第11回 『ポッドキャスト』で英語学習 ~面白コンテンツ編~

前回、「ポッドキャストで、英語学習&時事ネタ収集するぞ!」と誓ったものの、開始1カ月で、英語の時事ニュースに飽きてしまった僕。
目先を変えようと、他の分野のポッドキャストをiTunes storeで物色しました。
調べてみると、無料ポッドキャストでも、かなりバラエティに富んでいます。
嬉しい限りですが、選択肢が多すぎて、どうしていいか分からなくなりますね。
僕が観て、英語が分からないなりに、面白かったor面白そうだと思ったポッドキャストを、いくつか選んでご紹介しますので、ご参考に。◎が動画付き、●が音声のみです。

「Sesami Street Podcast」http://www.sesamestreet.org/podcasts/
ご存知『セサミストリート』のポッドキャスト版。1回5分程度ですが、10分以上に感じる充実ぶり。毎回、一つの単語を、エルモと豪華ゲストの対話、街頭インタビュー、ミニコントなど、さまざまな切り口で取り上げていて、楽しみながら、単語を覚えられます。さすが世界的番組は質が高い。

「geekbeatTV」http://geekbeat.tv/
美人過ぎる(?)オタク・Cali Lewisが、iPhoneアプリから任天堂3DSまで、さまざまなガジェットを紹介する番組。ガジェット好きにはかなり楽しめるかと。画質も良好。高画質過ぎて、僕の古いiPod nanoには同期できませんでしたが、ハイスペックのiPodならいけるかと思われます。
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「Football Japan Minutecast」
http://itunes.apple.com/jp/podcast/football-japan-minutecast/id311602769
サッカー日本代表やJリーグ情報を英語で聴けます。更新が早く、アジアカップ準決勝、日本vs韓国の試合結果は、翌日の昼には配信されていました。サッカー用語に偏るきらいはありますが、サッカー好きならハマれそうです。

「UEFA.com podcast ? news, exclusive interviews and more」
http://itunes.apple.com/jp/podcast/id213141153?ign-mpt=uo%3D4
UEFA(欧州サッカー連盟)のポッドキャストで、超有名選手のインタビューが目白押しでした。ちなみに、これとは別に、アーセナルのニュースを週1回伝える「Arsenal Vodcast」(http://feeds.arsenal.com/o2arsenalvod)なんてのも発見。ベンゲルファンはぜひ。

「H&M Fashion Video」http://www.hm.com/jp/fashionvideo
いくつかのファッションブランドがビデオポッドキャストを配信していましたが、多くは宣伝用イメージビデオといった印象。それに対し、H&Mは「上海のブティックを巡る」「NYのアイブロー専門店に聞く」など、世界のファッションシーンを探訪するポッドキャストを配信。それほど専門的な話ではないようで、ファッションに関心の低い僕でも多少聞き取れました。
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「Pod Surf TV」http://www.podsurf.tv/
世界のサーフポイントを紹介する動画ポッドキャストのようです。波の話が中心っぽいので、サーファーでない人にとっては、勉強してもあまり意味のない内容かも。ただ、美しい海と砂浜には癒されます。

「Best of YouTube (iPod video)」
http://itunes.apple.com/jp/podcast/best-of-youtube-ipod-video/id205372733?ign-mpt=uo%3D4
YouTubeにある数々の作品のなかから優秀なビデオクリップを4~5日おきに配信するビデオポッドキャストです。僕的には、たま~に当たりがあるかな? という感じです。毎回登場人物が違い、しかも話し慣れていない素人が出てくるので、リスニング難易度は毎回バラバラ。ただ、リスニングを鍛えるという意味では、もってこいのポッドキャストかもしれません。

「Steve Jobs and Bill Gates at D5 Conference」
http://itunes.apple.com/jp/podcast/steve-jobs-bill-gates-at-d5/id256972720?ign-mpt=uo%3D4
スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツ、夢の対談が、無料配信されていました。まるっきり聞き取れませんが。こんなのが聞き取れるようになりたいんだよなぁ。

「Martha Stewart」
http://itunes.apple.com/jp/podcast/martha-stewart/id282666113
知る人ぞ知るカリスマ主婦、マーサ・スチュワートの料理教室です。1コンテンツにつき1料理。なぜか肉料理ばっかりですが。なかなかうまそうではあります。料理絡みの会話はこれで学べるのでは?

