月別アーカイブ: 2010年4月

「香るオフィス」でストレスゼロ!

リラックスや気分転換を図ろうと、アロマオイルやお香など、自宅の部屋で“香り”を楽しんでいる人は少なくないでしょう。
最近では、その“香り”の効果を、オフィス環境の向上に役立てようとしている企業も出てきています。以下・読売新聞。

 約60人の職員が、電話で顧客の相談に応じる鳥取県倉吉市のコールセンター。オーディオ機器メーカー・オンキヨー(大阪)の施設で、室内にはほのかなライムの香りが漂う。
 昨年11月から、芳香を拡散する機器を導入し、オレンジ、ユーカリなどの香りを月替わりで漂わせている。勤務中は同僚と会話をする時間もなく、気分転換がしにくい。このため、職場環境の改善のために香りを取り入れたが、「気分よく仕事ができる」「緊張が和らぐ」と職員には好評だという。

弊社オフィスは、マンションの一室にあるのですが、たまに流しの水道管から下水のにおいがすることが。私はすぐそばに座っていることもあり、仕事のテンションがガタ落ちする時がありました。明日にでも取り入れたい試みです、社長!
[読売新聞]職場に芳香 和らぐ気分
http://job.yomiuri.co.jp/news/ne_10041301.htm


第6回 しゃべり過ぎちゃいました

インタビューを成功させるための鉄則は、事前に取材相手のことをよく調べておくこと。
著書、新聞・雑誌・ネットの記事、出演番組…。これらをチェックし、これまでの経歴や人となり、考え方などの予備知識を得ておくのと、得ていないのでは、インタビューの結果は大違いです。メリットをいくつか挙げると、
・何度も出ている話をせずに済むので、時間の節約になり、重要な質問に時間を割ける
・「あの記事ではこう書かれていましたが、実際この時どうお考えだったのでしょうか?」とより突っ込んだ質問ができ、それがハマれば、他誌にはない情報を引き出せる
・趣味やプライベートな話で盛り上がることで、会話のキャッチボールがしやすくなる

といったところでしょうか。
逆に、下調べが甘いと、表面的な質問に終始してしまい、薄っぺらい記事しか書けなくなる。また、それが相手にバレると、取材の雰囲気がものすごく悪くなることもあります。
というわけで、ライターになった頃から、最低限の下調べはしているのですが、
「下調べすればいいわけじゃない」ということを思い知らされた出来事がありました。
それは10年前。某月刊誌の「私の創業ヒストリー」といった記事の取材でした。
取材先は、ITベンチャーの旗手として、世間でも注目を浴びていたキレ者社長。
一方の僕はというと25歳(当時)。それまでビッグネームに取材をした経験がないペーペーで、しかも当日は編集者が同行しないことに。
「僕一人で大丈夫だろうか…」
ガチガチに緊張してきました。
その不安を少しでもぬぐい去ろうと、雑誌やネットのインタビュー記事を手当たり次第にかき集めました。そして前日から読み込み、プロフィールや考え方を暗記するほどに。よし、これだけ覚えれば、「そんなことも知らないの?」とは言われまい。きっと大丈夫――。
さて、取材が始まりました。下準備の成果を発揮するぞ!
僕「まず、開業のきっかけからなんですが、意識された時期は、やはり大学時代にソフトウェア会社で働かれていた時ですか?」
社長「そう…ですね、はい」
僕「そちらで仕事をされている時に、今後就職するというよりも、これからインターネット系のビジネスをしていこうと思ったわけですね」
社長「そう…ですね」
僕「で、○○に書かれていたのですが、ご友人と3人で起業されたそうですが、大学で価値観の合うご友人と知り合ったそうですね」
社長「……ええ」
文字にすると、何がいけなかったのか、よく分かります。
一言でいえば、「下調べの確認作業に終始していること」。
確かに質問なのですが、答えも僕がしゃべってしまっているわけですね。
これでは、相手は「YES」か「NO」でしか答えられません。
営業でも合コンでも、会話を盛り上げる基本は「相手に話してもらうこと」。
「YES・NOでしか答えられない質問」は、その対極といえるでしょう。
インタビュアーがそれをやってどうする!
もちろん、この取材は失敗に終わりました。
「確認作業」ばかりしていたので、話が盛り上がらず、そのまま取材時間が終了。
とりたてて面白い話を引き出せず、原稿も薄っぺらい内容になってしまいました…。
この「確認作業」をいつ反省したのかは忘れたのですが、
今では、インタビューの冒頭で、どの著書とインタビュー記事を読んだかを伝えると共に、「改めて教えていただいてもよろしいですか?」と言うようにしています。
そして、「まず、○○さんの営業の基本スタンスを教えてもらえますか?」などとYES・NOでは答えられない質問をしています。
こうすると、相手が「ここまでは知っているだろう」と判断し、回答をこちらに合った形にアレンジしてくれる。また、相手も話しやすいことが分かったからです。
今回の失格言
知ってても 話さないのが 心意気


