は、日本を離れ、ハワイやシンガポールで暮らす人々を追った『楽しい未来が待っている。海外移住計画』という特集を取材・執筆。
また連載『大ヒットの仕掛人』というコーナーにて、東武百貨店の大人気物産展の立役者で、カリスマバイヤーの内田勝規さんを取材・執筆しております。

また箱田は、元リッツ・カールトン日本支社長の高野登さんやプルデンシャル生命のカリスマプランナー川田修さんを『なぜか人を感動させる仕事のやり方』という特集にて取材・執筆。
またロングインタビューでは極楽とんぼの加藤浩次さんを取材。
さらに久しぶりに帰ってきた野村克也監督の連載『サラリーマン再生道場』の取材・執筆を担当しております。

いやあ、それにしても、35年前といえば、野村監督が現役選手を引退した年だそうですよ。
レジェンド過ぎて、ピンときませんYO。

取り急ぎ、おめでとうございます&書店、コンビニなどで御覧ください。


【イノベーションの参考書・1】やはりハズせぬ『イノベーションのジレンマ』と、やはりハズさない「煽りパワポ」について。

新潟生まれ、パワーポップ育ちの箱田です。

日本で最もわかりやすいイノベーションの本を、と弊社のメンバー3人で執筆させていただいた『図解&事例で学ぶ イノベーションの教科書』。

図解&事例で学ぶイノベーションの教科書

現在、絶賛発売中なわけですが、前著(『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』)同様に、「おおづかみできたけど、もっと深くイノベーションについて学びたい!」という声もあったりするようです。

そこで今回も、我々が執筆のための参考文献にした書籍を紹介。さらにくわしくなるための「イノベーションの参考書」を1冊ずつご紹介していきたいと思います。

まず一冊目は、超名著である『イノベーションのジレンマ』です。

いうまでもなく、ハーバードの経営大学院教授、クレイトン・クリステンセン氏が1997年に発表した論文を一冊にまとめた名著。

「なぜ優れた技術と人材を誇るリーダー的存在の優良企業も、いつしかおとずれる“衰退“を避けられないのか?――」。

そんな経営における長年の疑問への解を、わかりやすく解明した大ベストセラーですよ。

ざっくりと、その解を紹介しますと、下記のような感じでしょうか。

1.「優良企業は顧客の声を聞き、着実に製品やサービスの性能を向上させていく」

2.「ところがあるとき新参の企業が、新しさはあれど低性能・低品質の製品やサービスを投入。低性能・低品質であるがため、当初は主流市場には無視されるが…」

3.「いつしか新参企業の製品やサービスも高性能・高品質化して、既存の優良企業がとっていた主流市場でも支持されはじめる」

4.「一方、これまでどおりに性能や質を向上させてきた優良企業の製品やサービスは『そこまでの高品質なものはいらない!』と顧客からそっぽをむかれはじめて…」

5.「てな結果、優良企業は『お客さんの求めるとおりがんばったのに…ぐぬぬ』というジレンマを抱えて衰退に向かう…」

こうした「破壊的イノベーション」によって、これまでの優良企業がやられる様を、

ハードディスク業界における栄枯盛衰。
掘削機業界における蒸気式から油圧式への変革・
北米バイク市場で、ホンダに侵食されていったハーレー・ダビッドソン。

などを例に上げて、クリステンセン先生は丁寧にひもといてくれているわけです。

そのうち「ああ、これってうちの業界にもおこりうるなあ」「あの製品ってまさにそれだよなあ」と自分に引き寄せながら読める。
実にすばらしい参考書であります。

で、あるのですが、
事例がちょっと古かったり、業界が違うと、馴染みにくかったりもしたり。

その結果、「実のところクリステンセンの本を持っているが、96ページで読むのをやめたままだ…」などという方も少なくないと思いますので、クリステンセンの破壊的イノベーションとイノベーションのジレンマについてもわかりやすく解説した、『図解&事例で学ぶイノベーションの教科書』は、かさねてオススメする所存であります。

(キンドル版もありますしね)
図解&事例で学ぶイノベーションの教科書

あるいは、私と同郷のこの方のこちらの「煽りパワポ」によるプレゼンテーションも、より深く破壊的イノベーションを理解するうえで極めて参考になるかもしれません。ならないかもしれません。

何卒よろしくお願い申し上げます。


なんと占い特集でした。『Discover Japan』5月号で一部執筆しました。

Discover Japan (ディスカバー・ジャパン) 2015年 05月号

こんにちは。

占いって、あんま信じられないなあ、とか言いつつ、テレビでカウントダウン方式の星占いとかされると、自分の星座が上位か下位か気になって気になって、思わずチャンネル変えてしまう水瓶座の箱田です。

モノ、コト、人、エリアなど多岐にわたって、日本の魅力を再発見しまくる雑誌『Discover Japan』が、占い特集をしていました。

ええ。私も一部手伝わせて頂いております。

江戸中期に観相学を日本にひろめた水野南北という方を軸に、その流れをくむ人相術の第一人者・天道春樹さんを取材。
南北相伝をネタ本にしながら、顔の肉付きやシミやシワから現在・過去・未来をよみとく観相術のカンとコツについて書かせていただきました。