「Ask A Ninja」http://www.askaninja.com/
アメリカ人忍者が登場。「忍者が壁を登る技術を犬に教えたいのですが」といったハチャメチャな質問に対して、何やら激しく答えています。調べてみたら、2007年のYouTube最優秀シリーズ賞に輝いた作品らしいです。早口過ぎて、僕の英語力では何を言っているのか分かりませんでしたが。リスニング力を鍛えるには良さそうです。
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「Learn Japanese JapanesePod101.com」
http://www.japanesepod101.com/
日本人が英語を学べるポッドキャストの多くは、日本語の説明が多く、英語の量が少ない気が。ならば逆はどうか、と英語圏の人が日本語を学べる番組を試してみました。で、残ったのがコレ。「おそようございます」「その会社員たちはドーナツを欲しがっている」「ねえ、大尉。敵に見られているんですけど…。どうします?」などなどツッコミたくなるセリフが随所に登場。ある意味飽きずに聞けます。音声だけでなく、ビデオポッドキャストもあります。
これだけあれば、そう簡単には飽きないでしょう。最近、スマートフォンを買ったので(ちなみに、あえてBlackberry)、コレでも観ています。
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一番ハマっているのは「セサミストリート」。エルモやクッキーモンスターを見ていると癒されてしまい、つい電車の中でも顔がほころんでしまいます。周囲から見たら、携帯を見ながらニヤついているキモいオッサンでしょうが。もし山手線内でそんな僕を見かけたら、暖かく見守ってください。
ポッドキャストによる英語学習を始めてから4カ月が経過。正直なところ、上達している実感はまったくないのですが…。きっと積み重ねが大事に違いない、と自分に言い聞かせて、続けていきたいと思います!


第10回 『ポッドキャスト』で英語学習 ~世界のニュース編~

「楽天やユニクロが、社内公用語を英語に!」。
そんなニュースに「黙っちゃいられない」と立ち上がった、弊社・カデナクリエイト。今年9月から、週1回、英会話教室が始まりました。
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オフィスにネイティブの英語講師を招き、習得に励んでおります。

ま、仕事で英語を使う場面は、あんまり、というか、ほとんどないんですが。

それにしても…、自分の英語力が予想以上に低いことに愕然としました。先日の海外旅行で十分認識したつもりでしたが(第8回参照)、改めて傷口に塩を塗られた感じ。
講師の先生は、簡単な単語で、かなりゆっくり話してくれているのに、全然聞き取れません。恥ずかしい話、「Today We are going to learn about KATAKANA words.」が聞き取れませんでしたから…。少しでもヒアリング能力を鍛えねば!

ヒアリング能力を上達させる手はいろいろあると思いますが、僕は、「PODCAST(ポッドキャスト)を利用し、iPodで英語ニュースを聞く」ことにしました。
理由は、得意の受け売りで、先日取材したグーグル日本法人の村上名誉会長が、「ヒアリング能力を鍛えるには、とにかく量! ナチュラルスピードの英語を聞きまくりなさい!」とおっしゃっていたから。英語ニュースなら、時事問題のチェックもできて、一石二鳥な気もします。
毎朝、自宅のPCでダウンロードして、往復1時間の通勤電車で聞く。300日続ければ、年間300時間の学習が――。なんて効率的な。うまくいけば、杉山システムの歴史の1ページに刻まれることでしょう。

