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hakoda について

1972年新潟県生まれ。『月刊BIG tomorrow』『Discover Japan』『週刊東洋経済』等で、働き方、経営、ライフスタイル等に関する記事を寄稿。著書に『図解&事例で学ぶイノベーションの教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』(共著)、『カジュアル起業』(単著)などがある。好物は柿ピー。『New Work Times』編集長心得。

『週刊東洋経済』2011年8月8日号で一部執筆しました。

週刊 東洋経済 2011年 8/20号 [雑誌]
こんにちは。
本日8月8日発売の『週刊東洋経済』8月20日号で、
弊社の竹内と箱田が特集記事の一部を執筆させていただきました。

テーマは『病気にかかるおカネ』。

もうタイトル以上に説明がいらない特集内容となっておりますが、
中でも「肺がん」に関する記事と「公的制度の賢い使い方」について書いております。

ぜひ!


『日本の長男 磯野カツオ35歳の憂鬱』発刊!

こんにちは。
弊社で編集制作を手伝った『日本の長男磯野カツオ35歳の憂鬱』が発売されました!
長男のための「相続」「介護」「冠婚葬祭」マニュアル日本の長男磯野カツオ35歳の憂鬱
副題は<長男のための「相続」「介護」「冠婚葬祭」マニュアル>。

長男ならばおさえておきたいルール&マナーを、日本の長男といっても過言ではない「磯野カツオ」くんを例に紹介。しかも「カツオが35歳になったなら…」という設定で(ちなみにそうなると波平は78歳、サザエは48歳)シミュレーションしながら、結婚から相続、介護問題、墓、事業承継など、あらゆるシーンでの「長男のとるべき立ち居振る舞い」を、分かりやすく紐解いています。

たとえば……。
「中島には? 上司には? いつ結婚を報告する?」
「イクラに渡すお年玉はいくら?」
「波平にベストなケアプランをつくるには?」
「波平、危篤! 誰に知らせる。どこまで伝える?」
「カツオ、檀家になる」
「カツオ、タラオ、マスオ。波平の遺産を継げる人は?」
「花沢さんのお父さん、急逝! どうする花沢不動産」

長男の方はぜひ一冊。
次男の方はぜひ二冊(そして一冊はご自身の長男へご贈答を)!

いずれにしても、よろしくお願い申し上げます。


つぶやき、まとめました。~2011年6月8日

こんにちは。
2011年6月2日~6月8日まで、@nwtimesで紹介した記事をまとめました。
って、ほども無いんですけど……。

ここって、地元で権限を確保できるポイントなのに…。(三)
■地元業者へ発注わずか 仮設住宅建設、雇用につながらず(河北新報)Yahoo!ニュース

やり方は一つではないことを改めて認識!(三)
■東日本大震災:津波被害逆手に「塩トマト」 新たな特産に(毎日新聞)

弊社も勝手に昼寝OK。寝たほうが断然効率的なことが多いですね(杉)
■【きのうの経世済民】「中途半端に我慢するより、しっかり寝てから仕事に戻った方が効率的」

仕事が3倍早くなりそうだから、赤はアリじゃないですか。(箱)
■赤いアロハ クールビズ? 行き過ぎ心配・・・ : ジョブサーチ:YOMIURI ONLINE(読売新聞)

オフィスで冷房使いたければ、変化せざるをえない?(三)
■震災後、消費意識に変化アリ?――働く男性に聞く(Business Media 誠)


『カジュアル起業 ~“好き”を究めて自分らしく稼ぐ~』が発売になりました。


こんにちは。箱田です。

本日、毎コミ新書『カジュアル起業 ~“好き”を究めて自分らしく稼ぐ~』が発売になりました。

カジュアル起業って何?

それは本業をしっかり持ちながらも、無料や低料金のネットサービスを活用して、しれっと「好き」な事で起業することです。
実は、一昨年あたりからアメリカ西海岸のIT起業家たちの潮流として、静かに広まっている起業スタイル……。
なのですが、それを実践している人って、日本にもいますよね。
ということで、以下8人のカジュアル起業家の方々を紹介させていただいています。

1人目。秋葉原でメイドさんらと環境活動・社会活動をしているNPO法人「リコリタ」の真田武幸さん。「利己な欲求を利他な活動に」という団体名がすばらしく、本書をまとめる発端の一つになっています。普段は広告の仕事をしている真田さんがイケメンかつおしゃれ過ぎなのが、難点です。冗談です。

