まさに逆転の発想――。ベンチャービジネスの成功譚で、よく聞かれる常套句です。そういう意味でも、この先楽しみなニュービジネスが、大分県で立ち上がりました。以下、山陽新聞より。
大分県別府市のNPO法人「自立支援センターおおいた」が、車いすに乗ってイベントや企業をPRする「ちんどん屋さん」を始め、注目されている。車いす利用者が普段の生活で感じる周囲の人々の視線を逆手に取った発想。同センターは「ビジネスとして成立させたい」と意気込む。
「車椅子泉伝志団」と名付けたメンバーの大半は車いす利用者。「街に出るとジロジロ見られる」体験をチャンスととらえ「どうせ見られるなら目立ってしまおう」と発案し、昨年6月に市の助成事業として開始した。
車いすの前後に看板を取り付け、扮装用マスクをかぶってそろいの上着を着用、音楽を流してにぎやかに市中心部を練り歩く。自らも車いすを使う同センター職員の福田浩範さん(39)は「車では行けない細い路地にも入れる」とメリットと話した。
市の助成は既に終了、今後は1回5万円で宣伝を請け負う。
「車椅子泉伝志団」と名付けたメンバーの大半は車いす利用者。「街に出るとジロジロ見られる」体験をチャンスととらえ「どうせ見られるなら目立ってしまおう」と発案し、昨年6月に市の助成事業として開始した。
車いすの前後に看板を取り付け、扮装用マスクをかぶってそろいの上着を着用、音楽を流してにぎやかに市中心部を練り歩く。自らも車いすを使う同センター職員の福田浩範さん(39)は「車では行けない細い路地にも入れる」とメリットと話した。
市の助成は既に終了、今後は1回5万円で宣伝を請け負う。
車イスの方々に新しい働き方を提供した、というのみならず、瀕死の業態であっただろう「ちんどん屋さん」の再生に繋がりそうなのも、実に痛快です。
[山陽新聞]車いすで「ちんどん屋さん」 視線を逆手、ビジネスに
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_k/news/d/2010021501000072/