カテゴリー別アーカイブ: ニュース

会社員を応援するチアガール

昨年8月から、通勤時間の新宿駅西口に、サラリーマンを応戦する真っ赤なチアリーダーの衣装に身を固めた女性が登場したそうです。以下産経ニュースから引用。

「みなさん、元気ですか? 寒いです。眠いです。会社なんて行きたくありません。私は誰よりもこう思っているダメサラリーマンでした。しかしながら、今だから思うんです。あのとき、もうちょっとだけ勇気を出して、上司に『私こう思うんです』とか言えてれば、ダメ社員なりにも会社や社会のためにお役に立てたのではないかと」
さらに彼女は続ける。
「だから私は、自分らしい方法で誰かをハッピーにするために、ばかばかしいとは思いながら、毎朝ここで日本のビジネスマンを応援することに決めました。今日ここで私を見かけたみなさんが、ちょっとだけ勇気を出して上司に何か言ってやろうとか、大事な人に言えなかった言葉をもう一度伝えようとか、そんなエネルギーになりたいと思っています!」

彼女の名は斉藤彩さん。テレビの番組制作会社、広告代理店を経て、現在はフリーランスで企画や講師などを引き受けています。広告代理店時代、思ったことを口に出せず、力いっぱいがんばれなかったことが強い後悔となったそうです。
思ったことを言わないのは、サラリーマンの処世術。だからストレスが溜まるし、新しいアイデアも生まれません。そんな思いを伝えたくて、毎日街に出るそうです。
斉藤さんに限らず、誰しも、過去をふりむけば後悔の山。そこにけじめをつける方法を発見した時に、一歩新しい世界に踏み出せるのかもしれませんね。
[産経ニュース]直撃!新宿で踊る「謎のチアガール」 冷え込みの朝、なぜ彼女は会社員を応援するのか
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100227/trd1002271203004-n1.htm


ARで仕事が劇的に変わる?

iPhoneアプリの『セカイカメラ』などで注目を集めている「AR」。ARとはAugmented Realityの略で、「拡張現実」のこと。デジタル技術を使って現実環境に視覚や聴覚の情報を付加する技術のことです。が、知らない方はこれだけの説明では何が何やらよくわからないはず。というわけで、百聞は一見にしかず。このARを仕事の現場に応用するとどんなことができるようになるのかがよくわかる動画が「IDEA*IDEA」で紹介されていましたのでご紹介します。
Future Mechanic
自動車のメカニックに限らず、ARの技術はさまざまな仕事にも応用できそうです。間違いなく便利なのですが、この技術の普及によって誰にでもできる仕事が増えるのも確か。新しい技術がどのような影響を仕事におよぼすかにも注目していきたいところです。
[IDEA*IDEA]ARを駆使して楽々と車の修理をこなす未来のメカニック
http://www.ideaxidea.com/archives/2010/02/future_mechanic.html


ワークショップ博覧会開催!

詰め込み型の勉強だけじゃなく、大きな発想力や強い好奇心、または未来に繋がる創造力を育んで欲しい……。
多様な子供たちの興味を刺激するユニークなイベント「ワークショップ・コレクション」が、2月27日と28日の二日間、慶応義塾大学日吉キャンパスにて開催されます。
同イベントは独自性のある最先端の子供向けワークショップ・プログラムの全国普及と発展を目的にし“子供ためのワークショップ博覧会”。企画・運営するのは特定非営利活動法人CANVAS、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、そして安心ネットづくり促進協議会で、2004年からスタートし、すでに今回で第6回を数えます。
今回もたくさんの企業やNGO、研究期間などが一同に介してワークショップ企画を展開、その数は80にも上ります。内容も「パソコンでアニメーションをつくろう」「エアーギター講習会」「夢のケータイをつくろう!」などと実に多彩。そして何より楽しそうです。
コレは子供をダシにして参加。滞りがちな仕事の発想やビジネスアイデアのヒントを得ちゃいましょう。くわしくは下記サイトにて。
ワークショップコレクション
http://www.wsc.or.jp/


ソニーの研究者が展覧会を開催!

