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こちら阿南市『野球課』です

徳島県阿南市では、4月から「野球課」という部署を新設するそうです。以下読売新聞。

 市内にあるプロ野球仕様の県営球場「アグリあなんスタジアム」にチームを多数誘致し、地元への宿泊客を増やして経済効果を高めるのが狙いだ。競技名を冠した部署は珍しく、岩浅嘉仁市長は「野球課を窓口にして、全国から様々な世代のチームを招きたい」と話している。
 同市は人口約7万8000人ながら、子どもから高齢者まで約100の野球チームが活動し、元巨人の水野雄仁投手も育った「野球どころ」。ナイター照明を備え、天然芝で両翼100メートルの同球場が2007年に完成し、四国・九州アイランドリーグの徳島インディゴソックスが拠点を置く。同球場ではアマチュア大会、大学チームの合宿など1シーズン約150試合が行われ、市の試算では、波及効果が年間1億2000万円余りに上る。市は試合を増やすことが、街の活性化や市民の利益につながると判断した。

私、草野球と空手をやっていまして、合宿にも行くのですが、双方で、「合宿に適した場所が少ない。グランド(空手の場合、体育館)が確保できない」という声を聞きます。
それを考えると、阿南市の取り組みを利用する団体はけっこうありそう。
こういう取り組みが広がると、余暇の充実や雇用創出に役立つ気がします。
[読売新聞]市に「野球課」 徳島・阿南
http://job.yomiuri.co.jp/news/ne_10031806.htm


問題の先送り? 広がる「卒業延期制度」

就職できない学生の留年を認める「卒業延期制度」を取り入れる大学が増えているそうです。

(以下J-CASTニュースから引用)
内定をもらっていない大学4年生は5人に1人にのぼる。就職先が決まらないまま卒業するよりも、1年留年して「新卒」として就職活動を続ける方が有利だと考える学生は少なくなく、就活のための留年を認める大学が全国で相次いでいる。
青山学院大学は卒業に必要な単位を取得した学生を対象にした「卒業延期制度」を2010年2月25日から導入している。基本料と受講料の半額を納めなければならないが、在籍料と考えればさほど高くはないのかもしれない

すでに、湘南工科大、東京工芸大、成蹊大学をはじめ、「卒業延期制度」を導入している大学はいくつかあるそうです。文部省に対しては、「卒業単位を取得している学生を留年させることに法的問題があるかどうか」という問い合わせが増加中。「卒業延期制度」は、まだまだ広がる可能性がありそうです。
学生のニーズ、時代の変化に機動的に対応して、即座に新しい制度をつくったことは大学の柔軟性が飛躍的にあがったといえそうです。
ただ残念なのは、卒業を延期させるだけでは、景気回復頼みの単なる問題の先送りでしかないことです。
20代は、頭が柔軟で吸収力が高く社会人基礎力を学ぶ大切な時期。就活を目的にした留年の1年は、将来、かなりのハンディになりかねません。せっかく卒業延期制度をつくったのなら、その期間をできるだけ有効にするために、たとえば社会人基礎力を養うインターンシップメニュー、社会人になって役立ちそうな語学、経営分析、マーケティングなどをマスターできる教育メニュー、あるいは起業を視野に入れたアントレプレナー教育のメニューなどをセットで用意すべきかもしれません。
[J-castニュース]就活のために留年する学生支援  大学に広がる「卒業延期制度」
http://www.j-cast.com/2010/03/17062498.html2010/3/17


介護と学童保育が融合したユニーク施設

今や、子どもがいても女性が働くのは当たり前。それにともなって、学童保育も、単に預かればいいという時代は終わりつつあるようです。個性的なコンセプトを打ち出す施設が登場してきました。以下、産経ニュースより引用。

「ライフキット」は、デイサービスセンターと学童保育の複合施設。鋤田さんはケアワーカーなど福祉の世界で働きながら長男を育てた。学童も利用したが、終了時間が早いことやおやつの内容などニーズに合わないと感じることが多かった。仕事を通じて世代間交流の重要性を痛感していたこともあり、昨年4月、複合施設を立ち上げた。
オープン当初は、認知症のお年寄りが同じ内容を繰り返し話したり間違えたりすると、子供たちは「違うよ」と反論。しかし、鋤田さんたちスタッフが症状を説明することで少しずつかかわり方を学び、今ではお年寄りと一緒に安心して放課後を過ごす。お年寄りの方も、アルコール依存症だった人が「子供の前で酒のにおいはさせられない」と飲酒をやめたり、幼稚園教諭だった女性が子供を前に使命感に燃えたりと、変化も表れた。
(中略)
一方、進学塾「浜学園」と組んで、学童保育の時間内に勉強しようという事業を始めたのは、保育サロンの運営などを手がける「チャイルドハート」(神戸市)。保育サロンで放課後を過ごす小学生を対象に、浜学園グループの「はま道場」監修の漢字や計算などの基礎講座を実施。浜学園で講習を受けた保育士が指導にあたる。
導入のきっかけは、「私の子育てが原点」とチャイルドハート代表取締役、木田聖子さん。自身の子供たちは学童保育で楽しく過ごし、社会性も磨かれたが、「親としてはもっと勉強させたかった」と振り返る

