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takeuchi について

東京生まれ。西武百貨店勤務を経て株式会社カデナクリエイト設立。雑誌、社内報、単行本、webなど媒体問わず執筆。興味の中心は人事制度や社内教育だったが、最近は、インターンシップ、塾、学校など『教育』全般に広がっている。苦手は整理整頓。

勤務間インターバルとは?

こんにちは。竹内です。
働き方改革とともに、最近、注目の勤務間インターバルについて、
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズウェブサイト『Bizコンパス』に書かせていただきました。

安倍首相が議長を務める「働き方改革実現会議」で決まった実行計画には、「勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備」という項目も設けられ、下記のような工程表も発表されました。

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現在では、導入企業は2%程度ですが、行動計画をひとつのきっかけに、一気に広がるのではないでしょうか?

興味のある方はチラリと覗いていただければうれしいです。


『路地裏の経済学』が電子書籍になりました!

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カデナクリエイトの創立者:経済評論家だった故・竹内宏の「路地裏の経済学」は、身近な例を使って経済を分かりやす解説した本です。現在では当たり前の手法ですが、本書が出た当時は、パチンコ産業や日本人論やコンプレックスなどを織り交ぜての分析は常識外れ。激しい批判を浴びる一方、新鮮な視点とも受け入れられ大ベストセラーになりました。

本書が出版されたのは経済の高度経済成長が終わり、成熟社会に転換しようともがいていた1979年。イラン革命をきっかけに第二次オイルショックが起こり、また渋谷に109が誕生した年でもあります。

あれから40年。「環境問題」「少子高齢化」「格差」をはじめ、日本はざまざまな問題を抱えるようになり、再び転換を迫られています。日本はどう変わりたいのか。日本がもがいていた時代に書かれた本書には、そうしたことを考えるヒントがいくつも隠れているはずです。

そんな思いで、電子書籍での復刻を思い立ち、一周忌のタイミングでの復刻の運びとなりました。

もちろん、当時を知る世代には懐かしく、知らない世代にとっては日本品質についての歴史の書としても楽しめるはずです。

電子化にあたって、当初は本人が前書きを書く予定でしたが、残念ながら間に合わず、僭越ながら娘の自分が書かせていただきました。


アポ取りの技術  「広報部を探せ」作戦

ライターになったことを心から悔やむ時がある。
それは、取材のアポがなかなか決まらない時だ。

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そもそも知らない人と電話で話すのが大の苦手。メールで済ませたいところだが、HPに代表番号しか出ていないところが多い。だから勇気をふりしぼって電話をしてるのに…。

担当者が全然つかまらない
「後日、こちらから電話します」といったのに、ちっとも電話が来ない
立て続けに断られた……。

アポが決まらないまま、締切日が刻一日と近づくごとに不安が増していく。
「本当にアポがとれるのだろうか」
「取れなかったらどうしよう」
「取材申込書の書き方が悪かったのかしら?」…。

1週間もすれば不安がイライラに変わり、やがて猜疑心に変化する。
「居留守を使っているのでは?」
「ひょっとして意地悪をされてる?」
「弱小編プロだから相手にされてない?」

こんな被害妄想的な精神状態に追い込まれるのは、悲しいほどに小心者だからだろう。

どれだけアポがとれなくても、「雑誌に白紙のページがあるのはみたことないだろう? 何とかなるものさ」と悠然と構えているライターもいる。うらやましいが、そんな真似は逆立ちしてもできない。

ならば、アポ取りの時間を少しでも短縮する努力をするしかないわけだ。

アポ取りで手間取るパターンのNO.1は、代表番号→広報部と正式な手順を踏んだケース。自分が取材したいと思うヒット商品や人気サービスは、当然、他の人も取材したい。だから、取材申し込みが殺到して担当している広報スタッフは大忙しでほとんど席にいない。

結果、代表番号に電話しても、電話しても広報の担当者につながらないわけだ。担当者とコンタクトがとれるまでに一週間近くかかるといったことは珍しくない。そこで断られると、半日は落ち込みから立ち直れない。