2人目。「精巧に作られたガンプラを眺めるのが好き」なんて趣味が高じて、プラモの投稿ギャラリーサイト「モデラーズ・ギャラリー」を起ち上げたa-keiさん。普段は会社に努めつつ、週末はスタバで作業してます。きっと日本で一番ガンプラを”見ている”人です。

3人目。一階でDVD販売、地階でスタジャン通販というリバーシブル経営を続ける「スタジャンドットコム」の笠羽眞太郎さん。アダルト好き……いや、アメカジ好きにとってグッと来る“男の城”を築き上げた人です。

4人目。栃木にある『ミートショップこしみず』の小清水邦治さん。ミートショップなのに、オススメの商品がコロッケとストラトキャスターだったりします。何という振れ幅でしょう。くわしくは本書で。

5人目。週末だけ開くバー『スキーマ』を起ち上げたウェブディレクターの渡沢農さん。実家・山形と東京を繋ぐ、人と人を繋ぐ。つまりはスキマを埋めるのが彼の本質。そして「参加する側のほうが楽しくないですか?」という言葉が全てでした。覚醒のネットワーク。

6人目。閉店日の店の軒先や商店街の空き店舗など世のデッドスペースを、時間単位・週単位で貸し出す「軒先ドットコム」。オーナーの西浦明子さんは妊娠中&出産直後にコレを起ち上げました。「だって早く起ち上げたい! ってワクワクしたから」。いいですよね。

7人目。おいしいお茶を入れたいから、という理由でお茶の移動販売を続ける水戸の「出張お茶サービス社」渡辺秀明さん。キース・ジャレットが流れる軽自動車カフェなのですが、仲良くなるとアニソンも流してくれます(秘密)。

8人目。秋葉原に本店をもち、今や日本中に十数店舗を持つ鉄道模型店『ポポンデッタ』の太田和伸代表。もちろん本業が別にありまして、何とアレなんですよ。アレ。

と書いている人間はカジュアルというより軽々しいスカスカ人間ですが、登場いただいている方々は本当にすばらしい人ばかりですので、書店で見かけたら、ぜひ手にとっていただき、一冊はレジへ。一冊は目立つように『もしドラ』の横へ。もう一冊は間違えて手に取ることを願って『謎解きはディナーのあとで』の下へ。持っていっていただけると幸いでございます。


面白法人カヤックの仙台支社開設にみる支援のカタチ

まずは東日本大震災で被災された方々、心からお見舞い申し上げます。

さてこの震災に端を発する福島原子力発電所の事故、その影響で今夏見込まれる電力不足も視野に「オフィス移転」をすすめる企業が少なくありません。福島、宮城などの企業はもちろんのこと、首都圏でも疎開と称して他地域へ移転、または一部機能を移管する企業がいくつかあるようです。

すばらしい判断だと思います。

考えうるリスクをヘッジするのは、企業にとって当然の行動。むしろ「顧客が…」「取引先が…」とバリューネットワーク(または言い訳)にしばられた結果、万が一のときに身動きもとれないほうが、むしろダメな会社といえるでしょう。

そもそもITやクラウドサービスの浸透で「いつでもどこでも働ける」ことがじんわりと社会のコンセンサスになりつつあります。直接施す必要があるサービス業などは別として、機動的に職場を動かすことには、かつてほどリスクがないわけです。

それにしても、移転先、疎開先として選ばれているのは被災地からなるべく離れた場所、関西や北海道になっているようです。

なるほど。原発や余震の影響を避けるのが目的ですから、当然です。

ただ、このオフィス移転にもっと別の「価値」をつけられるのでは?

そんな想いを込めて、ウェブサイトやウェブサービスを手がける面白法人カヤック(鎌倉)が実践した移転措置が、実に素敵です。

カヤックが被災地のWebクリエイターに向けて仙台に旅する支社開設を決定

仙台というまさに被災地にあえて支社を出す判断。現地のクリエイターを受け入れると共に、積極的に現地企業に受託開発を依頼する、という思惑だそうです。ようするに、仕事を、雇用を、支社の開設によって果たそうという狙い。カヤックが持つリソースを十二分に発揮した支援策といえるでしょう。面白い。

同社が掲げる“面白”法人という言葉は、「ファニー」じゃなくて、「インタレスティング」なんだなと、改めて実感できたニュースでした。