いやあ、男性で右の目尻の血色がいいのは、浮気心がある相ですってよ、奥さん。
口の端が黒ずんでいると、部下が使い込んでる可能性が高いんですってよ、お父さん。

そんなわけで、きわめて実用的なノウハウが満載となっております。
ぜひとも一家に一冊、あるいは二冊ほどご購入されてみると、きっと運が開けるかと思われますので、ぜひ。

 


横山秀夫さんから、道の駅まで…。『月刊BIG tomorrow』5月号で一部執筆しました。

BIG tomorrow(ビッグトゥモロ 2015年 05 月号 [雑誌]
こんにちは。

最近の感動体験といえば、小1になった長男が、Huluで『うる星やつら』を一緒に観ていたところ「ああ、俺、ラムちゃん、好きだわー」と溜息混じりで言い始めたことな、箱田です。

月刊ビッグトゥモロウにて、「つまらない毎日が激的に変わる『感動体験』のすすめ」という特集を、私・箱田と弊社・杉山が担当させていただきました。

東邦大名誉教授でセロトニン研究の第一人者、有田秀穂さん、
日本唯一の感動プロデューサー、平野秀典さん、などを取材。
40歳くらいからはいまるという心の老化を潤す、感動体験の大切さとその手法について書いております。

また、杉山はいつもの連載「大ヒットのし掛け人」にて、道の駅とみうら枇杷倶楽部の初代駅長である加藤文男さんを取材。さびれかけた街にこれまでの5倍の観光客を呼び込み、人気観光地に変えた秘密をおっております。

さらに、箱田はNHKでドラマが始まることでも話題の超ベストセラー小説『64』の作者である、横山秀夫さんを取材。

一時は記憶障害となり、7年もの歳月をかけて書きあげた同作誕生の経緯と、通学途中のストリートファイトに明け暮れた高校時代からひもとく横山さんの仕事観に迫った、濃密なインタビューも掲載されております。

書店、コンビニにて手にとって、感動していただけると幸いだっちゃ。


カデナクリエイト著『図解&事例で学ぶ イノベーションの教科書』が完成しました!

図解&事例で学ぶイノベーションの教科書

歌は世につれ、世は歌につれ。

なんてことを申しますが、ビジネスシーンでよく聞こえてくる流行語めいた言葉もまた、今の世を色濃く映し出し、同時に、世のトレンドに影響を与えていくものです。

コア・コンピタンスとか、コモディティ化とか、ビッグデータとか。

中でも、ひときわビジネスシーンに忍び込まれ、そこかしこで使われまくっている言葉が「イノベーション」でしょう。

「こちらは、そんなイノベーティブな製品になっておりまして…」
「あ~、いわゆる破壊的イノベーションでしょ?」
「お風呂にする? ごはんにする? イノベーションにする?」

といった具合に、気軽かつ乱暴に使いすぎて、本来の意味を忘れてしまいそうな方も多いのではないでしょうか?
ただ、使いたいだけ、みたいな。

医学的にはこれをマスターベーションというわけですが、
かくいう私も、その一人でした。

というわけで、たまにパラパラとイノベーションに関する本を開いてみるのですが、まあ、これがちょっとむずかしい。むずかしいというか、わかりづらい。いや、わかるんだけど、すぐ忘れてしまう。

ようするに、フラストレーションを感じていたわけです。

そこで、弊社・カデナクリエイトが日本で最もわかりやすい(であろう)イノベーションに関する本を作成してみました。

それが『図解&事例で学ぶイノベーションの教科書』(マイナビ)。
明日、3月21日に発売となります。

先述どおり、数多あるイノベーションについての本を買ったものの、最後まで読みきれなかった、実はよくわからなかったという方にも、ざっくりと「イノベーションとはなにか」をつかんでいただくことを目的の一つにしています。

まず1章でおおまかなイノベーションの歴史と概要を解説。

2章でシュンペーターやクリステンセンなど、イノベーション論の大家たちの説をわかりやすく紹介。

3章で具体的な会社や製品の事例でさらにイノベーション各論を紐解いた後、4章、5章では「イノベーションを組織、あるいは自分に活かすには」というノウハウにまで落としこみました。

すべて図解とともに見せることで難解なイノベーション理論をおおづかみでき、誰かに話したくなると同時に、「実践したくなる」解説書になることを意識しております。

また、内容の正確性を期すために、前作の『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』と同様に、専修大学経営学部や中央大学総合政策学部で企業家論を担当し、シュンペーター研究者の一人でもある池本正純教授に監修をしていただいています。

本書が、多くの方々が抱えている課題を解決する着火点となり、それが日本、あるいは世界の大きな問題を少しでも解決する一助になれば、幸いでございます。

インフォメーションは以上です。

あ、ちなみにキンドル版も同時発売となります!
図解&事例で学ぶイノベーションの教科書