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takeuchi について

東京生まれ。西武百貨店勤務を経て株式会社カデナクリエイト設立。雑誌、社内報、単行本、webなど媒体問わず執筆。興味の中心は人事制度や社内教育だったが、最近は、インターンシップ、塾、学校など『教育』全般に広がっている。苦手は整理整頓。

運動が効かない!? 座り仕事の恐怖。

デスクワークが中心の仕事をしていると気になるのが「運動不足」。そんな状況を改善しようとジムに通ったり、ウォーキングをしたりしている方は多いのでは? ところが「運動を頻繁に行っているかどうかに関係なく、長時間座り続ける生活では結局体には良くない」というショッキングなニュースが発表されました。以下、ライフハッカー[日本版]より。

いくらカラダを動かしていても、長時間座りっぱなしの生活だと結局は暖簾に腕押し、糠に釘。良くないそうです。進化生物学者のOLIVIA JUDSON氏曰く「Your chair is your enemy」。イスは我々の敵、だそうで…米紙ニューヨークタイムズに以下のように寄稿されています

毎朝ランニングをしようと、ジムへ定期的に通おうと大した問題ではありません。車や会社の椅子,自宅のソファに至るまで一日の大半が座っている状態ならば、様々なリスクと隣り合わせと言っても過言ではないでしょう。各種の癌、肥満、糖尿病、心臓疾患などを患ったり、早死にする危険性が高いのです。つまり、活発に運動を行っているかどうかに関係なく長時間の座位姿勢は好ましくないということです。
定期的に運動を行う健康的な人々でも1日当たりの座位時間が長ければ、座っている時間が短い人よりもウエストサイズが大きかったり、血圧や血糖の値が悪かったりします。毎日テレビの前に3時間以上座っている人たちは、運動するしないに関わらず、肥満傾向は同様です。座位姿勢を長時間継続することにより、例えたくさんジョギングしているとしても、その利点が相殺されているように思われます

ライターや編集者は座って作業をする時間が非常に長い仕事の代表格。この悪状況を少しでも改善するために、とりあえずこの記事を立ったまま書いてみました。効果はきっとある……はず。
[ライフハッカー[日本版]]運動してても、長時間座りっぱなしだとプラマイゼロ
http://oneclip.jp/qVwqxn/http://www.lifehacker.jp/2010/03/post_1419.html/


第4回「なぞり千本!?」グラフィックデザイナー・井上祥邦さん(3)

(竹内三保子/ニューワークタイムズ編集長・カデナクリエイト代表)
「なぞり千本!?」グラフィックデザイナー・井上祥邦さん(1)
「なぞり千本!?」グラフィックデザイナー・井上祥邦さん(2)
「なぞり千本!?」グラフィックデザイナー・井上祥邦さん(3)

