大阪で、こんなイベントが行われているのを見つけました。
「働き方について考えるトークサロン」
http://kanotetsuya.blogspot.com/search/label/salon
主宰者は、フリーのライター・編集者である狩野哲也さん。
「仕事の話を聞こう、ということよりも働き方に注目するようなサロンにすることで
誰もが自分の働き方に対して考え直すきっかけになればいい」と2008年3月にスタート。これまで、社会起業家やコンサルタント、編集者など多様なゲストを招き、セミナーを行っているそうです。
次回は4/24、「情熱の学校」を主宰するエサキヨシノリさんを招いて、開催される予定。
http://nakazakicho-u.blogspot.com/2010/03/100424vol11.html
ご興味があれば、チェックしてみては?
第4回 取材中、眠っちゃいました。
取材日当日、インタビュアーが絶対にしてはならないものの一つに「遅刻」があります。
いうまでもなく、それはインタビュアーというより、社会人として最低限のマナー。
「話を聞かせろ」「時間くれ」と自ら図々しいことを頼んでおいて、約束の時間より遅れて登場するとは、失礼極まりないわけです。
さらに、取材場所はたいてい「相手のホーム」である場合が多いもの。サッカーでもアウェイ会場では力を存分に発揮できません。慣れない場所で慣れないまま試合にのぞんではインタビューもぐだぐだに。ひいてはその後手がける原稿のデキも左右する、というわけです。
だからして、私はなるべく早めに取材先に向かい、例えばそこが会社ならロビーでちょっと時間をつぶし。場の雰囲気に存分になれ、気持ちのウォーミングアップをすませたうえで、約束の5分前くらいに「取材で伺いました、カデナクリエイトの…」と受付に向かいます。
普段なら――。
その日、恐ろしい時間に、恐ろしい電話がかかってきました。
「箱田さん、いまどちらですか?」
聞こえてきたのは担当編集者の声。
時計を見ると午後の2時。
それはまさに取材開始時刻。
某飲食店のオーナーに「店の立ち上げまでの苦労やアツい人生観などを伺う」という某雑誌のいちコーナーの取材時刻が、まさにそのとき、その時刻なのでありました。
「いまどちらですか?」の問いに、まさか「自宅のベッドの中です」と正直に答えることなどできませんでした。
「すいません! 前の打ち合わせが長引いちゃって、いまやっと終わったんです! これから伺います!!」
間違いだったのは前日、というかその日の朝10時くらいにやっと原稿を入れて、風呂に入って、「ちょっと小一時間ほど仮眠をとろう…」なんて甘い見積もりで夢の中へ入ったことでした。とにかく、速攻で着替えて、家を飛び出し、タクシーをひろい、急いで取材先へ。おもいきり40分以上も遅れて取材先へたどり着きました。
おお、良かった。取材対象である店長さんも、広報さんも、担当編集者もカメラマンも皆で楽しそうに談笑している。笑顔で迎えてくれました。
「いやいや、すいませ~ん。思った以上に前の打ち合わせが長くて、途中で電話もできなかくて…」。実にウソくさい謝罪という名のいいわけを済ませ、すぐにインタビューへ。
その方は以前はセミプロのミュージシャンとして活躍。しかし、結婚して子供もできて、年齢的にも無理できなくなって、これまでの夢をあきらめました。しかし、今度は新たな夢を追いかけようと決めて、一生懸命修行して飲食店の店長になった……と、感動的なお話をしてくれていました。
「自分がしたことで、目の前の誰かが喜んでくれる。これって音楽も料理も一緒なんじゃないかなって……」(取材対象)
「なるほどね~……」(私)
その部屋が暖房が効きすぎていたところもあると思うのです。
耳障りのいいボサノバ系のBGMもいかんのですよ。
私のもとに二度目の危機が訪れました。
「ね~…」と語尾を伸ばし、目をつむったら最後、瞼が開きません!
まだ完全に起ききれていないところで、目を閉じるという行為をはたらいたところ、睡眠欲のスイッチが突然オンになったのです。
眠い。ヤバイ。マズい。
あせっても、あせっても、目があかないのです。(ダメ)人間だもの。
「…………(ぐぅ)」
あ、ちょっといびきすらかいた気がします! イカンと、気合いをふりしぼり、なんとか声をひり出します。
「す…そ…そうですよね~……」
ダメだ。それでも目が開かない。しかたないので鼻をすすり、目頭をおさえます。『私はいま、声が出ないほどの大きな感動を味わっているのだ』のサイン。そんな小芝居でごまかしつつ、ギュギュ~っと、渾身の力で眉間をつねりました。ぶはっ! なんとか目が開いた!
