しかりたいけど、しかれない

社員研修を手がける(株)ミュゼは、『職場内コミュニケーション実態調査アンケート2009』を発表しました。コミュニケーションを誉める、叱る、モチベーションなど様々な観点から分析しています。
「しかる」ことに関連した項目では、上司の8割以上が、部下の育成にしかる教育を必要と感じていると答えていました。ところが、その中の7割以上が、しかり方に自信がないと答えたそうです。
部下や後輩などの指導対象者がいる人の7割弱が、部下をうまくしかれなかった経験を持つと答えています。その理由は、「ためらいや遠慮」「感情的な伝え方になってしまった」など。
また、「しかる」教育を「必要」だと思いながらも、実際に「しかっている」と答えた人は5割強。
だからといって、自信がないまま無理にしかってもいいと言うわけではありません。そもそも部下の6割以上がしかれることに抵抗感をもっているし、7割以上の人がしかられてやる気がなくなったり、嫌な思いをしたりした経験があると答えています。
「しかる」ことは、もっとも難しいコミュニケーションだといえそうです。
[中日新聞 Opi・rina]部下の指導に悩む上司の姿・・・人材研修会社調査
http://opi-rina.chunichi.co.jp/topics/20100113-2.html
職場内コミュニケーション実態調査アンケート2009
http://www.musee-inc.com/pdf/communication2009.pdf


カテゴリー: ニュース | 投稿日: | 投稿者:
sugai

sugai について

1982年山形県南陽市生まれ。『BIGtomorrow』『PCfan』『週刊 東洋経済』などに記事を寄稿。所属する株式会社カデナクリエイトではIT担当として、TwitterのレクチャーからWordPressでのブログ構築まで手広くこなす。