ノーベル賞を受賞したときくらいしか、一般の人々の注目を浴びることのない企業の研究者。「密かに世界を変えるような研究に打ち込んでいるのに…」「えらくおもしろい技術を開発中なのに…」とジレンマを抱えている方も多いはずです。そんな中、実にユニークかつポップなプレゼンテーションが開催中。以下、シブヤ経済新聞より。

 渋谷の「ギャラリー・ルデコ」(渋谷区渋谷3、TEL 03-5485-5188)で2月26日~28日、コンピューターサイエンスを研究する3人の博士による作品展「三人の研究者」展が開催される。主催はソニーコンピュータサイエンス研究所(品川区)。
 参加するのは、学術博士のAlexis Andreさん、芸術工学博士の藤木淳さん、情報理工博士の大和田茂さん。もともと学会を通じて「意気投合した」という3人が、作品展示を通じて各研究テーマを紹介する。
 展示会初挑戦となるAndreさんは、フランス出身で2002年に来日し、昨年秋より同研究所に勤務する。学生時代からメディアアートに興味を持っていたというAndreさんは今回、音を「虫」の映像に変換して可視化する装置「Sound Bugs」を開
発。動き回る虫の映像を「ちぎったり」「混ぜたり」することで音を作り出すことも可能だという。「自分の手で『音』に触れる楽しさを知ってもらえれば」。
 藤木さんは「『物理法則からの解放』のきっかけとなる表現」を研究する日本学術振興会特別研究員。モニターに映し出された3次元コースに従うように実際のロボットが現実の台上を動き回る作品「2D.3D」は、「現実世界よりも仮想世界が優先された世界の構築」を目指して制作した。
 2005年から同研究所に務める大和田さんは、もともと論文執筆が中心の「研究畑」出身。就職後に「ちょっと笑える装置」の開発を目指すようになったといい、今回は「トイレ」をモチーフに、扉を隔てた人同士がノックやタッチパネルを使ってコミュニケーションを展開する作品「Communication Toilet」を出品する。「トイレでは、待っている人も中にいる人も
多少焦っているもの。だから逆にこの状況をほほ笑みに変えることができるのでは」(大和田さん)と開発した。

そもそもソニーコンピュータサイエンス研究所は「研究とは本来個人が自発的に行うもの。研究所はそれをサポートする存在」というコンセプトに基づき、研究者個人の名義でソフトウェアや研究成果を発表してきました。ユニークな研究はユニークな環境&社風から生まれているといえそうです。その一端を味わえるチャンス。明日から3日間開催です。
[シブヤ経済新聞]ソニーコンピュータサイエンス研究所の「三人の研究者」展-渋谷・ルデコで
http://www.shibukei.com/headline/6714/


仏でオーダーメード「誘拐」

究極のスリルを味わいたい。そんな人のために、フランスのある会社が「誘拐」サービスを始めたそうです。以下ロイターより。

誘拐の筋書きを詰めた後、客は契約書と免責同意書にサインし、誘拐されるのを待つ。最大限の緊張感を得られるよう、いつ「誘拐犯」が現れるかは知らされない。
 さらわれて縛られたり猿ぐつわをかませられた上で4時間監禁、という「基本パッケージ」が900ユーロ(約11万円)。このほか、追加料金で脱走やヘリコプターによる追跡などを加えることも可能。
 1月中旬のサービス開始以来、1日に2件の注文が入ることもあり、客の多くはバンジージャンプやスカイダイビングでは物足りなくなった大手企業の幹部らという。

大手企業の幹部になるような人は、リスキーな場に自分の身を置くのが好きなのでしょうか。それぐらいでないと、務まらない仕事なのかもしれません。
[ロイター]究極のスリル好き向け、仏でオーダーメード「誘拐」サービス
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-14017820100223