作成者別アーカイブ: takeuchi

takeuchi

takeuchi について

東京生まれ。西武百貨店勤務を経て株式会社カデナクリエイト設立。雑誌、社内報、単行本、webなど媒体問わず執筆。興味の中心は人事制度や社内教育だったが、最近は、インターンシップ、塾、学校など『教育』全般に広がっている。苦手は整理整頓。

ミニ四駆で遊びながら名刺交換!

80年代後半~90年代前半にかけて一世を風靡したタミヤの自動車模型『ミニ四駆』。
『グラスホッパー』や『ホーネット』。『ダッシュ! 四駆郎』や『RCカーグランプリ』といった言葉に、懐かしさとわくわく感を感じる方は多いはずです。
もっとも、かつて熱狂したミニ四駆世代も、今や20代後半。バリバリのビジネスマンとして各所で活躍されていることでしょう。
しかし、“ダッシュ軍団”は、大人になった今も健在でした。
以下、「新橋経済新聞」より。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店(港区新橋4、TEL 03-6809-1175)で3月25日、ミニ四駆レースによるビジネス交流会が行われた。集まった社会人らはレースの合間に名刺交換するなどで交流の輪を広げた。
交流会は同月24日から28日まで開催されていた「ミニ四駆フェア2010」の一環。同フェアは同社制定の「ミニ四駆の日」(=3月24日)前後に毎年行われており、異業種交流会は「新橋らしいものを」と初めて企画された。
参加したのは事前に公募した女性数名を含む50人で、3分の1はレース初参加。当日は名刺携帯と普段就業時に着用している仕事着での参加が条件となった。服装はスーツが最も多かったが、中にはつなぎにヘルメット(工事業者)、エプロン(生花業)姿の参加者も。
参加者の年齢層は20代から50代の管理職世代までと幅広く、職業もさまざま。IT企業、公務員、生命保険会社、広告代理店、出版社、建設会社などのほか、ロックミュージシャンや芸人の参加者も。同社の坂本社長も参戦し、参加者らと名刺交換を行いビジネス談義やミニ四駆談義に花を咲かせた。

以前から「接待麻雀」や「接待ゴルフ」なんてものがありますが、今後は「接待四駆」なんてものが登場するかもしれません。
「そんなおもちゃが?」ですと……?
ミニ四駆はおもちゃじゃない! レーシングマシンだ!!
[新橋経済新聞]タミヤ、ミニ四駆でビジネス交流会-レースの合間に名刺交換
http://shinbashi.keizai.biz/headline/806/


「我が子職場訪問」スタート

3月30日に、内閣府が、初の「こども職場訪問」を実施しました。内閣府や消費者庁職員の子どもたちが家族の働く内閣府の職場を訪問する試みで、当日は60人の子どもが参加しました。福島みずほ担当大臣が、以下IBTimesでその狙いを述べています。

「職場にこどもたちが来ると、上司やいろいろな人が、『ああ、こんなこどもを抱えて仕事をしているのだ』ということがわかるので、ワーク・ライフ・バランスの観点からもよいのではないか」と感想を述べた。
 また、同大臣は「家族などないふりをして働かざるを得ないような働き方を、ついつい私たちはさせられたり、したりしているわけですが、その人の背後に、私生活やこどもがいて働いているということがわかる。そうすると、職場の中で、こどもが熱を出した、帰りたいというときに、『ああ、こんな顔のこどもがいた』というように、職場だけの顔ではなく、こどもを抱えて生きているのだということが職場の中にも見える、これはよいことだと思います」と今回の企画を意義付けた。

もちろん、職場訪問は、我が子の社会勉強にもなるし、父母を敬う心を持つきっかけにもなるはず。これを機に、民間企業でも広がれば良いですね。
[IBTimes]ワーク・ライフ・バランスで新企画
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100326/52813.html
[時事ドットコム]職員の子どもが職場見学=内閣府
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010033000796