星野リゾート社長からアントニオ猪木まで。 『真似の出来ない仕事術2』発売


BRUTUS ( ブルータス ) 2010年 5/1号 [雑誌]昨年11月に発売された、雑誌『BRUTUS』の「真似の出来ない仕事術」特集。安藤忠雄氏、糸井重里氏、スタジオジブリなど第一線で活躍し続ける人たちの「真似出来ないんだけど、自分の仕事にも取り入れてみたい!」という仕事術を紹介し、注目を集めました。そして、早くも第2弾となる『真似の出来ない仕事術2』が4月15日に発売。というわけでさっそく購入して読んでみました。
登場するのは、以下の方々。
星野佳路(<星野リゾート> 代表取締役社長)
片山正通(代表、インテリアデザイナー)
伊藤直樹(エグゼクティブクリエイティブディレクター)
浅野いにお(漫画家)
松本圭介(僧侶、仏教コンテンツプロデューサー)
阿部千登勢(デザイナー、社長)
佐野研二郎(アートディレクター、クリエイティブディレクター)
アントニオ猪木(実業家、元プロレスラー)
針谷建二郎(代表、クリエイティブディレクター、アートディレクター)
福富太郎(飲食店経営者、絵画コレクター)
nendo(デザイン会社)
シェ・パニース(レストラン)
フラワー・ロボティクス(ロボット・メーカー)
レベルファイブ(ゲーム会社)
(敬称略)
今回もクリエイティブな分野を中心にさまざまな業種の人たちが、“真似の出来ない”仕事術を披露しています。
星野社長のデジカメ仕事術あたりは、氏の撮影頻度には及ばないでしょうが自分の仕事にも取り入れてみたいと思いました。個人的に気になったのは、現役僧侶の松本圭介さん。精進料理のイベントやお寺の境内をテラスにして開放するなどユニークな活動をしています。いまはMBAの勉強をされているそうです。
仕事術のみならずユニークな働き方をされている方が満載の内容になっているので、書店で見かけた際にはぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。


アメリカで急増中の職業「ニンジャ」って何?

「忍者」といえばもちろん、時代劇などで活躍するなんか黒い装束に身を包んだやつです。個人的にはショー・コスギ氏を思い出します。もしくは、『ニンジャタートルズ』。
いま、この「ニンジャ」になりたい若者がアメリカで増えているんだとか。もしかして現実逃避? と思ったんですが、どうも違うようです。以下、WSJ日本版。

サンフランシスコに住むニコール・サリバンさん(32)は、最新テクノロジーの販売促進を手がけていたことがあるため、履歴書に「エバンジェリスト(伝道者)」と記載していた。だが08年に自ら会社を立ち上げた後、特別なスキルをアピールする必要が出てきた。
 彼女は今、「ニンジャ」として有名になりたいと考えている。
 サリバンさんは、黒頭巾をかぶった武術の達人ではない。自称「忍術を使ってソフトウェアを開発する」サンフランシスコのコンピュータプログラマーだ。
 今や「ニンジャ」は、新世紀の「グル(第一人者)」の座を争う、注目の職種なのだ。
 会員数が6500万人を越えるビジネス向け米ソーシャルネットワーキングサービス大手、リンクトインによると、昨年、新しい職種としての「ニンジャ」は急増し、ほかの流行の職種をはるかに凌いだという。リンクトインのサイト上で公開プロフィールに「ニンジャ」と記載する会員数は今のところ800人程度にとどまっているが、同じくIT関連で流行している「グル」や「エバンジェリスト」といった肩書きを大幅に上回ったと、リンクトインで職業データのパターンを研究する科学者のモニカ・ロガティさんは語る。
 「ニンジャ」とは何だろうか。正確に定義するのは難しい。
 「日本から輸入されたものではない。どこにでもいるようなソフトウェア開発者か、専門技術職を指しているようだ」とロガティさんは説明する。彼女がニンジャの登場に気づいたのは03年だが、昨年は急激に人気が上昇したという。
 シリコンバレーの人材会社の最高経営責任者(CEO)を務めるバレリー・フレデリックソンさんは、90年代の「エバンジェリスト」から続いている、IT業界の風変わりな肩書きの最新版が「ニンジャ」だと指摘する。

コンピュータプログラマーの「ニンジャ」が大半を占めるそうですが、家具の運送から何でも屋まで、さまざまな職種の人が「ニンジャ」を名乗っているようです。
「ニンジャ」ってかなり変わった職種だなと思うんですが、よくよく考えると「グル(第一人者)」とか「エバンジェリスト(伝道師)」も変。それを履歴書に書いちゃうセンスもすごいです。いや、でももしかしたら日本でも逆輸入的にニンジャ・ブームが到来して「私、ニンジャなんです!」と宣言する若者が増える……わけないか。


女性が魅力を感じる制服、2位「会社員」!?

快挙です。「gooランキング」が実施したアンケート「女性が魅力的に思う制服/ユニフォームの業界ランキング」のことです。まずは順位をご覧あれ。

1位・パイロットや3位・医者は高給とりのイメージともリンクしていることでしょう。4位・警察官と5位・消防士も、頼りがいありたくましいイメージを抱かせる彼らの制服が女性にウケるのもよく分かります。
それにしても2位・会社員。
包括的ジャンル、きました! もっとも、いわゆる「細身のスーツを着たシュッとした男性」のイメージなのでしょう。確かにおしゃれでスタイリッシュなスーツが増えた今、かつて「どぶねずみ」などと評されたビジネススーツのイメージが変わりつつあるようです。
と書きながら気づきましたが、この記事を書く私も会社員。味の出過ぎてうぐいすあん色になった軍パン&よれきって向こう側が透けて見えそうなデニムシャツ姿ですが……魅力ありますか?
ちなみに男性が魅力的に思う制服はコチラ。

3位と5位をマッシュアップした「メイド喫茶」がウケる理由、分かった気がします。