第8回 『SugarSync』でボンボヤ~ジュ!な出張仕事術

ボンジュ~ル。一昨日、イタリア・フランス旅行から帰国したばかりで、ヨーロッパにかぶれております。エスカ~ルゴ、モンブラ~ン、シルヴプレ。

…さて、新婚旅行という大義名分を利用し、ガツンと11日間休ませていただいたのですが、その分、仕事は前倒し。出発前はバタバタでした。一応、出発前夜にすべての原稿を書き上げたのですが、万が一、修正があったら、旅先でやらざるを得ません。原稿や資料などのデータを、現地で見られるようにしておく必要がありました。

が、データの面に関しては心配無用! 新たに杉山システム入りした、『SugarSync』のおかげです。トレビア~ン、メルシ~(すみません、もうやめます)。
これは、無料で使えるオンラインストレージソフト。簡単に言えば、自分のPCのデータをサーバーに自動でアップロードしてくれ、ネットにアクセスすれば、いつでもどこでもダウンロードできる、というソフトです。
特筆すべきなのは、ダウンロードの方法。以下のような自分専用サイトにアクセスする手もありますが、
sugar1.JPG

使っているPCが2台だけなら、そんなことをしなくてもOK。片方のPCのデータを、もう片方のPCのデスクトップ上に勝手に保存してくれるんです。
たとえば、会社と家のPC2台を登録します。すると、会社のPCのデスクトップにあるフォルダが、家のPCにも現れます。もちろんフォルダの中身も同じです。以下の画像は、上が会社PC、下が僕の自宅PC。同じフォルダがあるのがお分かりになるでしょう。

sugar2.JPG

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そして、片方のPCでデータを修正し、保存すると、自動的にアップロード。もう片方のパソコンを立ち上げた時に、これまた自動的にダウンロードしてくれます。あとは、フォルダを開ければ、修正済みのデータを見られる、というわけです。
これまで、家に仕事を持ち帰る時は、必要なデータをGmailに送っていたのですが、「あのデータを送り忘れた!」ということが、たまにありました。こういうミスとはもうおさらばというわけです。有料版はもっと高機能のようですが、無料版でも2GBの容量があるので、十分でしょう。

と、以上のことはすべて後輩の須貝に教えてもらいました。すみません、またパクリました。

そんな『SugarSync』をノートPCにインストールし、満を持して旅立った僕。幸か不幸か? 1本、原稿の修正依頼がきました! 以前もらっていた資料のデータをいくつか確認する必要がありましたが、『SugarSync』を使って同期していたので、問題なく見られました。嫁が寝てから、眠い目をこすりながらの原稿修正でしたが、スムーズに完了。いやはや、これは便利だわ。

ただ、ちょっと弱点もあります。一つは、遠隔操作ができすぎること。一度、自分専用サイト上でフォルダを削除したら、PC上のフォルダも消えてしまいました。そのフォルダはゴミ箱にあったので、事なきを得ましたが…。また、デスクトップにあるフォルダのファイルを自動アップロード時に、PCの動作がやや重くなることも。まぁ、XPを使っているからだとは思うのですが。それがイヤでなければ、使えるソフトといえるでしょう。

というわけで、快適に出張仕事ができたかのように見えますが、意外なことで手間取りました。インターネット接続です。
最初にベネチアのホテルに滞在したのですが、部屋にLANケーブルがありません。Wi-Fiか? でも、ホテルのご案内には、何も書かれていません。うーん、困った、うーん。
意を決して、フロントに聞きに行きました。うわぁ、愛想悪そうだな。

僕「えっと、え、Excuse me!」
フ「(まゆをひそめて、無言でこちらを向く)」
僕「ええと、その…Can I internet?(う、動詞がない)」
フ「what!?」

結局、ノートPCをフロントに持っていき、「Can I internet?」と身振り手振りのコンビネーションの結果、Wi-Fiのパスワードをどうにかゲットしました。

要は初歩の英会話ができれば、簡単にネット接続できたわけですが。ヤバイですね、オレ。帰国後、英会話の本を読み始めたのは言うまでもありません。


カテゴリー: 杉山システム | 投稿日: | 投稿者:
sugiyama

sugiyama について

1975年東京都生まれ。専修大学法学部卒業後入社。現在「月刊BIGtomorrow」「THE21」「週刊東洋経済」に寄稿中。共著に「イノベーションの教科書」「ビジネスモデルの教科書」「クイズ商売脳の鍛え方」、構成に「うまい棒は、なぜうまいのか」等。週末は野球&空手をするが、ビール&肉類大量摂取でプラマイゼロ