有給休暇など福利厚生の充実は、ビジネスマンに「やる気」を喚起させる誘因の一つ。
中には、こんな試みで、「創造性」まで喚起する企業が現れました。以下、同社プレスリリースより。
『チョモランマに登るので』『大リーグからオファーがきたので』『黒猫が家の前を横切ったので』などを口実に、業務に支障をきたさない日であれば社員がいつでも自由に取得日を決められます。取得は事前申請制で、ユーモアに欠けた場合、再申請が必要となります。付与日数は、毎年1 月 1 日から 12 月 31 日までの 1 日とします。 ブライダル業はお客様の晴れの日を演出するため、顧客との接客では笑顔が重要です。ちょっとしたユニークなストーリーで社員を笑わせたり社内の話題になることで、休みたい日に笑顔でリフレッシュでき、かつお客様へのおもてなしにも良い作用が生み出せるのでは、という考えのもと企画しました。
休暇日は有給休暇とし、対象は三カ月以上勤務する正社員・契約社員です。本制度の導入で、当社の年間休日は120 日となりました。導入後、第一号として休暇が認められた理由は「モナコグランプリに参戦します」でした。取得前のアイデアを社員で話し合うなど、制度自体が話題にあがることで、コミュニケーションの活性化にも繋がっています。
第一号の取得者となった社員の方は、休暇明けの出勤日に「初出場で優勝!」という見出し付きのモナコGPで喚起する自らの合成写真を持参。社内を盛り上げたとか。
オリジナリティとアイデアに溢れたウエディングプランで知られた同社。「遊び心」を普段から発揮するシステムは、休暇制度というより一種の研修制度にもなっているのかもしれません。
それにしても大学時代、「スノーボードのW杯出場を目指したいので…」とウソをついてカラオケ屋のアルバイトを辞めたことを思い出しました。ウソ。半分、本気でした。
ノバレーゼのプレスリリース
http://www.novarese.co.jp/corp/pdf/news/press/100427.pdf