『頭のいい人のからだの鍛え方』をやってみた。

頭のいい人のからだの鍛え方 筋肉で痩せる・体質改善する8メソッド編集部のメンバーが最近読んだ“シゴトに関する書籍”を自ら実践。その「はたらき心地」をレポートするという、安易なプラグマティズムにもとづいた書評コーナーなのです。
<今回のやってみた本>
『頭のいい人のからだの鍛え方』(中野ジェームズ修一/著 ポプラ社)
<今回のやってみた人>
須貝

答えは「筋トレ」にあり

「悪玉コレステロールが多いですね。通常の1.5倍もある。粗食を心がけてください」
と、一ヶ月ほど前に健康診断で宣告を受けてしまった。確かに最近運動不足や食生活の乱れがたたって太り気味だなと感じてはいたのだが、ここまでヒドいことになっていたとは……。まだ27歳なのに!
そんなわけで、渋々と医師の言葉どおり肉や揚げ物などを控え、カロリーをとりすぎない食生活を始めた。だが、これでいいのか!? 食生活を改めることはもちろん大事だが、これじゃあまりにも”守り”の姿勢じゃないか! まだ20代なのに、あれも食べられないこれも食べられないでは生きる楽しみが減るというもの。もっと積極的に悪玉コレステロールに立ち向かう方法はないものか。
そんなときに某誌の書評の仕事で出会ったのが、『頭のいい人のからだの鍛え方』だ。
著者はクライアントの要望に応じて体をデザインするプロ、パーソナルトレーナーの中野ジェームズ修一氏。彼が理想の体をつくるために必要な「筋トレ」の原則を伝授する内容なのだが、「体のデザイン」以外に筋トレが持つ可能性に私はハッとした。

筋肉を鍛えると、他にもさまざまな「よい変化」を享受することができる。
 たとえば……、
太りにくい体になる――基礎代謝量(安静にしていても使われるエネルギーの量)が上がり、体脂肪が落ちやすい体になる。

これだ。食事を制限するのがイヤなら、筋肉をつけて脂肪が燃えやすい体にすれば良い。これこそ求めていた”攻め”の姿勢である。試してみない手はない。
本書の内容は、著者自身も言うように非常にオーソドックスだ。基本となるのは、「目標を決めて、いつ、どんなトレーニングをやるかを設定し、実行する」、それだけだ。加えて、効果を最大限にするためのノウハウや、継続するためのモチベーションの高め方、休養の取り方などを丁寧に解説する。章立てとしては「過負荷の原則」「漸進性の原則」「継続の原則」「個別性の原則」といった、筋トレに必要な8つのメソッド(原則)で構成されている。
そこには「○○だけやれば絶対大丈夫」「2週間で理想の体に」などという甘い言葉は一切ない。しかも効果が出始めるのは、個人差はあるがトレーニングをはじめてから2か月後からだという。だが、その誠実な姿勢がいい。これなら本当に効きそうな気がする。

『頭のいい人のからだの鍛え方』を実践!