さて、日本版のiTunes storeを見ると、さまざまな英語ニュースのポッドキャストがあります。どれがいいのか見当がつかないので、片っ端から試しました。

最初に試したのは、イギリス・BBCのポッドキャストです。
iTunes storeだけだと、何があるか調べにくいので、BBCのホームページを見てみると、番組数が278もありました。「週刊マンチェスターユナイテッド」(http://www.bbc.co.uk/podcasts/series/manutd)なんて一つのサッカーチームに特化したものもあります。
とりあえず、世界のさまざまなニュースを取り上げる(らしき)「Newspod」「Global News」と、世界のビジネスニュース(らしき)「World Business News」「Business Weekly」の4つをダウンロード。
しかし…、正直なところ、僕の英語力で、海外のニュースを耳だけで聞くのは時期尚早過ぎました。iPod上でニュースの見出し一覧は見られるので、何を話すかは聞く前に分かるのですが、それでも太刀打ちできません。

そこで目を付けたのが、動画付きのビデオポッドキャストのニュースです。ニュース映像があれば、少しはヒアリングの足しになるのでは、と。
まず、アメリカ3大ネットワーク(ABC・NBC・CBS)が、いずれも似たようなニュース番組のビデオポッドキャストを配信していました。

「NBC NIGHTLY NEWS」
(http://www.msnbc.msn.com/id/3032619/)
「ABC World news」
(http://abcnews.go.com/Technology/Podcasting/)
「CBS Evening News」
(http://www.cbsnews.com/stories/2007/01/29/podcast_eveningnews/main2407226.shtml?tag=contentMain;contentBody)

どれも夜のニュース番組で、1回20分強。最新の時事ニュースや特集コーナーが見られます。
3つを見比べ、最も気に入ったのは、「CBS~」。この女性キャスターが一番聞きやすい、てか美人でした。が、なぜかCBSは僕のiPod nanoでは同期できず…。
また「ABC~」は、やたらダウンロードに時間がかかることが判明。それもそのはず、サイズはNBCの2倍、CBSの4倍の200MBでした。自宅のPCは3年前に買ったXP。しかも、回線は1メガADSL。200MBは厳しいなぁ。
結果、渋いキャスターの「NBC~」に決定。

が、NBCだけというのもつまらないので、その他のビデオポッドキャストも試してみました。以下、レビューです。

「CNN Student NEWS」
(http://edition.cnn.com/services/podcasting/)
中学、高校の先生が教材として使うことを想定しているようです。毎日、1つのニュース(10分程度)が配信されます。確かに学生向けだけあって、聞きやすいか?

「NYT’s Business」
(http://itunes.apple.com/jp/podcast/nyts-business-video/id323244169)
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我がNewWorkTimesが勝手にライバル視しているNewYorkTimesのポッドキャスト。いくつかあるうち、「Business」をチョイス。アメリカの石原良純が商品紹介をしていました。いつも登場するわけではないようです。

「ABC Nightline」
(http://abcnews.go.com/Technology/Podcasting/)
前述のABCの別コンテンツ。ニュースの特集コーナー1つ(10分程度)を配信。最新のものでは、「グルテンフリー食品はヘルシーか?」という特集をしてました。さらっと見れて、なかなか面白いです。

Euro news「no comment」
(http://www.euronews.net/services/podcast/)
EU地域の英語版ビデオポッドキャストは数が少ない模様。ようやく見つけたのが、コレでした。が、見てみると、音声なし! まさしく“ノーコメント”。

「AL jazeera Listening Post」
(http://english.aljazeera.net/programmes/listeningpost/)
カタールの衛星放送局「アルジャジーラ」が、英語版のニュース番組を配信していました。中東情勢だけでなく、世界各地の話題を扱っています。

「Mosaic News」
(http://www.linktv.org/mosaic)
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ヨーロッパの他、UAEやレバノンなど、中東各国の放送局も連携しているようで、各放送局のニュースが見られます。イランの女性キャスターはヒジャーブ(スカーフ)で頭を覆い隠していました。イスラムな雰囲気が味わえます。
以上、いろいろ試した結果、一番のコンテンツは以下でした。