なぜ「九州じゃんがら」は生まれたか

秋葉原本店を始め、都内に6店舗を構えるラーメン店「九州じゃんがら」。
食べたことがある人もいるかと思いますが、その発祥の物語をご存じですか?
以下の読売新聞の記事で、詳しく紹介されています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20100326-OYT8T00117.htm
大手飲料メーカーのビジネスマンだった下川高士さんが、一念発起して、子供たちに人生も教える学習塾を立ち上げ。
月謝を払えない家庭に出世払いを許すために、「九州じゃんがら」を開いたんですね。
下川さんのワークスタイルに感銘を受けつつ、なんだか「じゃんがら」が食べたくなってきました。あとで行ってきます。
九州じゃんがらうぇぶ
http://www.kyusyujangara.co.jp/


上司にしたい幕末の人物は?

コカ・コーラ システムは、新入社員と管理職を対象に、幕末の人物に関するネット調査を実施しました。
上司にしたい幕末の人物では、新入社員の男性は坂本龍馬、女性は近藤勇、管理職は男女ともに勝海舟だったそうです。理由は、「カリスマ性がある」「部下を引っ張ってくれそう」(坂本龍馬)、「部下を思いやってくれそう」(近藤勇)、「部下の力を引き出してくれそう」(勝海舟)。上司に期待する能力が、年齢や男女によって違うのは興味深いところです。
一方、部下にしたいのは、新入社員は男性は沖田総司と土方歳蔵に割れ、女性は新入社員、管理職ともに沖田総司。忠実だからだという理由は全員に共通。女性は、加えて「ハンサム」をあげる人が多かったようです。土方歳蔵は、行動力が評価されました。
それに対して、管理職男性は坂本龍馬が若干ながら沖田総司を上回りました。「行動力がありそう」「仕事が効率的に進みそう」が、その理由。ちなみに新入社員の女性では、坂本龍馬はベスト5にも入っていませんでした。有能すぎて、何だか使いずらそうということでしょうか?
「一貯にお茶を酌み交わしたい」人に関しては、新人、管理職、男女とも坂本龍馬がダントツのトップでした。「生き様がかっこいい」「話が楽しそう」「今後の世の中を占って欲しい」など様々な声があがったそうです。
自分だったら?
上司は勝海舟(判断に誤りがなさそう)、部下は坂本龍馬(任せて安心!)、お茶を飲むなら福沢諭吉(話しているだけで教養が身に付きそう)。こんなところでしょうか?
幕末の人物に関する調査[PDF]
https://www.prtimes.jp/data/corp/2153/838397cbe185bdd1d4e3792e49e49077.pdf


仕事と子育ての両立支援。「事業所内保育所」が増加

景気の影響もあって、子育てしながら働きたいという女性が増えています。そんな中、職場の中にある保育所「事業内保育所」が初めて増加に転じたようです。以下、日経新聞より。

企業や病院などの中にある「事業内保育所」が2009年に3766施設となり、比較可能な1997年以降で初めて増加に転じた。(中略)
 事業所内保育所の数は厚生労働省所管の財団法人、こども未来財団(東京・港)が2年ごとにまとめている。09年は2月1日時点の数を集計した。07年に比べ151施設(4.2%)増え、6年ぶりに3700施設を超えた。

子育てしながら働きたいという従業員を支援する企業が増えているのは好ましいことだと思います。もちろん、企業側も慈善事業で行っているわけではありません。

 事業所側はここ10年あまり、経費削減の一環として事業所内保育所を閉鎖してきた。しかし環境を整備して仕事と家庭の両立を促せば、人材を確保できる可能性が高まる。中長期的にメリットがあると判断する事業所が増えているようだ。

働きやすい環境に良い人材が集まるのは自然の理。いかに働きやすい職場をつくるかが、人材確保、ひいては企業の競争力を考える上で欠かせない要素として重要性を増して来ているのではないでしょうか。