待機児童解消の切り札? 流山市の駅前送迎保育サービス

保育所不足による「待機児童」問題が盛んに言われていますが、千葉県流山市ではこの問題が解消されつつあるそうです。その秘密は、「駅前送迎サービス」。以下・毎日新聞。

 同市は07年4月、つくばエクスプレス開業に合わせて「流山おおたかの森」「南流山」の両駅に「送迎保育ステーション」を設置。両駅と市内全17の保育所を3台のバスで往復させている。両駅周辺には新たにマンションが建ち、大量の子育て世代が入居している。
 この送迎サービスにより、最寄りの保育所が満員でも定員に余裕のある離れた地域の保育所に預けることが可能となり、親のニーズと保育所の空きのミスマッチが解消。両駅周辺に集中する待機児童は市内全域の保育所に吸収され、ゼロに近づきつつあるという。
(中略)
 利用者の多くが東京都内の企業に勤務し、平日は午後10時まで運営。ステーション自体も少人数なら子供を預かることができ、希望すれば子供に夜食も提供される。
 流山おおたかの森駅前のマンションに入居する会社員、小川桂子さん(44)は夫妻で都内勤務。2歳の次女をステーションに預けている。社内のコンピューターシステム管理を任されているため、週1回は緊急の残業があるという。「どうしても残らないといけないときは電話して夕食をお願いする。子どもの生活のリズムが保てて大変便利」と話している。

市内全域で利用できる送迎サービスは全国で唯一らしく、これを目当てに流山市に引っ越してきた母親もいるそうです。全国に広がる日は近い? 今後に要注目です。
[毎日新聞]駅前送迎保育:流山市の共働き世帯子育て支援策が大好評 待機児童解消へ /千葉
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100423ddlk12100118000c.html


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takeuchi

takeuchi について

東京生まれ。西武百貨店勤務を経て株式会社カデナクリエイト設立。雑誌、社内報、単行本、webなど媒体問わず執筆。興味の中心は人事制度や社内教育だったが、最近は、インターンシップ、塾、学校など『教育』全般に広がっている。苦手は整理整頓。