「NW English News」
(http://www.nhk.or.jp/daily/english/)
NHKニュースの完全英語バージョンです。世界のニュースを駆けめぐってきましたが、最終的には渋谷に戻ってきてしまいました。
NHKはビデオポッドキャストではないのですが、日本に関するニュースなので、単語で何となく意味が分かります。結局、海外のニュースだと、映像を見ても、意味が分かりにくく、モチベーションが保ちにくい、と感じました。

ということで、NHKを基本に、海外のものをパラパラ見る生活を1カ月程度送ったのですが、早くも飽きてきた…。そこで、別の分野の英語ポッドキャストを探し始めました。次回に続きます。


ライバルの製品名言っちゃいました!

インタビューでは、気持ちよく相手に話してもらう雰囲気づくりが大切ですが、時には、そんな雰囲気を台無しにするミスを犯してしまうことがあります。典型は取材相手の名前や社名や製品名を間違えたりした時。また、ライバル社のサービスや製品と混同したり、製造していると知らずにライバル社を誉めてしまうという恐ろしいミスもあります。
今、考えても青ざめるのは、さかのぼること数十年前。某家電メーカーの消費研究所の所長さんに、ライフスタイルと家電のデザインや色の変化についてお話を伺った時のことです。所長さんは、論客としても有名な方だったので、あらかじめ論文やインタビュー記事などを念入りに読み、準備万端(のつもり!)で臨みました。
私:「お話をテープにとっていいですか?」
当時はICレコーダーはまだありません。
私は、テープレコーダーを前に置きました。
所長:「それは、何ですか?」
私:「は? ウォークマンですよ!!」
当時はウォークマンの全盛時代でしたが、所長さんは、かなりの年輩。恐らく、録音機能つきのウォークマンを知らないのでしょう。
「このマイクを使えばステレオで録音できるんですよ。カセットテープのケースにマイクをはさんで固定させてるのは、けっこういいアイデアでしょ?」
私は、自慢の真っ赤なウォークマンを見せながら、一生懸命説明してあげました。
所長:「……」。
そのまま滞りなく取材は終わったのですが…。
後日、テープ起こしをしている時に、ふと気づきました。
よく考えれば、家電メーカーの研究所の所長がウォークマンを知らないはずはありません。
「それは、何ですか?」=「ほほう。それはソニーさんの製品ですな…」という意味に違いありません。本来なら、「いつもは御社の製品を使っているのですが、今日は、たまたま調子が悪くてソニーさんのを使ってるんですよ(笑)」などと応えるべきだったのに、ウォークマンの説明をトクトクとしてしまいました。
う~~~~。恥ずかしい! 研究所ということばにひっぱられて、メーカーだということをすっかり忘れていました。
このようなミスを防ぐためには、下調べをしっかりするしかありません。取材とは直接関係がなくても、関連会社、広告、業績、ヒット商品などをきっちり調べることで、新情報はもちろん、忘れていた情報を思い出すこともあります。思いこみも訂正できるはずです。当然、今では、ライバル社を誉めるような大失態はなくなりましたが……。
ミスタードーナッツとダンキンドーナッツの言い間違え、小諸そばのメニューと富士そばのメニューの混同といった思いこみと勘違いは、なかなか無くなりません。まだまだ下調べが足りないようです。決して、年のせいではありません。
■今回の失格言
『気をつけよう思いこみと勘違い』


