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sugai について

1982年山形県南陽市生まれ。『BIGtomorrow』『PCfan』『週刊 東洋経済』などに記事を寄稿。所属する株式会社カデナクリエイトではIT担当として、TwitterのレクチャーからWordPressでのブログ構築まで手広くこなす。

「技を活かして…」車イス修理

「働きがいとは?」「生きがいとは?」。そんなことをあらためて思い起こさせる高校生たちの試みが話題です。以下、西日本新聞より。

 佐世保工業高校(佐世保市瀬戸越3丁目、822人)の3年生7人が、学校で学んだ技術で壊れた車いすを修理、新品同様に磨き上げて福祉施設に届けている。これまでに2台を贈り、16日には新たに6台を寄贈する。生徒たちは「心を込めて修理した。大切に使ってもらえるとうれしい」と話している。
 生徒たちは、機械技術などを学ぶ電子機械科の川内広明君(18)ら男子生徒7人。同校は3年前から生徒会でアルミ缶を集めて新品の車いすを福祉施設に寄贈している。川内君たちは「新品を贈るだけでなく、学んだ技術を生かそう」と、昨年11月から課題研究の一環として取り組み始めた。
 7人は、社会福祉協議会から壊れた中古の車いす13台を譲り受け、授業や放課後の時間を使って修理を開始(中略)
 完成後は自分たちで乗って校内外を移動し、安全性の点検も入念に行った。

生徒たちは「人の役に立つ機械を作ることで良い思い出になった」と話しているとか。こうした“良き思い出”こそが「モノづくり」や「起業」に対するモチベーションに発展していくのでしょう。
[西日本新聞]学んだ技術で車いすを修理
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/149974


道玄坂に「怪獣屋」出現

昨年12月、渋谷・道玄坂に「怪獣屋」がオープンしました。
これは、ウルトラマンティガやダイナなどで登場した怪獣を200体以上演じたスーツアクター、三宅敏夫さんが店長を務める、“特撮バー”。
店内には、以前在籍していた円谷プロのスタッフジャージーや、三宅さんが出演した作品のポスターやフィギュアなどが展示され、出演作品の台本やDVDも用意されています。
“怪獣”としてウルトラマンと闘い続けた三宅さんの撮影秘話が聞けるのも、魅力。
お問い合わせは、03-3796-7710までどうぞ。
[シブヤ経済新聞]渋谷・道玄坂に特撮バー『怪獣屋』-元円谷プロのスーツアクターが開業
http://www.shibukei.com/headline/6648/


勤務時間の25%は在宅OK!

クリエイティブな仕事からルーティーンワークまで。通常、一人の人がいろいろなタイプの仕事をこなしているものです。仕事のタイプによって、オフィスの方が効率がよかったり、逆に在宅の方が効率がいい場合もあります。こんな現実に即した対応をはじめたのがマツダです。以下毎日.jpより引用

マツダは08年8月、全社員2万5000人を対象に月間の所定勤務時間の25%の範囲内での在宅勤務制度を新設した。上司に申請し、認められれば目的は問わないなど柔軟性が高いのが特徴。当初は育児や介護目的での利用を想定していたが、「海外出張の前に午前中、自宅でプレゼンのための資料を作りたい」など利用目的はさまざまで、これまでに67人が利用した。
 男性の利用が8割を超え、30~40代の中堅社員が多い。所定時間の範囲内なら1日1時間~丸1日の在宅勤務が可能で選択肢も幅広い。制度利用を電話で上司に伝え、取得後に申請手続きを行うこともできる。「ひっきりなしに掛かる電話対応に追われずに仕事に集中できた」などと利用者の反応は上々だ。

在宅といえば、通常、子育て中の人が対象。しかし、在宅ニーズが高いのは、子育てに限ったことではなかったようです。柔軟な働き方が広がれば、新しい働きがいが出てくるかもしれませんね。
[毎日.jp]ワーク・ライフ・バランス:わが社の場合 マツダ
◇目的問わない在宅勤務制度
http://mainichi.jp/life/job/news/20100201ddm013100045000c.html


今度こそ、仕事も子育ても?

仕事か子育てか?
長年の悩みから、女性はやっと解放されるかもしれません。
そう期待できるのが、本日、閣議で決定された「子ども・子育てビジョン」。以下日経ネットより引用

『2009年度見込みで215万人の認可保育所(平日昼間)の定員を14年度には241万人と、5年間で26万人増やす計画。主に小学校1~3年生を対象とする学童保育「放課後児童クラブ」の定員も、09年度の81万人から14年度には111万人と、30万人の拡大をめざす。
 ビジョンの基本理念は「社会全体で子育てを支える」とし、個人への過重な負担を減らしつつ、少子化を食い止めることに主眼を置いた。男性の育児参加も重視し、08年度に1.23%だった男性の育児休業取得率を17年には10%まで引き上げることも明記した』。

男性の育児休業取得率の目標は低すぎるような気もしますが、男性の育児参加を国家が本格的に後押ししはじめたと前向きに受け取ることもできます。男性がもっと育児に、女性がもっと仕事に参加することで、企業のあり方や商品開発の方向性なども変わるかもしれませんね。
[日経ネット]保育所定員、5年で26万人増 政府「子育てビジョン」決定
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100129ATDG2901G29012010.html


卒業後もハローワーク支援 埼玉で

高校生の就職内定率が55%と全国で高校生の就職難が問題になっています。そんな中、埼玉労働局は就職が内定していない高校生に対し、卒業後も職業相談や職業紹介を続ける取り組みを始めるようです。以下、読売新聞より。

高卒者の雇用環境は特に厳しく、県内の卒業予定者の就職内定率は昨年11月末時点で69・3%。バブル崩壊後の就職氷河期をしのぐ水準で、例年なら年末時点で90%前後となるが、今年度は80%を下回る見込み。
 このため、埼玉労働局は、多くの生徒たちが卒業後、就職指導が受けられなくなる状況を食い止める必要があると判断。まず、高校と連携し、卒業直前の2月末に開催する就職面接会への参加を促し、未内定の生徒を把握する。就職を支援しつつ、未内定が続く場合は、各ハローワークに生徒を個別に呼び出し、職業相談や職業紹介などを行う。
 4月以降も個別の相談を続ける一方、28日に成立した第2次補正予算の「新卒者体験雇用奨励金」を活用した求人の確保や、職業訓練コースの創設を図る。

就職にハローワークが積極的に関与するのは異例のことのようですが、埼玉労働局のような状況に合わせた柔軟な対応は、他の地域でも参考にするべきではないでしょうか。
[読売新聞]卒業後も異例の就職支援  高卒未内定者
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100128-OYT8T01336.htm