月別アーカイブ: 2011年6月

「親指コントロール」で入力速度アップ!

パソコン(Windows)の操作に慣れている方の多くが「ショートカット」を使いこなしていると思います。

『Ctrl(コントロール)+c』で「コピー」
『Ctrl+v』で「貼りつけ」
『Ctrl+w』で「ウィンドウ、タブを閉じる」
『Alt+Tab』で「アプリケーションの切り替え」
『Windowsキー+E』で「マイコンピュータが開く」……。

とまあ、ある程度知っているとけっこう作業が速くなる反面、必要以上に知っているとけっこうキモくなります。ここは注意です。

このショートカットを使いこなそうとすると、どうしても「Ctrl」や「Alt(オルト)」といったキーを押す機会が増えてきます。しかし、ふつうのキーボードだとCtrlとAltは一番下の段。特にCtrlは端っこの小指の位置で非常に押しづらく、ショートカットを使いまくると指がつりそうになります。黙って小指の筋肉を鍛える、というストイックな対処法もありますが、面倒なので押しやすい場所にCtrl、Altを移動してしまいましょう。鍛えまくって小指だけ太くなって、「もしかしてあの人、ショートカット使いまくってるんじゃ……」なんて周りの人に思われたらイヤですからね。

今回はキーの配列を自由に変更できる、「KeySwap」というフリーソフトを使います。
こちらでダウンロードできます)
ダウンロードしたものを解凍したら、「KeySwap.exe」をダブルクリックして起動。

KeySwapを起ち上げたところ。シンプルでつかいやすい。


右のキーボードから変更したいキーを選んだら、再度右のキーボードから新たに割り当てたいキーを選ぶだけです。で、「終了」ボタンを押してアプリケーションを閉じ、パソコンを再起動するとオリジナルのキー設定になります。簡単ですね。

ポイントは、普段あまり使っている人がいないと思われる、「無変換」キー(スペースの左)、「変換」キー(スペースの右)、「カタカナひらがな/ローマ字」(変換の右)をCtrlやらAltやら頻繁に使うキーに変えてしまうことです。どこにどのキーを新たに割り当てるかは好きにしていいと思います。今回はひとつの例として私の設定をご紹介します。

これが私の設定。「Tab」まで親指で操作するのがミソ。


左の「無変換」は「Tab」、右の「変換」は「Alt」、「カタカナひらがな/ローマ字」は「Ctrl」です。私はアプリケーションの切り替えや、ブラウザ(GoogleChrome)でタブの切り替えを頻繁に行うので「無変換」にTabを割り当てています。こうすることで手をキーボードの基本ポジションにおいたまま、親指だけでアプリの切り替えやChromeのタブの切り替えが可能に。いちいち右手をマウスに伸ばす必要がありません。これは便利すぎる!

また、「C」「V」「A」「S」「Z」「F」「W」などCtrlと合わせて使うキーが左側に多いため、右の親指でCtrlを押せてめちゃくちゃ便利です。どんどんショートカットを使いたくなること間違いなしですよ。

これを思いついたときは「やばい、キーボード界にイノベーション起こしちまったよ……」とひとりで震えていたのですが、検索したらけっこうふつうに使われている小技っぽかったです。ショック。でもキーボードだけでできる操作が増えて、いちいちマウスまで手を伸ばすことが減ったのでぜひ試してください。


『日本の長男 磯野カツオ35歳の憂鬱』発刊!

こんにちは。
弊社で編集制作を手伝った『日本の長男磯野カツオ35歳の憂鬱』が発売されました!
長男のための「相続」「介護」「冠婚葬祭」マニュアル日本の長男磯野カツオ35歳の憂鬱
副題は<長男のための「相続」「介護」「冠婚葬祭」マニュアル>。

長男ならばおさえておきたいルール&マナーを、日本の長男といっても過言ではない「磯野カツオ」くんを例に紹介。しかも「カツオが35歳になったなら…」という設定で(ちなみにそうなると波平は78歳、サザエは48歳)シミュレーションしながら、結婚から相続、介護問題、墓、事業承継など、あらゆるシーンでの「長男のとるべき立ち居振る舞い」を、分かりやすく紐解いています。

たとえば……。
「中島には? 上司には? いつ結婚を報告する?」
「イクラに渡すお年玉はいくら?」
「波平にベストなケアプランをつくるには?」
「波平、危篤! 誰に知らせる。どこまで伝える?」
「カツオ、檀家になる」
「カツオ、タラオ、マスオ。波平の遺産を継げる人は?」
「花沢さんのお父さん、急逝! どうする花沢不動産」

長男の方はぜひ一冊。
次男の方はぜひ二冊(そして一冊はご自身の長男へご贈答を)!