第8回 真っ青になりました。~取材の時のファッションとは?~

振り返ると、今夏は実に暑かった。
インタビュアーにとって…というよりも「汗だく星人」な私にとって、夏の暑さは実にキツいものです。
なにせ夏場の取材となると、私はオールウェイズ・汗だくだく。
だから、必ずインタビュー相手に言われるのです。
「あ、暑かったら、どうぞジャケット脱いでください」(←はい。と即座に脱ぎます)
「ああ、エアコンちょっと強めますね」(←助かります)
「あれれ、今日、雨ふっていましたっけ?(笑)」(←いじめでは?)
だったら、最初からポロシャツなりでいきゃいいのに、という話もあるのですが、基本的に取材の際は「相手と似た格好をする」というのがセオリーです。
例えば、びしっとしたカタめのビジネスマン相手なら、やはりこちらもスーツにネクタイで伺う。逆にこだわりもったアメカジショップオーナーが相手なら、例えばこちらもチノパンにデニムシャツで、といった具合です。
「スーツならば失礼は無いだろう」と思われる方もいるかもしれませんが、ジーンズにTシャツ姿の相手の前に、ガチガチのダークスーツのインタビュアーが現れたら「なんだか話しづらいな…」となかなか胸襟を開いてもらえないものです。逆に、年配の会社社長の前に穴のあいたジーンズ姿で現れたら、怒られかねません。
ようするに、インタビュアーにとってのファッションは、自分ではなく「相手のためにある」と考えるのが正解。良い記事を作成するためには“気持ちよく相手に話してもらう“ことがなにより大事だからです。ファッションはそのための環境づくりであり、インタビュアー自身のファッション・ポリシーやら好み、はては「暑い・寒い」なんて二の次、三の次になる、というわけです。
その日も、暑い、暑い夏の日でした――。
媒体は独立起業に関する情報誌。
取材相手はネットでショッピング代行を手がけていた個人事業主の方。
カタからず、やわらかすぎず、という職業の相手だったので、守備範囲の広い「ノーネクタイでジャケット着用」というスタイルで、取材先の渋谷のカフェにうかがいました。
「あ……ハンカチ忘れた」
それに気づいたのは、当時住んでいた最寄駅に着く直前でした。これから家まで戻ってハンカチ一枚を取りに行くのは、実に億劫。なので、駅前の100円ショップにてバンダナを購入。これをハンカチとして使うアイデアを採用しました。
「ヴィンテージのアメリカ古着なんかも扱っている人だから、バンダナって感じかな」
中途半端に色気を出したのが、いけなかったのかもしれません。
取材そのもは実にスムーズに進行しました。
「学生時代からずっとファッションが好き」「しかし、地方都市の田舎町ではほしいものが手に入らない」「雑誌でみたあのブランドがほしいから上京していた」「出費と時間が実に無駄」「ならば『かつての自分』を相手にビジネスを!」「そして思いついたのが、ブランド品のショッピング代行だった」。
スムーズじゃなかったのは、取材場所となったカフェの空調。35度近い猛暑のせいか、極めて効きが悪く、取材序盤から私の額や脇は汗ダクダクに。あっというまに汗だく星人になっていたのでした。もっとも――。
『100円でバンダナ買っておいてよかった』
密かにそう思いながら、噴き出る汗をぬぐいつつ、ふんふんと取材はつづいていました。
が、そのとき突然、取材相手の表情が一変。
そして、こんな一言を私に放ちました。
「あの……顔、青いですよ」
え? そんなまた。えらく暑いとはいえ、顔面蒼白になるほど体調悪くないですよ~、なんて笑って返したのですが、「そうじゃなくて」と返されつつ、同行していたその方のスタッフに小さな手鏡を渡されました。
そして、驚きました。
『白昼、渋谷のカフェにブルーマン(http://blueman.jp/dir/about/index.html)あらわる!』
いや。あそこまで青くないのですが、何か青鉛筆で雑に塗りまくったかのように顔全体がうすら青く。理由はもちろん、青いバンダナ。噴き出る汗を拭うたび、未洗濯のバンダナから染料が、私の顔にいちいち塗布されていった、というわけです。結果、不健康というか不気味というか、まるで不可思議な青いいきものが誕生。”汗だく”を退けようとした結果、「星人」だけが残ってしまった、というわけです。
以来、私のジャケットのポケットにも必ずハンカチが入っています。
さらに取材バッグには、必ず予備ハンカチと予備予備のタオルハンカチまで常備する気合の入れようです。
もちろん、色は青以外で。
■今回の失格言
バンダナを買ったら、必ず洗濯してから使うべし。


