仕事と子育ての両立支援。「事業所内保育所」が増加

景気の影響もあって、子育てしながら働きたいという女性が増えています。そんな中、職場の中にある保育所「事業内保育所」が初めて増加に転じたようです。以下、日経新聞より。

企業や病院などの中にある「事業内保育所」が2009年に3766施設となり、比較可能な1997年以降で初めて増加に転じた。(中略)
 事業所内保育所の数は厚生労働省所管の財団法人、こども未来財団(東京・港)が2年ごとにまとめている。09年は2月1日時点の数を集計した。07年に比べ151施設(4.2%)増え、6年ぶりに3700施設を超えた。

子育てしながら働きたいという従業員を支援する企業が増えているのは好ましいことだと思います。もちろん、企業側も慈善事業で行っているわけではありません。

 事業所側はここ10年あまり、経費削減の一環として事業所内保育所を閉鎖してきた。しかし環境を整備して仕事と家庭の両立を促せば、人材を確保できる可能性が高まる。中長期的にメリットがあると判断する事業所が増えているようだ。

働きやすい環境に良い人材が集まるのは自然の理。いかに働きやすい職場をつくるかが、人材確保、ひいては企業の競争力を考える上で欠かせない要素として重要性を増して来ているのではないでしょうか。


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takeuchi

takeuchi について

東京生まれ。西武百貨店勤務を経て株式会社カデナクリエイト設立。雑誌、社内報、単行本、webなど媒体問わず執筆。興味の中心は人事制度や社内教育だったが、最近は、インターンシップ、塾、学校など『教育』全般に広がっている。苦手は整理整頓。