人材のグローバル化のネックは?

最近、大学、企業をはじめ、外国人の受け入れに力を注ぐところが増えています。少子高齢化に対応したり、グローバル競争に勝ち残る人材を世界中から確保することが狙いです。ところが、現実は、なかなかうまくいかないようです。以下産経ニュースより引用。

『看護師の国家試験が21日、全国で一斉に行われ、経済連携協定(EPA)に基づき来日したインドネシア人の看護師候補者の約270人が試験に挑戦した。うち約100人は平成20年に来日した候補者で、帰国までの受験チャンスは今回を含めてあと2回。昨年合格者がいなかったことから、3月26日の試験結果の発表に注目が集まる。
 インドネシアの看護師候補者は約半年の日本語研修を積み、全国の病院で働きながら国家試験に向けて勉強を続けてきた。しかし、医療の専門用語には難しい漢字も多く、候補者は臨床研修より日本語の勉強に多くの時間を割いている。
 国は候補者に国家試験合格に向けた十分な教育プログラムを用意しておらず、教育は受け入れ側の病院や施設に「丸投げ」されているとして現場からは「国がもっと細やかなサポートをすべきだ」などの不満も聞かれる

ところで、大学が外国人受け入れに積極的になった大きな理由は、実は、日本人学生が「外国人に慣れること」だそうです。大学に限らず、社会全体が、まずは、そこからじっくりなのかもしれませんね。
[産経新聞]インドネシア人候補270人、看護師試験を受験
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100222/biz1002220126003-n1.htm


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sugai

sugai について

1982年山形県南陽市生まれ。『BIGtomorrow』『PCfan』『週刊 東洋経済』などに記事を寄稿。所属する株式会社カデナクリエイトではIT担当として、TwitterのレクチャーからWordPressでのブログ構築まで手広くこなす。