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ついに紙を持ち歩かない時代に!?

1月19日のニュースでも触れたように、徐々に盛り上がりつつある電子書籍市場。
本や雑誌のみならず、仕事で使う紙書類や資料も電子端末で持ち運べたなら――。
そんな夢がまた一歩近づいてくれました。ブラザー工業が1月20日に電子ペーパー端末が、実売価格10万円で発売したからです。以下、ITmediaの記事より。

 ブラザー工業は1月20日、電子ペーパーを採用した携帯型ディスプレイ端末の廉価版「ブラザー ドキュメントビューワSV-70」を2月20日に発売すると発表した。オープン価
格で、実売価格は10万円前後。
 A4サイズの書類をデータ化して持ち歩くこと想定した業務用端末。昨年発売した電子ペーパー端末「SV-100B」(実売14万円前後)からBluetooth通信機能やmicroSDカードなど一部付属品などを省き、価格を抑えた。
 基本機能はSV-100Bと同じで、表示部は9.7インチ(150dpi)のモノクロ4階調表示。2GバイトのmicroSDカードにA4書類約1万枚分のデータを収録でき、128ビットAESによる暗号化に対応している。メンテナンス現場でのマニュアル参照や、弁護士・税理士など大量の書類を軽量・セキュアに持ち歩きたいユーザーがターゲット。

プリンタで培ったオリジナルの技術で、PDF化した書類を、まるで紙のように美しく読みやすく表示できるのだとか。
「家で原稿書くなら、この資料もいるよな」「あっ、あの論文も参考に使いそうだ」と紙資料を大量に持ち帰るも、結局帰宅後に開くのはビールの缶だけ、という私のようなダメ人間にこそ、実に使い勝手がよさそうです。
まあ、結局、自宅では、電子ペーパーの電源を入れなさそうだど……。
[ITmedia]ブラザーの電子ペーパー端末に実売10万円の廉価版
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/20/news077.html
「ブラザー ドキュメント ビューワ SV-70」新発売
http://www.brother.co.jp/news/2010/sv70/index.htm


ビジネスマンがすすめる就職ランキング

大学生の就職人気ランキングが、次々に発表されていますが、現役ビジネスマンに同じアンケートを実施したら、どのような結果になるのでしょうか?
年収1000万円以上に限定した有料の会員制求人サイトを運営する株式会社ビズリーチは、登録会員のビジネスマンに対して、そんな興味深いアンケートを実施しました。
ダイヤモンド・ビッグアンドリードの調査では、文系男子の人気企業は、1位「三菱商事」、2位「三菱東京 UFJ 銀行」、3位「三井物産」、4位「三井住友銀行」、5位「東京海上日動火災保険の順でした。それに対して、ビジネスマンの答えは、1位は学生と共通で三菱商事が獲得。それ以降は、2位「トヨタ自動車」、3位「リクルート」、4位「グーグル」、5位「ファーストリテイリング」の順でした。
ビジネスマンがあげた上位企業に共通しているのは、起業や転職など、会社を辞めても通用する人材を数多く輩出していること。つまり、ビジネスマンは、外の世界でも通用する力を身につけさせてくれるかどうかをポイントに選んでいるようです。また、グローバル企業も目立ちます。
人気企業ランキングの結果の差は、学生とビジネスマンの視野の違いといえそうです。
あなたなら、どの会社を薦めますか?
[Yahooニュース]ビジネスマンが就活生に薦める“本当”の就職先人気企業ランキング――ビズリーチ調べ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000016-inet-inet
[プレスリリース]平均年収1,228万円のビジネスマンが就活生に薦める「本当の就職先人気企業ランキング」 を発表
http://diamond.bizreach.jp/biz/download/CompanyRanking20100119.pdf


誰でも著者になれる時代が来る?