まず、「個別性の原則」を参考にして自分にあった目標とトレーニングプログラムを立てるところから始めた。目標は「いつまでに」「何を」「どうしたいか」を明確にすることが肝要だ。「ブルース・リーばりの割れた腹筋を手に入れたい!」、「体脂肪率をカズと同じ7.5%にしたい」……。いろいろと実現したい夢はあるが、今回は真面目に「2か月後に血液検査の結果(特に悪玉コレステロールの値)を基準値内にする」ことを目標にした。
次に考えるのは、目標達成のためにどんなトレーニングをしていくか。バランスよく鍛えるべき、という「全面性の原則」によれば、大きな筋肉が集中している下半身から始めて、上半身、体幹の順番で全身を鍛えるのが良いらしい。そこで、週3回のランニングをこなしつつ、9階のオフィスまでエレベーターを使わずに階段を上ることにした。そして慣れてきたら徐々に上半身、体幹を鍛える筋トレを取り入れていく計画だ。
ただし、ここで忘れてはいけないのが「漸進性の原則」。本書によれば「効率よく筋肉を鍛えるためにも、またケガの防止のためにも、体に与える負荷はいきなりではなく、徐々に大きくしていかなければならない」とある。例えばランニングでは、いきなり走るのはNG。1か月はウォーキングを習慣にするのが良いそうだ。走れないのはやや物足りないものがあるが、ここはプロの言葉に従おう。
で、2週間ほど前から平日の仕事後と休日に30分ほどのウォーキングをスタートしてみた。と同時に、9階の事務所まで階段を使うことも始めた。正直、ウォーキングより階段のほうがしんどいものがある。さらに、いつまでもウォーキングではつまらないので、3日ほど前から大胸筋を鍛えるための腕立て伏せをトレーニングに取り入れ始めた。ここでも「漸進性の原則」にならって、最初は負荷の軽い膝をついての腕立て伏せからスタート。だが、これが予想以上にキツい! 10回×3セットをやっただけなのに、3日経ったいまでも筋肉痛が治らない。……って、ちょっと焦りすぎて「漸進性の原則」から外れてたかも。
はじめて間もないので当然だが、激しい筋肉痛以外は、何かが変わった実感はない。60日ほど経過しないと効果は現れてこないのだ。だが、早くその効果を実感してみたい! と心待ちにしている自分がいることにふと気がついた。この時点で成功するんじゃないかと思っているのだが、あまりにも気が早すぎるだろうか?
というわけで今回は「この本、やってみました」じゃなくて、まだ「この本、やっています」な状況だ。結果は2か月後に発表しようと思う。上手く効果が出たら、だが。
ついに出ました、結果編。

頭のいい人のからだの鍛え方 筋肉で痩せる・体質改善する8メソッド

頭のいい人のからだの鍛え方 筋肉で痩せる・体質改善する8メソッド

  • 作者: 中野ジェームズ修一
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




ミニ四駆で遊びながら名刺交換!

80年代後半~90年代前半にかけて一世を風靡したタミヤの自動車模型『ミニ四駆』。
『グラスホッパー』や『ホーネット』。『ダッシュ! 四駆郎』や『RCカーグランプリ』といった言葉に、懐かしさとわくわく感を感じる方は多いはずです。
もっとも、かつて熱狂したミニ四駆世代も、今や20代後半。バリバリのビジネスマンとして各所で活躍されていることでしょう。
しかし、“ダッシュ軍団”は、大人になった今も健在でした。
以下、「新橋経済新聞」より。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店(港区新橋4、TEL 03-6809-1175)で3月25日、ミニ四駆レースによるビジネス交流会が行われた。集まった社会人らはレースの合間に名刺交換するなどで交流の輪を広げた。
交流会は同月24日から28日まで開催されていた「ミニ四駆フェア2010」の一環。同フェアは同社制定の「ミニ四駆の日」(=3月24日)前後に毎年行われており、異業種交流会は「新橋らしいものを」と初めて企画された。
参加したのは事前に公募した女性数名を含む50人で、3分の1はレース初参加。当日は名刺携帯と普段就業時に着用している仕事着での参加が条件となった。服装はスーツが最も多かったが、中にはつなぎにヘルメット(工事業者)、エプロン(生花業)姿の参加者も。
参加者の年齢層は20代から50代の管理職世代までと幅広く、職業もさまざま。IT企業、公務員、生命保険会社、広告代理店、出版社、建設会社などのほか、ロックミュージシャンや芸人の参加者も。同社の坂本社長も参戦し、参加者らと名刺交換を行いビジネス談義やミニ四駆談義に花を咲かせた。

以前から「接待麻雀」や「接待ゴルフ」なんてものがありますが、今後は「接待四駆」なんてものが登場するかもしれません。
「そんなおもちゃが?」ですと……?
ミニ四駆はおもちゃじゃない! レーシングマシンだ!!
[新橋経済新聞]タミヤ、ミニ四駆でビジネス交流会-レースの合間に名刺交換
http://shinbashi.keizai.biz/headline/806/


