昨年は、「派遣切り」など非正規雇用者のリストラが進められましたが、今年は、いよいよ正社員のリストラが本格的になってきたようです。
商工リサーチの調査によれば、2009年に早期退職者を募集した企業は186社。
募集人数は、公表している184社で2万2713人に達しました。
昨年は、68社・8979人ですから、企業数、募集人数ともに2.7倍に増えました。
2万人を超えるのは、ITバブル崩壊後の2002年以来だそうです。
アイフルやパイオニアのように1000人以上の募集をした企業もあります。
上場企業で、この人数。
非上場企業では、どのくらいの数の退職者がでているのでしょうか。
さらに、リストラは、今後も加速すると予測されているそうです。
上場企業希望・早期退職 7年ぶり2万人超 二番底懸念 進む正社員削減
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091211-00000015-fsi-bus_all
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オバマ大統領「ジョブ・サミット」開催
12月3日、オバマ米大統領が、雇用問題の解決策を練る「Job Summit(雇用サミット」をホワイトハウスにて開催しました。
このサミットにはグーグルのエリック・シュミットCEOや、ウォルト・ディズニーのロバート・アイガーCEOなどはもちろん、中小企業の多数の経営者たち、さらにノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏といったエコノミストなど130人が参加し、雇用創出のためのアイデアを議論。
また各作業部会では、代替エネルギー源の開発を通じた雇用創出の取り組みなどについても話し合われたようです。
アフガニスタンの増兵戦略やノーベル平和賞の受賞など、自身の外交活動が注目されていた大統領ですが、失業率が10%を超えるという深刻な国内雇用状勢の回復に、再び力を入れ始めたようです。
「雇用創出は民間主導で」 雇用サミットで大統領 企業支援の税制推進
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200912050034a.nwc
全59職種の平均年収は456万円。2年連続で前年を下回る
人材サービス会社のインテリジェンスが、12月8日、「DODA 職種別平均年収ランキング2009-2010年版」を発表。
それによれば、全59職種の平均年収は456万円(2008年9月~2009年8月。25~39歳の約9万人を対象に調査)。前年と比べて5万円減少し、2年連続で前年を下回りました。
職種別にみると、昨年との比較が可能な58職種のうち、37職種で平均年収が減少。とくに、電気、電子、機械、化学といった製造業のエンジニア系職種の下落が顕著で、12職種中、9職種で前年平均を下回っています。
総合ランキングの1位は、3年連続「投資銀行業務」で880万円。2位は「運用会社(ファンドマネジャー・アナリスト・ディーラー)」(847万円)、3位は「法人営業(メガバンク・地方銀行・証券)」(716万円)と、トップ3を金融系職種が占める結果に。
今回より新たに集計職種に加わった「福祉・介護」は370万円。59職種中58位と、全体でも低い給与水準に止まっています。
転職サービスDODA
「DODA 職種別平均年収ランキング2009-2010年版」を発表
全職種平均 前年比5万円減の456万円 2年連続減少
http://www.inte.co.jp/corporate/library/wage/20091208.html