女性研修は上司の理解から 神戸

女性の就業率の低さに悩む神戸市が、6月から、民間企業を対象に、キャリアアップを目指す女性社員の研修プログラムを始めるそうです。その特徴は、女性社員だけでなく、上司も参加すること。以下・朝日新聞。

 女性の就業率を底上げし、企業の意思決定にかかわる管理職に登用される女性を増やそうと、市は県経営者協会、財団法人・ひょうご仕事と生活センターの協力を得て、研修プログラムを編み出した。女性社員を育成したくてもなかなかできないという中小企業の参加を主に想定している。
 研修は6~11月の計7回。「組織の中の個」を生かすにはどうすべきかや、プレゼンテーション能力を高める方法、ワークライフバランスの取り方などを大学教授や人材育成コンサルタントらから2~4時間ずつ学ぶ。対象は、3年以上の職歴があり、神戸市内に本社・支社・店舗がある企業・団体に勤務し、勤務先の推薦を受けられる女性。組織論をテーマにした初回と研修成果を発表する最終回は上司と一緒に受講する。

いくら女性社員が能力やモチベーションを高めても、上司に女性を活用する意識がなければ、宝の持ち腐れ。上司も参加させることで、活用意識を高めることが、この研修の狙いなのでしょう。何かを変えるには、当事者だけでなく、すべての関係者の教育が必要なのかもしれません。
[朝日新聞]女性社員研修に上司も 神戸市が新プログラム
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001004150004


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takeuchi

takeuchi について

東京生まれ。西武百貨店勤務を経て株式会社カデナクリエイト設立。雑誌、社内報、単行本、webなど媒体問わず執筆。興味の中心は人事制度や社内教育だったが、最近は、インターンシップ、塾、学校など『教育』全般に広がっている。苦手は整理整頓。