人生を変えた素敵な出会い

仕事を辞めた井上さんは、デジタルハリウッドの短期コース『イメージビジュアルコース』に通い始めた。講義があるのは2週間に1回だったので、体力が落ちていても何とか通えたという。
井上:実は最後の会社で働いていた時に、アルバイトで来ていたデジタルハリウッドの学生達が、やたらとその先生の話をしていたんですよ。それで、自分もその先生の講義をちょっと受けてみたいなと漠然と思っていました。
――講義の内容は?
井上:発想方法などを習うコースでした。通ってみると、結構、精神論的な話も多く、その中ですごくいい言葉にも出会いました。
――それは?
井上:『自分を否定しない。他人と比べない。完全を求めない』。それまでの自分は全て逆のことをやっていました。大学時代ダラダラと過ごして時間を無駄にしていたので、社会人になったら、その分を何とか取り戻したいという焦りもありましたしね。あげくの果てに体を壊して働けなくなった。でも、その言葉を聞いて、マイペースというか、『オレはオレだ』みたいなある種開き直りっていうか、スッと心が軽くなりました。それもあったのかな? 3ヶ月くらい休養したらすっかり元に戻りました
就職活動を再開して、グラビア誌中心の出版社にもぐりこんだ。
井上:これまでは、単行本など書籍が中心で、文字組みがメインでした。でも、独立するなら、雑誌やグラビアもできなければ話にならないと思ったわけです。
――グラビアは、書籍とは随分違いますが…。
井上:表現の原点ではないかと思います。文字がほとんどないんですから、あれこそバランス感覚が求められます。本当のバランス感覚は、そこで学んだと思います。
――またトレースを?
井上:いえ。最初は、そのレベルではありませんでした。1枚の写真を眺めていても、その写真の良さを引き出すために、文字を上に置けばいいのか、それとも下に置けばいいのかさっぱり分からない。そんな状態でした。再び0からのスタートでしたね。
――それでは、どんな技術取得のワザを?
井上:ひたすらメモ。たとえばアダルト系だと、なぜくずした文字が多いのか、おどろおどろしく見せるのか? 文字の美しさはどうやれば際だつのか。少ないパーツをどうすれば効果的に見せられるのか? 疑問点や効果的に見せるための要素などをひたすらメモしました。トレースは、それからです。きれいだとか、かっこいいと思ったグラビアを見つけると、そのデザインをひたすらトレース。さらにラフを書くこともあります。そうしながら、『右側のこの文字が全体をひきたてているのか』といった具合に、美しいバランスの要因を分析していくんですよ。
――デザインは、論理的なんですね。
井上:論理的に考えれば、たとえば、お客さんや上司が要求しているデザインよりも、もっとこうした方がいいと思った時に、『欧文を使った方が引き締まる』とか、『写真を1枚増やせば企画の流れが分かりやすくなる』とか、『罫線や文字が入るとバランスがよくなる』と新しい提案の理由を説明できます。自分らしいデザインとは、そうやってつくっていくものだとも思います。
この会社で3年働き、グラビアや雑誌の技術を身につけ、昨年、独立を果たした。
――最初の仕事は何でしたか?
井上:それがですね、実に運命的なんですねぇ。
――もったいぶらないで教えて下さいよ!
井上:一番最初にターニングポイントになった仕事(第3回参照)の某出版社さんに、独立の挨拶に伺ったんですよ。そしたら、担当だった編集の方から『お前に会わせたい人がいる』って。それが、なんと、以前、泣かせちゃった編集者さん。思わず、『本当ですか!? あれ以来、会ってないんですよ!』と大声出しちゃいました。
――それで、それで?
井上:『実は、井上くんにお願いしたい仕事があるんだ』って、独立第一号の仕事をいただきました。本当にドラマチックな再会でした。
――それはいい話ですね! そして、次は、悪夢のようなスケジュールの仕事をウチがお願いしたと(笑)。
井上:本当に、あれはひどいですよ(笑)。何回冷や汗かいたことか…。
――次回は、絶対に、余裕をもったスケジュールにしますから。本日は、ありがとうございました。
■デザイナーになりたい人へ
井上祥邦さんからワンポイントアドバイス

デザイン事務所に入れなくても可能性は十分にあります。秘訣は欲張らないことですね。自分の場合は、アルバイト→営業→DTPオペレーターとデザイナーへの段階を意識して動いてきました。さらにデザイナーになってからは、単行本やグラビア誌や雑誌と仕事の範囲を広げていきました。方向を確かめ、一歩一歩着実に身につけていく。途中でいい出会いも沢山あるし、必ず道は開けます。
■井上さんにとって仕事とは?
「私にとって仕事とは、恩返しです。とくに私の現在の仕事は、これまで関わってきた人から依頼を受けているのがほとんどです。転々とした会社員時代に苦楽を共にした方々が、また私に仕事を依頼してくれるというのはうれしい話です。だから与えられた仕事は、感謝の気持ちを込めてベストを尽くすように心がけています。
あとは「一流の意識が一流を育む」という言葉を仕事の支えにしています。これはデジタルハリウッドの先生からいただいた言葉なんです。
“一流とは他人に認めてもらって初めて一流である。だから自分で言っちゃダメだけど、意識することで一流の振る舞いをするようになる”じつに味わい深いですよね。
ipod tocthの裏にも彫って、毎日仕事をする前に眺めています。
(おわり)

今日のヒラリー
本日は終日ワシントン。午後一番に、深刻な財政危機に見舞われているギリシャのパパンドレウ首相と国務省で会談。その後は、アフリカのガボン共和国のボンゴ大統領とイランの核開発問題などについて話し合った。

