【ビジネスモデルの参考書・6】『企業家とはなにか』

図解&事例で学ぶ ビジネスモデルの教科書

こんにちは。
『図解&事例で学ぶ ビジネスモデルの教科書』と合わせて読みたい「ビジネスモデルの参考書」。
6冊目は、『企業家とはなにか』。
今回、監修をしていただいた専修大学経営学部教授の池本正純先生が2004年に書かれた本です。
企業家とはなにか―市場経済と企業家機能
池本先生に監修をお願いしたきっかけは、懇意にしていたある先生から、「池本先生が適任ではないか」とご紹介を受けたことでした。専修大学の研究室に緊張しながらお伺いすると、「ああ、どーもどーも~」といった感じのフレンドリーな方で、ホッとしたのを思い出します。

池本先生が専門に研究されているのは、「企業家(企業者)論」。企業家とは、シュンペーターやマーシャル、カーズナーなどさまざまな経済学者によって研究されてきた経済学の概念です。一言で言いにくいのですが、「新しいビジネスモデル、イノベーションを生み出すリーダー」といったところでしょうか。

そんな池本先生に「『企業家論』から見たビジネスモデル」の話を伺うと、
「ビジネスモデルの構築とは、『いまだ満たされていないニーズ』と『いまだ活用されていない資源』を見つけ出し、両者の橋渡しをすること」。
その定義が、以後、『ビジネスモデルの教科書』を書き進める上でのベースとなりました。

『ビジネスモデルの教科書』では、「企業家」についてそれ以上のことは触れていませんが、『企業家とはなにか』を読めば、「企業家とは何か」「企業家の役割とは何か」などを深く理解できます。ビジネスモデルを生み出す礎を築ける一冊です。


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sugiyama

sugiyama について

1975年東京都生まれ。専修大学法学部卒業後入社。現在「月刊BIGtomorrow」「THE21」「週刊東洋経済」に寄稿中。共著に「イノベーションの教科書」「ビジネスモデルの教科書」「クイズ商売脳の鍛え方」、構成に「うまい棒は、なぜうまいのか」等。週末は野球&空手をするが、ビール&肉類大量摂取でプラマイゼロ