月別アーカイブ: 2010年4月

OLの仕事の満足度は?

サンケイリビング新聞社の情報紙「シティリビング」が、「OLの会社仕事に関する調査」の結果を発表しました(回答者459人・平均年齢32.8歳)。
その結果がこちら。http://www.sankeiliving.co.jp/ol_report/c_ol_89.shtml
これによると、「会社に対する満足度」は平均で64.1点、「仕事に対する満足度」は平均で64.3点。案外高めの数字。
会社に対する満足度に関しては、96~100点をつけている人が、18人もいます。
コメントを一部抜粋すると、
「産休や育児休暇も取らせてもらえて、今は時短で仕事もさせてもらえていて家事との両立がしやすいから」(30歳・既婚)
「直属の上司がとても良い方で、同僚もやさしい方ばかりです」(26歳・未婚)
こんな会社、あるんですね~。実名が知りたいところです。
「勤めている会社に自慢できるところはありますか」という設問も、あると答えた人が77.5%。ただ、詳しい回答を見ると、
「会社からの眺めが良い(27歳・未婚)」「飲み会が少ない(26歳・未婚)」。え、そこ!?
とはいえ、全体的には仕事に対して前向きな回答が多く、
「(※妊娠に関係なく)結婚後も働き続けたい」という人が46.4%も。
女性のパワーを再認識させられる調査です。


地域競争から首長競争の時代へ?

地域間競争が激しい時代。地域の「顔」とも言える首長の役割は、ますます重要になりそうです。「最年少市長」がキャッチコピーの千葉市長は、ついに『千葉ウォーカー』で、タレント並の活躍を始めました。

最年少市長とデートに行こう――。3月末に発売されたイベントやグルメ、生活の地域情報誌「千葉市ウォーカー」(角川マーケティング・定価880円)で、千葉市の熊谷俊人市長(32)が表紙・グラビアデビューし、芸能人さながらのポーズやカメラ目線のスマイルが話題を呼んでいる。
誌上では「市長がちば市デートをプロデュース」と題し、市のマスコット・ちはなちゃんと市長が、千葉都市モノレールで市科学館を巡るデートコースを紹介。市長はネクタイをはずしてリラックスした表情で「人生のモテ期は大学時代」などとコメントしている。
(中略)「韓流スターのようなあたたかみで普段と違った一面を出せた。関係した方にも前向きに受けとめていただきありがたい」と話す。三省堂そごう千葉店では販売部数が210冊を突破し、ムック本としては好調な売れ行きという

熊谷市長の挑戦は、見事にあたったようです。ところで、これは首長に限ったことではないかもしれません。企業でもトップ個人から社員一人ひとりの魅力が、これまで以上に企業や商品の好感度を左右するようになっています。自分を表現できるキャッチコピー、ダイエット、身だしなみ、ちょっと秀でた趣味…。やること満載でため息が出てきました。
[朝日新聞]千葉市長、雑誌デビュー上々 こだわりデートコース紹介
http://www.asahi.com/national/update/0410/TKY201004090586.html


ロールモデルと出会える企画展 25日まで

近代日本の形成に貢献した企業家・実業家を紹介する企画展「“輝”業家―古往今来」が、東京・新宿の帝国データバンク史料館で開催中です。以下、読売新聞。

カリスマ経営者たちが、トップに上り詰めるまでの足跡や人間くさいエピソードなども盛り込み、日本経済の発展を牽引したリーダー像を浮かび上がらせる内容。同史料館は「就職活動に苦労している若者もあきらめずに、自分の可能性を追求することの大切さを感じてほしい」と話している。
 選ばれた企業家27人は、経営史専門の大学教授ら10人が、5人ずつ投票した。
 トップに輝いたのは渋沢財閥創始者の渋沢栄一(7票)で、選考委員の由井常彦・明治大名誉教授(経営学)は、「明治日本の傑出した実業家。数多くの近代企業を設立、経営した」と選出理由を説明した。
(中略)
 2票以上を集めた上位9人については、大型パネルで選出理由やエピソードなどを展示。本田宗一郎が11歳の時、曲芸飛行を見るため、父親の自転車で一晩かけて20キロ離れた浜松の飛行場に向かったことや、三菱財閥創始者の岩崎弥太郎(2票)が、笑顔で接客できない従業員に小判の絵を描いた扇子を渡して「お客を小判と思え」と指導したエピソードも紹介している。

ここで紹介されている27人の企業家との出会いが、あなたの生き方・働き方を変える可能性も? 開催は4月25日まで。入館料は無料とのことです。ご興味があればぜひどうぞ。
[読売新聞]プロが選ぶ 企業家27人
http://job.yomiuri.co.jp/news/ne_10040705.htm
[帝国データバンク]プレスリリース
http://www.tdb.co.jp/info/topics/k100204.html


設置に700億円、撤去に32億円!!

エレベーター、コンビニをはじめ、今や監視カメラに撮影されない日はないといっても過言ではありません。監視カメラは、防犯にはかかせませんが、働く人にとっては仕事の監視にもなるやっかいな代物です。
日本郵政は、監視によって、職員のモチベーションが下がるといった弊害を抱えていたそうです。
そして、そんな状況にNOをつきつけました。以下産経新聞より。

 監視カメラは、旧日本郵政公社時代の2007年4月から防犯体制の強化を目的に設置を開始。カメラを含めた防犯対策全体で約700億円の費用を使っていた。
 郵便局の局長らが設置に反発しており、亀井静香郵政改革担当相が郵政見直しを進める中で「(本社が)局長の動きを監視している」として撤去を求めていた

監視カメラは全国約一万八千の郵便局内に設置されています。その撤去にかかる費用は32億円!
撤去したカメラは、売るなど少しでもお金に換える工夫はするのでしょうか?
監視カメラを撤去して防犯対策は大丈夫なのでしょうか? 
もしかしたら、一部のカメラは防犯用に残すのでしょうか?
謎が深まる日本郵政の監視カメラでした。
[イザ]32億円かけ監視カメラ撤去 郵便局内「士気失わせる」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/378341/


既卒から内定ゲットに成功した人の特徴とは?

就職氷河期の再来と言われる現在。内定がないまま卒業を迎えたという人も多いといいます。そこで気になるのが先輩たちはどうだったのか。前の就職氷河期で、卒業後も就職活動を続けて見事就職を決めた人たちのアンケートがアルバイト情報の「an」から発表されました。
[アルバイト・バイト検索 /an regular(アン レギュラー)]内定ゼロからリベンジ成功!氷河期世代100人リサーチ
http://regular-shigoto.weban.jp/contents/job_station/100405.html
対象となったのは2000年~2005年の間に高校、専門学校、短期大学、大学、大学院のいずれかを卒業、在学中に就職活動で内定をひとつも獲得せずに卒業し、その後1年以内に正社員となった方100名。
意外だったのは「卒業してから、会社選びの基準を変更した?」の質問に、「条件を変えなかった」人が4割近くいたこと。ある程度の妥協は必要かとは思いますが、やはりやりたいことがはっきり決まっているほうが就職しやすいのかもしれません。もっとも、条件を変更しなかった人は条件を変更した人に比べて就業までの期間が長くなっている傾向があるそうです。
一般的に内定がないまま大学を卒業すると「既卒」となり新卒扱いにならないため、就職するのが非常に厳しくなると言われています。先の氷河期世代の中で、既卒から正社員になれた人がどれほどいるのかよくわからないのでなんとも言えないところがありますが、いろいろと参考になるところは多そうです。