「…ところで、このお店をはじめられる前のご職業は?」
「それ、さっきも答えましたけど(怒)」
取材日当日、インタビュアーが絶対にしてはならないものの一つに「居眠り」があります。
いうまでもなく、それは社会人というよりも、人として最低限のマナーです。
■今回の失格言
「遅刻」して、しかも「眠る」じゃあ、人間失格。
スポーツ支援の経営効果
不況になると、まっ先にリストラ対象になるのがスポーツ支援。一方で、今後もスポーツ支援を続けると宣言している企業も沢山あります。
以下『イザ!』から引用。
「ここ数年はいい成績を残せないでいるが、日本代表チームに多くの人材を輩出してきた。日本選手権で9回優勝をした伝統もある」という通り、集客力はリーグ一で、ファンも全国に広がる。
ただ、神戸製鋼所の経営は厳しい。2010年3月期の連結業績予想は上方修正後も経常赤字で、配当も前年の3.5円から1.5円への減配を決めた。春闘交渉でも、年間一時金(ボーナス)について、組合の年間120万円の要求に対し、経営側が17日に、105万円の満額割れを回答している。(中略)
ラグビーが盛んな欧州での事業展開の際には、ラグビーチームの存在が交渉の武器になるケースもある。厳しい経営環境の中で、今後は「こうした効果をどう投資家に説明するかが問われる」(民間研究機関のアナリスト)ことになる。
その他にも、スポーツ支援にメリットを見いだしている企業は沢山あるそうです。
「栄光ゼミナール」の栄光(クロスカントリーの恩田佑一選手)は、受験生に励みを与えるため、日本ユニシス(女子バドミントンの実業団チーム)は、女性の雇用促進の一つのシンボルにするため、旭化成(陸上や柔道の実業団)は、一緒に働く社員に仕事の勇気を与えるためといった具合です。
モチベーション、チームワーク、リーダーシップをはじめ、社内への教育効果だけを考えても、スポーツ支援には、様々なメリットがありそうです。スポーツ支援を単なる広告費にしているのか、企業価値の向上に活かしているのか。スポーツ支援に対する姿勢は、企業文化を判断する一つのポイントになるかもしれませんね。
[イザ!]スポーツ支援で問われる実利 厳しい経営環境
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/manufacturer/371407/
外注先を「クラウド」でゲット!?
ネットワーク上のサーバーにアクセスして、そこにあるソフトやデータを利用する「クラウド・コンピューティング」。パソコンの容量に依存せず“欲しいときに欲しい分だけ”利用できるとあって、効率化&コストダウンの面からも、ビジネスシーンで急速に普及しています。
すでに社内システムがクラウド化されていたり、そうでなくともクラウド型のメールサービスである「Gmail」や、クラウド型の情報管理ツール「Evernote」なんかを普段使いのビジネスツールとして利用されている方は多いはず。
そんな便利なクラウドサービスに、新たな潮流が見え始めているようです。以下TechCrunchより。
型的な繰り返し作業をクラウドを利用してアウトソーシングしようというものだ。このサービスはいろいろなところから注目を集め、ライバルとなるCloudCrowdも登場してきた。こちらも大きなプロジェクトを小さな作業項目に分割して、ネットで待ち構える作業員にアウトソースすることで効率を上げて費用を低減することを目論むものだ。
CloudCrowdの利用者が業務を投稿すると、CloudCrowdは100,000人を超えるネット上の作業者に作業を割り振る。作業達成毎に信用度を上げ、その状況によって割り振られる作業の内容が決定される。つまりあまり評価の上がっていない作業者には簡単な作業が割り振られ、評価が上がればより高度な作業も任されるようになるというわけだ。作業毎の報酬は事前に確認でき、支払いはPayPal経由で行われる。
業務内容はコンテンツのモデレーション、インターネット調査、音声やビデオからの原稿起こしやデータ入力などバラエティに富んでいる。数ヶ月前にサービスを開始し、これまでに500,000件の業務を完了している。クライアントも多岐にわたり、USCやRentCycleなども同社のサービスを利用している。
「Labor As A Service」って、字面がスゴイですけど便利は便利。もちろん“欲しいときに欲しい分だけ”というメリットもあるのでしょうが、子育て中の方や自宅で働きたい方、あとは副業なんかも含めた「新たなワークスタイル」のプラットフォームとして、ニーズは高いのではないでしょうか。
[TechCrunch]お仕事版SaaS。大いに注目を集めるCrowdFlowerに追随してCloudCrowdが登場
http://jp.techcrunch.com/archives/20100319cloudcrowd-outsources-labor-to-the-cloud/
1年間同じワンピースで過ごす女性。
環境ISOを取得する。屋上緑化に協力する。週末ボランティアに参加する――。
企業やビジネスパーソンが、何らかの「エコ」な活動を実践するのは、もはや当たり前な世の中。その手法も千差万別ですが、「その手があったか!」というスタイルで、アクションを起こす女性がニューヨークにいました。
こちらのブログ。
「Uniform Project」
http://www.theuniformproject.com/
Sheena Matheikenさんの本業は広告のクリエイターですが、彼女は2009年5月から1年間「7着ある同じ形のドレス」だけを着用して、そのコーディネートを毎日上記のブログで公開しているのです。
何日か追っていただくと分かるのですが、ビンテージの小物を使ったり、重ね着で変化をつけたり、と、その着こなしは実に多彩。ファストファッション隆盛の現代(安いから簡単に買って、簡単に捨てちゃう)に反するように、「持続可能なファッション」のスタイルを自らの身をていして提案しているというわけです。
さらにこのプロジェクトがユニークなのは、募金を募ってインドの学校に通えない子供たちをサポートする教育支援団体へ寄付していること。
実は「ユニフォーム・プロジェクト」着想のきっかけは、その名の通り、Sheenaさんがかつて着ていた「学校の制服」。インドでの学生時代、当然、毎日同じ制服を着ていたSheenaさんは、「いかにおしゃれに着こなすか」と様々なアレンジで工夫して着こなしていた。そのノウハウをいまに活かそう! と考えついたわけです。
ちなみに彼女が着るドレスは友人がデザインしたもので、販売も計画している模様。これだけのアレンジができて、しかも丈夫で、そして社会貢献にも繋がるとなれば、人気が出そう。何にしても、こうした個人のちょっとした「働きかけ」が世界を軽やかに動かすのは心地よいものです。
それにしても、かつて変形学生服で微妙な個性を競い合った元ヤンの方。驚愕のアレンジ能力で制服を街着に昇華させた元ギャルの方々。Sheenaさんに負けじと、あの時のノウハウを活かしたら、すごいことできそうじゃないですか?