月別アーカイブ: 2010年2月

「協同労働」法案、成立か?

「協同労働」を支援する法案が今国会に提出される見通しとなったそうです。
協同労働とは、労働者が共同で出資してワーカーズコープ(労働者協同組合)を結成し、協同で経営する働き方のこと。株式会社と違って、雇用主と被雇用者の関係がなく、労働者は対等の関係にあること、NPOと違って、個々の労働者に出資が求められることが特徴です。
ただ、日本には、ワーカーズコープに関する法律がないため、税制の優遇が受けられない、社会保障の負担が個人にかかる、などの弱点がありました。そこで、法的根拠となる法人格を新設し、活動しやすくするのが、今回の法案の狙いです。
法案成立によって、ワーカーズコープが法的に認められれば、若者や高齢者などが草の根レベルで起業し、雇用を生み出す効果が期待できるとのこと。ワーカーズコープの運営は難しそうですが、自分に合った働き方を見出す人が増えそうです。
[NIKKEI NET]「協同労働」に法人格 今国会に法案提出へ
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20100215ATFS1300W13022010.html


憧れの通話スタイル、身近に。

突然鳴る電子音。腕に巻いたそいつを口もとに近づけ、おもむろに話し始める。「はい、○○です……何ぃ!?」
SF映画やアニメでみて憧れた、男(の子)の夢を叶えてくれるツールが、いよいよ低価格で誕生しました。
それが米Kempler & Strauss社の『W Phonewatch』。腕時計型の携帯端末で、手元をタッチすると、電話はもちろんメールやカレンダーといった機能が簡単に使いこなせる優れものです。
以前からこのようなスタイルの端末はありましたが、やたらと高価なのもあり、普及とはいきまえんでした。しかし『W Phonewatch』は200ドル程度。何だか手が届きそうです。
もっとも、腕時計型電話がどのようにワークスタイルを変えるてくれるのかは見えづらかったりしますが……。とにかく「これ、実は電話なんですよ~」なんて取引先との雑談ネタとして使うには良さそうです。
[Wiredvision]200ドルの腕時計型携帯電話(動画)
http://wiredvision.jp/news/201002/2010020920.html


インターンシップで就活再チャレンジ!

高校、大学など、今年の新卒者の内定率は約7割。厳しい就職環境が続いています。一方で、新卒を採りたくても採れない中小企業も沢山あります。出会いの場が増えれば、意外とスムーズに就職が決まるかもしれません。そこで、新卒者を対象にした中小企業へのインターンシップが始まりました。以下、フジサンケイビジネスアイから引用。

経済産業省は10日、高校、大学などを今春卒業する新卒者で就職先が決まっていない「就職浪人」を対象に、中小企業での仕事を体験してもらうインターンシップ制度を4月から実施すると発表した。同制度を通じて就職に役立つ知識の習得や採用意欲を持つ中小企業と新卒者の出合いを支援することで、雇用機会を増やす狙い。(中略)
対象は高校、短大、大学、大学院などの新卒者約5000人で、15日から募集を始める。現場実習だけでなく、電話応対などのビジネスマナーを学ぶ研修も行う予定だ。就職支援大手の「学情」「パソナ」や、各地の商工会などが窓口となり、中小企業と学生との橋渡しを行う

外から眺めるのと、実際に会社の中に入ってみるのとは大違い。インターンシップによって、学生達に中小企業の魅力が伝わり、優秀な学生がどんどん入社するようになれば、それが最高の景気対策になるのではないでしょうか?
[フジサンケイ ビジネスアイ]経産省 就職浪人に中小企業インターン 新卒にも出合いの場提供
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100210-00000022-fsi-bus_all


ムカッ!「既成概念に縛られるな」

英国の調査会社が「職場でのイライラの原因」についての調査結果を発表しました(調査対象1836人)。
それによると、原因のトップは「気難しかったり不機嫌だったりする同僚」(37%)。その他、コンピューターが遅い(36%)、職場でのうわさ話・陰口(19%)、職場独特の用語の使用や経営陣の言葉遣い(18%)、電話で大声で話す人(18%)などが挙がっています。
もう一つ興味深いのは、「嫌われるオフィス用語」。トップは「Thinking outside the box」(既成概念にとらわれないで考える)で21%だったそうです。その他、「Drill down to a more granular level(もっと細かく掘り下げる)」(15%)、「Push the envelope(限界に挑む)」(12%)など、計10のオフィス用語が挙がっています。
確かに、英語に限らず、日本語でも、ちょっとイラッとくる…。
周囲がイライラしている時、その原因はあなたの意外な言葉にあるのかも。
心当たりのある人は、試しにチェックを!
[ロイター]職場でのイライラ要因、トップは「不機嫌な同僚」=英調査
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-13846120100211
http://uk.reuters.com/article/idUKTRE61923H20100210(英語)


今年のサラリーマン川柳発表

第一生命保険が毎年恒例となっている、サラリーマン川柳の入選作品100句を発表しました。以下、時事ドットコムより引用。

 「逆らえずウチのこづかい仕分け人」「二人の子、婚活、就活、親カツカツ」-。第一生命保険は10日、毎年恒例となったサラリーマン川柳の入選作品100句を発表した。政治や社会問題と絡めながら家庭での悲哀を嘆く、ひねりの利いた句が並んだ。
 「遠き日の密約メモを探す妻」「わが妻の額に欲しい『愛』の文字」など、妻に邪険に扱われる夫の心情を詠んだ句は今年も多数入選。また、「気をつけろブレる上司とキレる部下」「ほめ上手君なら他社でがんばれる」といった句も入り、お父さんたちの職場での肩身の狭さも浮かび上がった。
 一方で、「不景気で就活あきらめ婚活へ」や「温暖化なのに就活氷河期へ」など、ほろ苦い社会に直面する若い世代の句が今年は目立った。

現在、第一生命のサイトでは、さらにベストテンを決める投票を受付中です。
[時事ドットコム]「逆らえずウチのこづかい仕分け人」=第一生命のサラリーマン川柳
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010021000944