海産物中継で町うるおう

隠岐諸島の中ノ島にある海士町の町おこしが、注目を集めています。総務省の受託事業で、都内の飲食店など8カ所に、離島の模様を中継・映像配信。見事に町の活性化につながったそうです。以下、産経新聞より。

 養殖中の岩ガキや隠岐固有の黒毛和牛・隠岐牛の放牧風景を町の担当者らが撮影、編集して配信。ディスプレーを設置している東京都千代田区の島根郷土料理店「主水(もんど)」では岩ガキの旬ではない時期に、瞬間凍結技術で解凍後も鮮度の保たれる映像を流した結果、通年で岩ガキの注文が入るようになった。ビジネスマンなどが多い同区内のカフェも町のアンテナショップと光回線でつなぎ、海産物の中継を行っている。
 (中略)山内道雄町長(71)は「情報発信によって地場産品を販売する第三セクター『ふるさと海士』は目標より1年前倒しで単年度黒字を達成し、島の産業がうるおい始めた。今後もICTを活用し、首都圏にアピールしたい」などと話した。

町が活性化すれば、働きがいも生まれ、その地域で働く人が増えることも期待できます。他の町でも活用が進みそうです。
[産経新聞]「島がうるおい始めた」 ICT活用、都内飲食店で海産物中継
http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/shimane/100307/smn1003071839000-n1.htm


こちらでは男女ペアが金メダル!

何やかんやで盛り上がったバンクーバー・オリンピックが閉幕しました。中でも注目だったのがやはりフィギュアスケート。金メダルが期待されましたが、男子の高橋大輔選手が銅メダル、女子の浅田真央ちゃんが銀メダルと大健闘しながらも、あと一歩届かず……。
そんな雪辱をはらすかのように「金メダル」を獲得した日本人男女を発見。しかもペアです。以下・時事ドットコムより。

男女ペアによる洋菓子作りの国際コンクール「モンディアル・デ・ザール・シュクレ」第2回大会が6~8日、パリ郊外の見本市会場で行われ、日本が初優勝を飾った。予選を勝ち抜いた11カ国代表が参加。2位はフランス、3位はウクライナだった。
日本ペアは洋菓子店「オクシタニアル」(東京都港区)のパティシエ(菓子職人)、勝間建次さん(32)=滋賀県豊郷町出身=と谷道理絵さん(28)=富山県射水市出身=。あめ細工やチョコレートを使った菓子作りの実技を3日間競い、日本の技術力、芸術性が高く評価された。
勝間さんは「1年間これに懸けてきた。勝ててうれしい」と感無量の様子。谷道さんは「息が合って、とにかく楽しくできた」と話した。

同コンクールは、そもそも世界的にパティスリー業界における女性の活躍に注目して、2008年からスタートした「世界初の男女混合チーム」による国際コンクール。「パテシェール(女性のパティシエ)」に対する評価を高めるという目的もあるようです。すばらしい。
にしても、ならば「女性のみの大会」とか「男女混合の大会」でいいような気もしますが、何で「男女ペア」なんですかね? さすが愛の国です。
[時事ドットコム]日本の男女ペアが初優勝=洋菓子国際コンクール-パリ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010030900067


就職も塾頼み?

就職戦線の厳しさはあいかわらずです。こうした時勢を反映して、最近、就職支援会社を利用する学生が増えているそうです。以下毎日JPより引用。

採用コンサルタント会社レジェンダ・コーポレーション(新宿区)の昨年11月のインターネット調査(回答1万6419人)で、11年春入社の就職活動について、78・4%(前年は66・9%)の学生が「苦戦しそう」と回答。「利用したいもの」として、56・1%が就職活動支援会社を挙げた

就職支援会社では、エントリーシートの書き方から面接の受け方まで細かく指導。費用は10万円以上するケースも珍しくないそうです。
また、志望業界に関連する専門学校に通う人も増えています。それにともなって、「ダブル・スクールコース」を設けた学校もあるそうです。こちらについては、年間100万円もかかるところも。
現在の大学生は、小中学生の時から塾に行くのがあたりまえの世代。就職でも、競争が激しければ、一種の塾に行くのは仕方がないと考えているのかもしれませんね。 
[毎日.jp]就職難:支援会社頼み 面接の受け方教わる 費用10万円、学生「金惜しめぬ」
http://mainichi.jp/life/job/news/20100306dde041100007000c.html