学童保育の受け入れ児童は、現在81万人ですが、平成26年には111万人まで増やすそうです。ユニークな学童保育制度は続々と誕生するでしょう。将来は、魅力的な学童保育施設の有無が、住宅地の人気を左右するといった時代がやってくるかもしれませんね。
[MSN産経ニュース]【こども】「学童保育」の新しい形 デイケアと統合/進学塾と連携
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100317/edc1003170744000-n1.htm


twitterで内定ゲット!? な新サービス

以前、twitter(ツイッター)上で新卒採用の募集をかけた「ECナビ」のニュースをご紹介しましたが、そんな動きをより活発化させるサービスが誕生しました。
「リクルッター」は、twitter上で採用側企業と、就活中の学生を支援するのが主な目的。まず、リクルッターに登録して採用担当者であれば会社名・業種・採用規模・方針といった情報を登録。学生であれば卒業予定年度・文系理系・志望職種・自己PRなどを登録します。次に、ツイッター上でハッシュタグ「#recruitter」をつけて発言すると、リクルッターのサイト上で発言の下に、登録した情報が表示されるという仕組みのようです。

(以下、「Venture Now」より引用)
 「Twitterを活用し、著名な社長が直接発掘するといったことが起きているが、こういう場(リクルッター)を作ることで、そういったきっかけ作りをもうちょっと活性化できるのではないか」(ユニークビジョン 代表 白土`氏)。同社では、ソーシャルメディアの可能性を追求する中で、リクルッターを着想。2月25日頃より開発を進めてきた。
 リクルッター上では、#recruitterの付いたツイートを全て閲覧できる「全体」や、登録学生のツイートを一覧できる「学生の発言」、登録企業の発言を一覧できる「企業の発言」のほか、同社で収集した新卒採用・就活に関する情報のツイートを一覧できる「ニュース」を用意。登録企業のアイコンをクリックすると、採用情報の詳細も確認できる。
 今後は、各種情報の検索機能のほか、就職活動のフォーラム機能など「状況を見ながら、要望や必要性に応じて様々な機能を搭載、拡充していく」(白土`氏)方針。当面は、#recruitterの活用を通じた、サイトの活性化につとめ、夏頃を目途に登録企業100-200社、登録学生1,000-2,000人規模の“場”の生成を目指している。

リリースから間もないサービスなので、どのようなことができるのか未知数な部分が多いですが、普通の採用活動、就職活動に飽きてしまった企業の方、学生の方は一度試してみるのが良いのではないでしょうか。特に学生側は登録がまだ少ないようなので、いま登録して発言すればけっこう目立ちそうですよ。
[Venture Now]ユニークビジョン、Twitterを利用した新卒採用・就活支援「リクルッター」
http://www.venturenow.jp/news/2010/03/16/2341_008123.html
リクルッター
http://recruitter.jp/


アメリカの“一番良い仕事”はSE

「良い仕事」といっても、仕事の価値観が多用な現代では、一概にどれが良い仕事なのかはなかなか決めることができないもの。ですが、どの仕事に将来性があって給料もよい仕事なのかといった現実的なものさしが気になるのも事実です。アメリカの調査会社Focus.comによれば「良い仕事」の1位は、意外にもシステムエンジニアでした。以下、CNETジャパンの記事より。

この調査は7000以上の仕事を対象としており、米労働統計局が発表した今後10年間で10%成長する可能性とともに、平均賃金6万5000以上の有無、景気後退期における耐性、3万5000の労働者を対象とした調査、そして、業界の専門家による意見などを基に仕事を絞り込んでいった結果とFocus.comでは述べている。

なお、2位はPA(医師の監督のもと、医療行為を行う仕事)、3位は大学教授、ナース・プラクティショナー、4位はITプロジェクトマネージャー、5位は公認会計士。IT、医療系の仕事が多く、意外に金融系の仕事は少ないような気がします(50位までのデータはこちらをどうぞ)。
いま、日本で同じ調査を実施したら「地方公務員」あたりが1位に来そうな予感がしますが、実際のところどうなのでしょうか。
[CNETJapan]米国で一番良い仕事は「システムエンジニア」–Focus.com調査
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20410375,00.htm
[Focus.com]The Best Jobs In America
http://www.focus.com/images/view/7362/