「我が子職場訪問」スタート

3月30日に、内閣府が、初の「こども職場訪問」を実施しました。内閣府や消費者庁職員の子どもたちが家族の働く内閣府の職場を訪問する試みで、当日は60人の子どもが参加しました。福島みずほ担当大臣が、以下IBTimesでその狙いを述べています。

「職場にこどもたちが来ると、上司やいろいろな人が、『ああ、こんなこどもを抱えて仕事をしているのだ』ということがわかるので、ワーク・ライフ・バランスの観点からもよいのではないか」と感想を述べた。
 また、同大臣は「家族などないふりをして働かざるを得ないような働き方を、ついつい私たちはさせられたり、したりしているわけですが、その人の背後に、私生活やこどもがいて働いているということがわかる。そうすると、職場の中で、こどもが熱を出した、帰りたいというときに、『ああ、こんな顔のこどもがいた』というように、職場だけの顔ではなく、こどもを抱えて生きているのだということが職場の中にも見える、これはよいことだと思います」と今回の企画を意義付けた。

もちろん、職場訪問は、我が子の社会勉強にもなるし、父母を敬う心を持つきっかけにもなるはず。これを機に、民間企業でも広がれば良いですね。
[IBTimes]ワーク・ライフ・バランスで新企画
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100326/52813.html
[時事ドットコム]職員の子どもが職場見学=内閣府
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010033000796


なぜ「九州じゃんがら」は生まれたか

秋葉原本店を始め、都内に6店舗を構えるラーメン店「九州じゃんがら」。
食べたことがある人もいるかと思いますが、その発祥の物語をご存じですか?
以下の読売新聞の記事で、詳しく紹介されています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20100326-OYT8T00117.htm
大手飲料メーカーのビジネスマンだった下川高士さんが、一念発起して、子供たちに人生も教える学習塾を立ち上げ。
月謝を払えない家庭に出世払いを許すために、「九州じゃんがら」を開いたんですね。
下川さんのワークスタイルに感銘を受けつつ、なんだか「じゃんがら」が食べたくなってきました。あとで行ってきます。
九州じゃんがらうぇぶ
http://www.kyusyujangara.co.jp/


上司にしたい幕末の人物は?

コカ・コーラ システムは、新入社員と管理職を対象に、幕末の人物に関するネット調査を実施しました。
上司にしたい幕末の人物では、新入社員の男性は坂本龍馬、女性は近藤勇、管理職は男女ともに勝海舟だったそうです。理由は、「カリスマ性がある」「部下を引っ張ってくれそう」(坂本龍馬)、「部下を思いやってくれそう」(近藤勇)、「部下の力を引き出してくれそう」(勝海舟)。上司に期待する能力が、年齢や男女によって違うのは興味深いところです。
一方、部下にしたいのは、新入社員は男性は沖田総司と土方歳蔵に割れ、女性は新入社員、管理職ともに沖田総司。忠実だからだという理由は全員に共通。女性は、加えて「ハンサム」をあげる人が多かったようです。土方歳蔵は、行動力が評価されました。
それに対して、管理職男性は坂本龍馬が若干ながら沖田総司を上回りました。「行動力がありそう」「仕事が効率的に進みそう」が、その理由。ちなみに新入社員の女性では、坂本龍馬はベスト5にも入っていませんでした。有能すぎて、何だか使いずらそうということでしょうか?
「一貯にお茶を酌み交わしたい」人に関しては、新人、管理職、男女とも坂本龍馬がダントツのトップでした。「生き様がかっこいい」「話が楽しそう」「今後の世の中を占って欲しい」など様々な声があがったそうです。
自分だったら?
上司は勝海舟(判断に誤りがなさそう)、部下は坂本龍馬(任せて安心!)、お茶を飲むなら福沢諭吉(話しているだけで教養が身に付きそう)。こんなところでしょうか?
幕末の人物に関する調査[PDF]
https://www.prtimes.jp/data/corp/2153/838397cbe185bdd1d4e3792e49e49077.pdf