『超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか』をやってみた。

超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか編集部のメンバーが最近読んだ“シゴトに関する書籍”を自ら実践。その「はたらき心地」をレポートするという、安易なプラグマティズムにもとづいた書評コーナーなのです。
<今回のやってみた本>
『超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか』(小松 易/著 マガジンハウス)
<今回のやってみた人>
須貝

今回はデスクの片付けに挑戦。

「けっこう机、きたないよね」
と、先日会社の先輩に言われた。私自身、密かに気にしていたことだったので、「思い切ってデスクを片付けよう!」と決心。某誌の書評の仕事で出会った本を実践してみることにした。タイトルは『仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか』。日本初の片付け士・小松易さんによるデスクの片付けのノウハウが詰まった一冊だ。著者によれば「机がキレイな人は頭の中もきれいに整理されていて、仕事もできる」ということらしい。確かに自分の周りを見渡してみると、そんな気がする。
で、私の机はこんなかんじだ。
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かなりきたない。そしてなぜか小銭が散らかっている。こんな状態をいったいどうすればよいのか。本書によればそもそも片付けは「整理」と「整頓」の2つから成り立っているという。そして、整理は「物を減らすこと」、整頓とは「物を使いやすい場所に置くこと」。つまり片付けとは、物を減らして使いやすく配置することなのだ。
著者によればデスクの片付けの理想は「机の上にパソコンと電話のみ」。軽くやりすぎ感が漂うが、黙って実践しよう。本書は片付けの手順が非常に具体的に記してあるので、書かれた通りに実践すれば整理整頓ができるようになっている。
はじめは引き出しの整理から。
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あらためて冷静に見ると相当きたない。
これをどうするかというと、中身を「全部外に出す」!
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外に出す作業、完了。
中身を全部外に出す理由は2つあって、「すべてのものが見渡せるので効率が上がる」のと「減らす覚悟ができる」のだそうだ。確かに早く減らしてしまいたい。
次に「要」「不要」に分けて、不要としたものを減らす。
普段使っていない余分なボールペン、「不要」。
全く使っていない液体のり、「不要」。
数カ月前に終わった秋葉原ホビーまつりの抽選券、「不要」。
こんな地道な作業を続けた結果……。
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ほぼすべての物が「不要」だったという衝撃的事実が判明した。
よく使うペン2~3本や電卓といった限られたアイテムだけが残った。
同じ要領でデスクまわりをすべて整理整頓!
デスクの棚に眠っていた1年以上前の書類や雑誌のバックナンバーといった不要な物を大幅に削減。さらにパソコンの本体はデスクの下へ移動。よく使う書類もすべて右下の引き出しの中に収納した。
そして最終的に……。
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目標としていた「机の上にパソコンと電話のみ」が実現した。一瞬、「今日で退職する人のデスク」に見えなくもないが、非常にスッキリしていて良いと思う。ついでに自宅であまっていたパソコンのモニターを持ってきてデュアルモニターにしてみた。
さて、この状態になってからすでに1か月ほど経った。とにかくデスクが広いので、毎日非常に気持よく仕事ができている。原稿を書くときに、机に資料をたくさん広げて作業をしてもまったく邪魔にならない。
それと、何と言ってもモニターが2台になったことが大きい。PCでの作業効率が飛躍的に上がった。例えば右のサブモニターでブラウザを開きながらメインモニターで文章を打つ、メールソフトをサブモニターに映したままメインモニターで他の作業をする、なんてことができてとても快適だ。
……と、いつのまにかデュアルモニター環境を勧めてばかりいたが、それもこれも机の上をキレイに片付けたからこそできた話。ぜひ、デスクの片付けにチャレンジして成功した暁にはモニターを2台にしてほしい。きっと、今より「仕事ができる人」になるはずだ。

超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか

超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか

  • 作者: 小松 易
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2010/06/24
  • メディア: 単行本