今や、子どもがいても女性が働くのは当たり前。それにともなって、学童保育も、単に預かればいいという時代は終わりつつあるようです。個性的なコンセプトを打ち出す施設が登場してきました。以下、産経ニュースより引用。
「ライフキット」は、デイサービスセンターと学童保育の複合施設。鋤田さんはケアワーカーなど福祉の世界で働きながら長男を育てた。学童も利用したが、終了時間が早いことやおやつの内容などニーズに合わないと感じることが多かった。仕事を通じて世代間交流の重要性を痛感していたこともあり、昨年4月、複合施設を立ち上げた。
オープン当初は、認知症のお年寄りが同じ内容を繰り返し話したり間違えたりすると、子供たちは「違うよ」と反論。しかし、鋤田さんたちスタッフが症状を説明することで少しずつかかわり方を学び、今ではお年寄りと一緒に安心して放課後を過ごす。お年寄りの方も、アルコール依存症だった人が「子供の前で酒のにおいはさせられない」と飲酒をやめたり、幼稚園教諭だった女性が子供を前に使命感に燃えたりと、変化も表れた。
(中略)
一方、進学塾「浜学園」と組んで、学童保育の時間内に勉強しようという事業を始めたのは、保育サロンの運営などを手がける「チャイルドハート」(神戸市)。保育サロンで放課後を過ごす小学生を対象に、浜学園グループの「はま道場」監修の漢字や計算などの基礎講座を実施。浜学園で講習を受けた保育士が指導にあたる。
導入のきっかけは、「私の子育てが原点」とチャイルドハート代表取締役、木田聖子さん。自身の子供たちは学童保育で楽しく過ごし、社会性も磨かれたが、「親としてはもっと勉強させたかった」と振り返る
オープン当初は、認知症のお年寄りが同じ内容を繰り返し話したり間違えたりすると、子供たちは「違うよ」と反論。しかし、鋤田さんたちスタッフが症状を説明することで少しずつかかわり方を学び、今ではお年寄りと一緒に安心して放課後を過ごす。お年寄りの方も、アルコール依存症だった人が「子供の前で酒のにおいはさせられない」と飲酒をやめたり、幼稚園教諭だった女性が子供を前に使命感に燃えたりと、変化も表れた。
(中略)
一方、進学塾「浜学園」と組んで、学童保育の時間内に勉強しようという事業を始めたのは、保育サロンの運営などを手がける「チャイルドハート」(神戸市)。保育サロンで放課後を過ごす小学生を対象に、浜学園グループの「はま道場」監修の漢字や計算などの基礎講座を実施。浜学園で講習を受けた保育士が指導にあたる。
導入のきっかけは、「私の子育てが原点」とチャイルドハート代表取締役、木田聖子さん。自身の子供たちは学童保育で楽しく過ごし、社会性も磨かれたが、「親としてはもっと勉強させたかった」と振り返る
学童保育の受け入れ児童は、現在81万人ですが、平成26年には111万人まで増やすそうです。ユニークな学童保育制度は続々と誕生するでしょう。将来は、魅力的な学童保育施設の有無が、住宅地の人気を左右するといった時代がやってくるかもしれませんね。
[MSN産経ニュース]【こども】「学童保育」の新しい形 デイケアと統合/進学塾と連携
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100317/edc1003170744000-n1.htm