米Amazon.comでは昨年12月25日の当日の売上で、電子書籍が初めて紙の本を上回ったと発表されるなど、電子書籍市場がますます注目を集めています。
さらに今月15日、同社はユーザーが自分の著作物を自ら電子出版できるサービス「Kindle Digital Text Platform(DTP)」を米国以外でも提供すると発表。新たに、英国、ドイツ、フランスで個人がAmazonサイト上で簡単に電子書籍を販売できるようになりました。以下、ITproの記事より。

Kindle DTPは2007年11月、電子書籍リーダー「Kindle」の発売と同時に提供し始めたセルフ・サービス型の電子出版サービス。誰でも無料で利用できる。ユーザーはパソコンで同サービスのWebサイトにアクセスし、必要事項を入力後、コンテンツをアップロードする。
 アップロードしたコンテンツはKindle用の書籍としてECサイト内の「Kindle Store」で販売され、コンテンツが売れると販売価格の35%がユーザーに支払われる。価格は0.99ドルから200ドルの範囲でユーザーが自由に設定できるが、サイズが3Mバイトを超えるコンテンツの場合は、1.99ドル以上に、10Mバイト以上では2.99ドル以上に設定しなければならない。
 Amazonは同時に、Kindle DTPを英語に加え、ドイツ語とフランス語にも対応させたことを発表した。このほかの言語への対応も進めており、数カ月後にサービスを開始するとしている。
 Kindle DTPは、一般ユーザーのほか、出版社や作家といったプロのコンテンツ・ホルダーも利用できる。すでに出版している紙の書籍も、同サービスを利用してデジタル書籍として販売できる。Amazonは、Kindle Storeを利用することで販路が広がるほか、マーケティングや受注、顧客サポートといった業務が省けると、説明している。

今後、キンドルDTPの日本版サービスがリリースされれば誰でも「著者」になれる時代が到来するはず。書籍出版のハードルが下がれば、ビジネスマンがセルフブランディングのために電子書籍を上梓するなんてことがどんどん増えるかもしれません。
[ITpro]無料電子出版サービスKindle DTPが英、独、仏で利用可能に
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100118/343338/


空きスペースで新ビジネスに挑戦

休日に使われない企業の駐車場、マンションの階段下のデッドスペース、間もなく取り壊されるビルの一室など、空きスペースの所有者と利用希望者を仲介するインターネットサイト「軒先.com」のサービスが人気を集めているそうです。運営しているのは、軒先株式会社。以下フジサンケイアイより引用

マンション入り口脇の共有スペースを移動販売業者に貸したり、スタジアムに近い企業駐車場を社員が出社しない休日にコンサート客に貸したり、花火大会の日にビルの屋上を貸したりと、利用法は広がっている。最近では月約170件を仲介し、これまでの仲介数は1000件を超える。

空きスペースを借りるための料金は、1日数千円~数万円。利用期間は最長で2週間までだそうです。これなら、サラリーマンでも十分に借りられそうです。
将来、お店を持ちたい、週末オーナーを目指している、趣味や技術を人に教える仕事をしてみたい…。こんな夢を持っている人は、一度試しにスペースを借りてビジネスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
[フジサンケイビジネスアイ]仲介業者「軒先」空間ビジネスに新風 空きスペース 短期貸しで収益
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100115-00000038-fsi-bus_all
[公式サイト]軒先.com
http://www.nokisaki.com/


「こども社員」が活躍!?

「こども店長」ならぬ「こども社員」と言ったら良いのでしょうか。足利市で園児3人が自動車販売店での職業体験にチャレンジしたそうです。以下、「下野新聞SOON」より引用。

【足利】子育て中の母親向けのフリーペーパーを発行する「クルール・プロジェ」(阿久津智子社長)は16日、子どもたちを対象とした職業体験イベント「ワーキッズ」を栃木ダイハツ販売(松沼光男社長)足利店で開き、園児3人が車の整備や事務作業などに取り組んだ。
 3人は足利市の中見咲来ちゃん(6)、松島栞ちゃん(5)、宇都宮市の根本陽向ちゃん(5)。接客業などに興味があるといい、両親と応募した。
 作業着に着替えた子どもたちは、同店の社員と一緒に約3時間、車の整備や洗車、書類に判を押す事務作業、同店が用意した自分の名刺を客に手渡す営業業務などに挑戦。「いらっしゃいませ」などと元気に接客し、多くの客を喜ばせた。

子供の職業体験といえば「キッザニア」が有名ですが、日本では豊洲と甲子園にしかないので、地方の方にとってこういうイベントはありがたいもの。今後もいろいろな場所での開催に期待したいところです。
[下野新聞]車の整備や接客に挑戦 足利で園児お仕事体験
http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/childcare/news/20100117/270010