いずれにしても、よろしくお願い申し上げます。


スマホ? スマフォ?

いつのまにやらアラフィフ世代!! いまや、びっくりするほど新しいことが分からなくなってきました。このままでは、日常業務にも差し支えそうです。というか、すでに差し支えています。新しいことに強い「アラサー世代」に習えば全て解決なのは分かっていますが、年寄り扱いされるのはちょっとシャクにさわります。聞くべきか、聞かざるべきか……。今日もそれが問題です。

取引先から来たメール。
最後に「P.S.いよいよスマートフォンに代えました!」と書いてあります。
こういう時には、気の利いた感想を返信したいものですが……。

はてさて、ガラケーもまともに使い込なせない自分には、
関心を持つべきポイントが分かりません。

かといってトンチンカンなほめ方をすれば、
会社の沽券にかかわります。

幸い、周辺には、iPhone愛用の若人がいます。
彼らに聞けばすぐにいい案を出してくれるでしょうけど…。

「そんなことも思いつかないんですか?」と哀れんだ顔されたらやだなぁ。
「人に聞く前に、ググって下さい!」と注意されたら、もっとやだなぁ。
やだなぁ、やだなぁ……。

とりあえずは、自分で考えることにしました。
大きく深呼吸。心を落ち着け、冷静に対峙すれば、案外、道筋が見えてくるものです。
え~ッと、まず「スマートフォンとは何か」を考えてみましょう。

たしか、iPhoneとアンドロイドがあったような気がします。
ということは、まずは「どっちのスマートフォンを買ったのか」を聞くのが
順序というものでしょう。

いかにもスマートフォンに関心をもっていそうな、
良い質問に思えてきました。
やればできる!

ところが……。

メールを書こうとしたら、いきなりつまりました。
iPhoneの表記は「iPhone」? 「iフォン」? 「アイフォーン」?
アンドロイドもカタカナと英語とどちらが○?
スマートフォンは「スマホ」と略した方が今風? あっ! ひょっとしたら「スマフォ」?

ネットで検索しても、いろいろな表記が入り乱れていて、
なかなか良い回答が見つかりません。
30分も検索してたら、さすがにバカバカしくなってきました。

周辺に聞く方が、おそらく賢明でしょう。

そこで…。

仕事に飽きたフリしてのびをしながら、
さりげなくアラサーの席方面に向かって、
音量大きめにつぶやいてみました。

私:「スマホとスマフォって、どっちが今風なのかなぁ?」
A:「さあ。どっちだっていいんじゃないっスか? 略さない人も多いですよ」
私:「そ、そうなんだ!」(そういえば、相手のメールは略してなかった…)
「じゃあ、iPhoneは、どう書けばいい?」(一つ聞けば、不思議といくつでも聞けます。人間の見栄とは、そんな程度なのでしょう)。
「スマートフォンは、アイフォンとアンドロイドだよね?」
B:「ブラックベリーもありますよ」(←てっきりアンドロイドの仲間だと思ってた!)
A:「原稿ですか?」
私:「ま~ねッ! アハハ…(汗)」

う~ん。あっという間に疑問がとけました。さっさと聞けばよかった。

というわけで、自信たっぷりにメールに返信できました。

>いよいよスマートフォンに代えました!
いよいよですか? ちょっと、うらやましいです。
ちなみに、どの機種にしましたか?

考えてみたら、無理して知ったかぶった「単語」を並べるよりも、
使わずにすむなら、普通の言葉で書く方がスマート。
などと余裕でのたまえるのは、
「単語」の意味や使い方をきちんと理解できたからですな。

本日のロス→悩んで悩んで30分


『週刊東洋経済』2011年6月25日号で一部執筆

週刊 東洋経済 2011年 6/25号 [雑誌]

本日6/20発売の『週刊東洋経済』2011年6月25日号で、
弊社の竹内と杉山が特集記事の一部を執筆しました。

テーマは『ストレス全対策』。
仕事のストレスから震災ストレス、ボランティアストレスまで、
さまざまなタイプのストレスへの対処法を取り上げています。

私たちは、「運動とメンタルヘルスの関係」や、「スポーツの一流選手が実践するストレス克服法」などの記事に絡んでいます。

場合によっては、運動することがストレスになる?
実は文句ばっかり言っている選手ほど成長する!?

詳しくは本誌にてどうぞ。