不景気や組織のフラット化などで課のメンバーが減り、残業は増える一方…。そんな状況を改善しようと、各社が多様な取り組みをしています。東京新聞で、コクヨの取り組みが紹介されていました。以下・引用。
「今週中にグループ各社を回りたい」
「予定に空きがあるから手伝うよ」
総合事務機器メーカー「コクヨ」(本社大阪市)の東京品川オフィス。人材開発部の社員4人が、1週間の予定を報告し合う。
週に一度のこの会合は残業削減の狙いもある。業務量の多い社員がいれば、別の社員がシェアする。呼び掛け人の小林靖課長(51)は「メンバーの業務量を平準化して時短を目指す」と話す。
仕事にメリハリをつけて効率化を図ろうと、同社は2008年6月から「働き方見直しプロジェクト」運動を始めた。部ごとに半年間行い、200人以上が取り組んだ。
中身は、業務の可視化だ。部員は出社したら、基本的に残業をしない前提で、15分刻みの業務予定を優先順位をつけてメールで報告し、終業時にも結果を送る。これらの情報を部全体で共有。朝と夜の“ズレ”を分析、業務改善に生かすというサイクルを続け、生産性を上げる。冒頭の会議のように、運動の考え方が浸透した取り組みも出てきた。
「予定に空きがあるから手伝うよ」
総合事務機器メーカー「コクヨ」(本社大阪市)の東京品川オフィス。人材開発部の社員4人が、1週間の予定を報告し合う。
週に一度のこの会合は残業削減の狙いもある。業務量の多い社員がいれば、別の社員がシェアする。呼び掛け人の小林靖課長(51)は「メンバーの業務量を平準化して時短を目指す」と話す。
仕事にメリハリをつけて効率化を図ろうと、同社は2008年6月から「働き方見直しプロジェクト」運動を始めた。部ごとに半年間行い、200人以上が取り組んだ。
中身は、業務の可視化だ。部員は出社したら、基本的に残業をしない前提で、15分刻みの業務予定を優先順位をつけてメールで報告し、終業時にも結果を送る。これらの情報を部全体で共有。朝と夜の“ズレ”を分析、業務改善に生かすというサイクルを続け、生産性を上げる。冒頭の会議のように、運動の考え方が浸透した取り組みも出てきた。
この取り組みによって、同社のオフィス家具の営業部門は総労働時間を半年で27%も削減。今後はグループ全体に広げていくそうです。
業務の可視化はなかなか手間ですが、冒頭の「仕事を手伝い合うこと」はどの職場でもできるはず。それがニュースになってしまうのは、そういう職場が少ないからかもしれませんね…。「ちょっと手伝ってもらえる?」「何か手伝いましょうか?」。そんな一言のコミュニケーションをするだけでも、残業は、大きく減るのかもしれません。
[東京新聞]残業減へ 社内で効率化
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2010042202000071.html