先日、「ビジネスマンがすすめる就職ランキング」をご紹介しましたが、米国では経済誌『FORTUNE』が恒例の「100 BEST COMPANIES TO WORK FOR(働きたい会社ベスト100)」を発表したようです。以下に、ベスト10を引用。
2 Edward Jones(証券会社)
3 Wegmans Food Markets(小売大手)
4 Google(検索サービス)
5 Nugget Market(食品スーパーマーケット)
6 DreamWorks Animation SKG(映画製作会社)
7 NetApp(ITサービス)
8 Boston Consulting Group(コンサルティング)
9 Qualcom(ソフトウェア)
10 Camden Property Trust(住宅デベロッパー)
1位のSASはソフトウェア大手。トップに輝いた理由は手厚い福利厚生にあるようです。記事によると、月410$までの保育手当、健康保険は会社が90%を負担、病欠による有給休暇は無制限。さらに、無料で利用できる病院、屋内プールつきの広大なジム、図書館といった施設も充実しています。いたれりつくせりですね。
もっとも、これには戦略的な理由があります。
もちろんSASは社員に対して慈善事業をやっているわけではない。ABCは次のように報道している:
Managers say that investment pays off with extremely low employee turnover that in turn reduces training costs.
SASはこれにより極めて低い離職率を達成し、社員の研修・訓練費用を節約しているという。実際、離職率はソフトウェア業界にして僅か2%だ。
ちなみに、日本の企業はランクインしておりませんでした。全てのランキングは以下のリンクからどうぞ。
[CNNMoney.com]100 BEST COMPANIES TO WORK FOR
http://money.cnn.com/magazines/fortune/bestcompanies/2010/full_list
【参考文献】
[経済学101]働きたい会社
http://rionaoki.net/2010/01/2902