育児休業取得パパ、実はあまり増えてない?

ベネッセコーポレーションのシンクタンク「ベネッセ次世代育成研究所」が12月11日に「第2回乳幼児の父親についての調査」の結果(速報版)を発表しました。
それによると「家事・育児に今以上に関わりたい」と考える父親が増えている一方で(05年47.9%→09年54.2%)、「父親がかかわっている家事・育児」の項目は4年前とほとんど変わっておらず、また「育児休業制度を利用した父親」もあまり増えていないとのこと(05年2.4%→09年3.9%)。また父親として今後不安に思うことは上位3つがお金に関すること(1位「教育費用が高いこと」、2位「育児費用の負担が大きいこと」、3位「自分の収入が減少しないかどうか」)でした。
同速報版では「家事・育児に参加したいという気持ちがあっても、実際にはできず、先行き不透明な社会の中で自信をなくして苦しい立場に立たされている父親の姿」が見えてくると指摘しています。
もっとも、一番気になるのは「自分は妻に必要とされている」と感じる父親の割合が4年前と比べて減っていること(05年35.3%→09年21.1%)ですが……。
父親の家事・育児参加、4年前と比べ進まず 育児費用・教育費用の不安も拡大
第2回 乳幼児の父親についての調査
http://www.benesse.co.jp/newsrelease/20091211_001.html