働き方が見つかる「東京仕事参観」

求人サイト「東京仕事百貨」を運営するシゴトヒトが、今年2月より、就職・転職活動者などに職場訪問の機会を設ける「東京仕事参観」を始めました。以下シブヤ経済新聞より。

 東京仕事参観は「もっとリアルに自分の仕事をしている人の『背中』を感じる場所も必要なのでは」との思いから始動する新プロジェクト。高校生以上の会員を対象に月3回以上の職場訪問日を設けて、働いている人の話を聞く会員制ワークショップを開催する。訪問場所については、これまで中村さんがかかわってきた中で「働く人たちが、胸を張って『自分の仕事をしているんだ』と言えるような工場・オフィス・飲食店などを、業態にかかわらず訪れたい」という。
 中村さんは「もっと多くの人が『自分の仕事』を実感できる状況にしていきたい。そのために東京仕事百貨や東京仕事参観をより充実させるとともに、新しい働き方を提案するオフィス空間をつくったり、東京仕事百貨の本も出版したりできれば」と意気込む。

職場訪問は、子供の学校の授業などでありますが、大人になるとなかなかチャンスがありません。しかし、自分に合った働き方を探している大人にこそ必要なはず。貴重な体験の場になりそうです。
[シブヤ経済新聞]求人サイト「東京仕事百貨」が職場参観プロジェクト-働く人の「背中」感じて
http://www.shibukei.com/headline/6728/
東京仕事参観
http://shigoto100.com/sankan/


市役所から始めるはじめの一歩

エコ対策とワークライフバランスは、日本経済の大きな課題です。三重県名張市では、市役所が、その先導役を果たそうと新しい取り組みを始めました。以下毎日JPより引用。

名張市は3月から、市職員に原則毎月1週目の1日以上を、公共交通機関や徒歩などでの通勤を求める「エコ通勤ウイーク運動」と、毎週1回、ノー残業デーを設ける「ワークライフバランス及びライトダウンの推進」を始める。市環境対策室は「まずは職員に定着させ、最終的には一般企業など全市的な取り組みにしたい」と話している。
 市は08年から7月7日に、エコ通勤・ノー残業を実施しているが、さらなる二酸化炭素の削減、健康維持などの点から拡大を決めた

ところが、試行期間の報告率は55%。ノー残業デーも、職員数が減っているため、一斉に実施するわけにはいきません。でも、見方によれば、苦労するからこそ、民間企業に還元できるような実践的なノウハウが蓄積できるのではないでしょうか。
[毎日.jp]エコ通勤:名張市、全職員を対象に導入 毎月1週目の1日以上--来月から /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100227-00000109-mailo-l24


「本当に幸せな働き方」を調査

「本当に幸せな働き方とは何か」――。
日本財団が、今年1月、「本当に幸せな働き方」についての関するアンケート調査(1000人)を行い、先日、調査結果が発表されました。
アンケートの結果、「お金以外の報酬で大事なもの」で最も多かった回答は「仕事自体の面白さや刺激」(54.0%)。
興味深いのは、「あなたが幸福に働くために、今の会社にどうあって欲しいと思いますか」という質問。「社員の仕事とプライベートのバランスについて考える会社」「社員の職場環境に気を配れる会社」がトップかと思われましたが、それぞれ15.3%と15.0%。実際には「仕事をすればするだけ報酬をくれる会社」という回答が37.5%とダントツ1位でした。良い職場環境よりも仕事に見合った報酬が欲しい、という要望が強いようです。
また、「お金以外の報酬で大事なもの」という設問では、「仕事自体の面白さや刺激」(54.0%)が最も多い回答でした。
幸せになれる働き方、あなたの考えはいかがですか?
[日本総研]「本当に幸せな働き方」アンケート結果発表
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/press/10022401.html


会社員を応援するチアガール

昨年8月から、通勤時間の新宿駅西口に、サラリーマンを応戦する真っ赤なチアリーダーの衣装に身を固めた女性が登場したそうです。以下産経ニュースから引用。

「みなさん、元気ですか? 寒いです。眠いです。会社なんて行きたくありません。私は誰よりもこう思っているダメサラリーマンでした。しかしながら、今だから思うんです。あのとき、もうちょっとだけ勇気を出して、上司に『私こう思うんです』とか言えてれば、ダメ社員なりにも会社や社会のためにお役に立てたのではないかと」
さらに彼女は続ける。
「だから私は、自分らしい方法で誰かをハッピーにするために、ばかばかしいとは思いながら、毎朝ここで日本のビジネスマンを応援することに決めました。今日ここで私を見かけたみなさんが、ちょっとだけ勇気を出して上司に何か言ってやろうとか、大事な人に言えなかった言葉をもう一度伝えようとか、そんなエネルギーになりたいと思っています!」

彼女の名は斉藤彩さん。テレビの番組制作会社、広告代理店を経て、現在はフリーランスで企画や講師などを引き受けています。広告代理店時代、思ったことを口に出せず、力いっぱいがんばれなかったことが強い後悔となったそうです。
思ったことを言わないのは、サラリーマンの処世術。だからストレスが溜まるし、新しいアイデアも生まれません。そんな思いを伝えたくて、毎日街に出るそうです。
斉藤さんに限らず、誰しも、過去をふりむけば後悔の山。そこにけじめをつける方法を発見した時に、一歩新しい世界に踏み出せるのかもしれませんね。
[産経ニュース]直撃!新宿で踊る「謎のチアガール」 冷え込みの朝、なぜ彼女は会社員を応援するのか
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100227/trd1002271203004-n1.htm


ARで仕事が劇的に変わる?

iPhoneアプリの『セカイカメラ』などで注目を集めている「AR」。ARとはAugmented Realityの略で、「拡張現実」のこと。デジタル技術を使って現実環境に視覚や聴覚の情報を付加する技術のことです。が、知らない方はこれだけの説明では何が何やらよくわからないはず。というわけで、百聞は一見にしかず。このARを仕事の現場に応用するとどんなことができるようになるのかがよくわかる動画が「IDEA*IDEA」で紹介されていましたのでご紹介します。
Future Mechanic
自動車のメカニックに限らず、ARの技術はさまざまな仕事にも応用できそうです。間違いなく便利なのですが、この技術の普及によって誰にでもできる仕事が増えるのも確か。新しい技術がどのような影響を仕事におよぼすかにも注目していきたいところです。
[IDEA*IDEA]ARを駆使して楽々と車の修理をこなす未来のメカニック
http://www.ideaxidea.com/archives/2010/02/future_mechanic.html