問い合わせ先

こんな目にあわないように、現在、実施中なのが、「広報部を探せ」作戦。教えてくれなければ、自分で探そうホトトギスというわけだ。

企業のサイトを一通りみて、「取材のお問合せ」のページがなければ、広報部検索に突入。「A社 広報 03」「A社 商品名 広報」「A社 問い合わせ」などキーワードを組み合わせて検索すれば、かなりの確率で広報の直通番号やアドレスが見つかる。直通番号が分かれば、業務時間外でも電話がつながるので、高い確率でコンタクトができる。

ニュースリリース(プレスリリース)をかたっぱしからチェックするという手もある。ニュースリリースは、企業のHP内のニュースリリースのサイト、いろいろな企業のニュースリリースを集めたニュースリリース配信サイトなどに掲載されている。

ニュースリリース

広報関連の情報を探しながら人事やサービスなど、様々なニュースリリースを眺めることは、取材の下調べにもなり一石二鳥だ。一部のニュースリリースの下に、広報の直通番号に加えて、広報担当者、さらに担当者個人のメールアドレスが出ていることがあるからだ。担当者がつかまれば話は早い。こちらの事情もわかっているので、取材の可否はすぐに教えてくれる。

「広報部を探せ」作戦に切り替えてから、イライラはずいぶんと緩和された。アポ取りでイライラしている人は、ぜひお試しあれ。ただし、いきなり広報担当者宛にメールを出すと、「な、なんで、僕のアドレスを知ってるんですか!?」とストーカーチックにみられることもあるのでご注意!


「人間拡張工学」とは? Going Digital インタビューの構成を担当しました

こんにちは。果敢にITチャレンジ中の竹内です。

今回のハーバードビジネスレビューオンラインのスペシャルトピックス「Going Digital インタビュー」では、光学迷彩で有名な稲見昌彦先生のインタビューの構成を担当しました。

いつものように大緊張でしたが、「科学者って自分が苦手なことを研究するんですよ。僕が人間拡張工学を研究するのは体育が苦手だったから。あっ。でも人工知能の研究者は…?」といきなり笑わせて下さり、なごやかムードで取材がスタートしました。

とにかく面白かったのは、先生の発想。たとえば、文明の進歩については「生物は遺伝子を変化させながら進化するけど、人間は、道具をつくったり、環境を自ら変えることによって、進歩という進化をとげている」といった考え方を示してくれました。いちいち、「へぇ~~」と目から鱗の連続でした。

バーチャルリアリティが当たり前になったら世の中どうなるのか?興味がある人は、ぜひぜひ一読してみてください。

“人機一体”で人間はどう変わるのか「人間拡張工学」がもたらす新しい世界


ビッグデータとは!? Going Digital インタビューの構成を担当しました

あけましておめでとうございます。
「IT苦手」を克服するために、最近、果敢にIT系の仕事に取り組み始めている竹内です。
ということで、ハーバードビジネスレビューオンラインのスペシャルトピックス「Going Digital インタビュー」の構成を担当しました。

今回のテーマはビッグデータについて。「スマートデータ・イノベーション」(翔泳社)の著書がある国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員/准教授の中西 崇文先生にお話しを伺いました。

そもそもビッグデータは何?という素朴な疑問から、その活用方法まで、トンチンカンな質問や反応にも呆れた顔もせず、分かりやすい例をあげながら懇切丁寧に解説してくださいました。

たとえば、所得が高いタクシーの運転手と稼ぎが悪いタクシーの運転手の走行ルートを調べることで、一般に言われている儲かるルートが間違っていることが分かったり、会議で使用されている単語とテーマの関連性を拾っていくことで「無駄な会議」か「有意義な会議」か分析できるといった身近なビッグデータの使い方で説明してくれるといった具合です。インタビュー終了後は、すっかりビッグデータ通になったような気分になりました。

そもそも中西先生は、分かりやすい解説で定評があります。ビッグデータについて今一つわからないという方は、ぜひぜひのぞいてみてください。

ビッグデータは「マス」から「個客」へマーケティングの回帰を促す